世田谷区議会議員・田中優子の活動日誌

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森学元議員の事件の教訓を生かす

2007年07月04日 | 議員活動
今日の読売新聞。昨日ご報告した条例提案の件が出ていました。

ただし、一つ、表現に誤解を招くものがあります。新人議員だけが対象、となっているところです。

そうではなくて、一度出した議員は次からは必要ないだろうから、新人議員が対象となる、という流れの話です。報道の仕方って、ちょっとしたことで微妙に違ってくるので怖いですね。

他会派への呼びかけはこれからですが、とにかく、この世田谷区で起きた森学(経歴詐称)事件を、ただ本人が辞職したことで終わらせるのではなく、次に生かすためにも(二度と区民の皆様に迷惑をかけずに済むように)、当選した議員が卒業証明や在職証明等を提出する、という条例を作れたら、と思います。

ところで、 森学氏のブログ、2ヶ月ぶりに更新されましたね。謝罪文?が載っています。

それによると、
「当初から辞職する考えもあった」
「議会で役に立つべきと考えて辞職するのに時間がかかった」
「議会が終了したことから辞職を決意した」
・・・ということですが、

少なくとも、議会で役に立とうと思っていたなら、議会質問の権利を放棄するはずはない、と、私は思います。ただ議場に来て座っていただけ、だったよなぁ・・・。

結局、最後まで、(謝罪文を見ても)我々が「そうだったのか」と納得できるような理由は見つかりませんでした。

しかし、陰では、ある人物に指示されたために、ここまで辞職が遅れた、という説もまことしやかに流れています。起訴猶予を交換条件としての辞職、と、話がついているのだ、という噂もあります。

こういうことには、あれこれ、ある事ない事、噂が付きまとうものですから、真相はわかりません。

しかし、いずれにしても、結果責任をとるのは自分自身でしかないことを、森氏はもっと早く気付くべき、でした。

とにかく、これでようやく一件落着。世田谷区議会は、自民党の下山よしお議員が繰り上げ当選となります。

7月1日に行なわれた、神奈川県厚木市の市議選では、当選の最下位と次点の差が0.59票差(1616.59票と1616票)でした。1票にも満たない差であっても、当選と落選に分かれることがあるのです。選挙の1票とは、それほど重いものです。

森学氏の7554票がムダになってしまったことは、大変重大な責任がありますよね。


※コンマ何票、となるのは、按分票と言って、二人以上の候補者に該当すると考えられる票(同じ名前があった場合など)を、得票率で配分するために出てくる数値です。私も、今回の選挙では、「優子」という同じ名前の候補者がいたため、3,936.798という端数がある結果でした。
 

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