つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

雲なのに筋

2007-07-26 19:08:56 | おしゃべり
さて、第894回であります。


鈴:金土日に店閉めてんじゃねぇと本気で思ったLINNで~す。

扇:金土日に閉める店? 道楽でやってんのか? とツッコムSENでーす。

鈴:道楽ではなかろう。いちおう、イギリスのオーディオメーカーだし。
だが、せっかくの東京出張で楽しみがなくなったのは事実だな。

扇:また、アンプかよっ!
ったく、音楽なんて、生とデジタルの違いさえ解りゃそれでよかろーに。(暴言)

鈴:いや、プリアンプ、パワーアンプ、CDプレイヤー、スピーカー一式だ
と言うか、それはけっこう暴言じゃないな。
気にならん人間は、いくらでもいるから、その程度ではまだまだ暴言とは言えんのぅ。

扇:そのままアンプ(+その他)と一緒に沈んでしまえ。
まー、音源に拘らない人間の認識なんてこんなもんだろーけどな。
じゃあ別の暴言で、同じ曲のアレンジを五種類も六種類も聞いて楽しい?

鈴:いやぁ、それシャレにならないよ。
だいたい、アンプによっては30キロ超えるものだってあるし(笑)
でもまぁ、音に拘らなければミニコンポでじゅーぶんだろうね。
で、同じ曲のアレンジ? アレンジでぜんぜん違うからいーんじゃねぇか。
でも5種類もあったっけなぁ……。
CD漁れば、それくらいは出そうな気はせんでもないが。

扇:お前って見かけによらず力持ちだったんだなァ……。(哀れみの視線)
アレンジで全然違う? どうせ旋律は同じだろうに。
漁れば、っつーか、東×系のCDはそれぐらい持ってたろ、てめぇ。

鈴:私のアンプはそこまで重くはないぞ。それでも17キロあったけど(爆)
旋律が同じ、って、同じすぎたらアレンジじゃないやろ。
メロディラインがかなり変わってるのとかもあるし、そういうところがまたアレンジする人間の腕の見せ所でいいのではないか。
CDそのものはたくさんあるんだが……なんせ、聞くCDは限られてるから、漁らんとわからん(笑)

扇:でも結局、同じ曲じゃん。(しれっ)

鈴:う~む、相変わらず違いのわからんヤツよのぅ……。
さておき、そろそろいつものネタに行くか。


『Wikipediaに聞け!』


鈴:さて、今週のWikiは、最近ドラマになって、さらに映画も公開されているあれです。

扇:『花ざかりの君たちへ』か?

鈴:映画化されてねぇだろっ!!
「西遊記」だ、「西遊記」!

扇:そいつは盲点だったな。
ああ、「ドラグゥーンボール」か。

鈴:星が入った玉なんか出てくるかいっ!!
さておき、「西遊記」と言えば、中国の古典で最も有名な作品のひとつ……だけど、全100回って長すぎて読む気しねぇ……。

扇:中国小説はクソ長ぇのがウリだからなァ……。
ともあれ、私は声を出して言いたいことがあるね。
牛魔王がラスボスだと勘違いしてる人がやたら多いけど、彼は飽くまで中ボスです。

鈴:え? まちゃあきの西遊記じゃぁ、思いっきりラスボス扱いじゃん!?

扇:あれは飽くまでドラマだ、原作とは違う。
まーでも、割と真面目に話を進めてた方だけどね、夏目雅子の奴は。
彼女が亡くなった時、俺の青春は終わった……。(遠い目)

鈴:やはりドラマ版は、そこに行ってしまうか……。
まぁ、YouTubeでオープニング転がってるが、夏目雅子、美人だしなぁ……。
夭折したのが本気で悔やまれる女優さんであった……(遠い目)
……って、西遊記に関係ありそうで、ほとんどない女優の話になってんな。
さておき、私らの年齢になると、どうしてもドラマの西遊記と言うと、まちゃあき、夏目雅子、岸部シロー、西田敏行の4人組しか出てこないな。
いまで言うと、慎吾ちゃんの西遊記なんだろうが……Wiki見ると、まちゃあき版は中国でもけっこう人気あったみたいだが、慎吾ちゃんのはボロクソだな。

扇:ちょうど、ダイレクトに見てた世代だからな。
慎吾ちゃんのは最終回だけ見たけど……まー、そんなもんかなって感じだったな。
ウッチャンが演技上手くて、他から浮いてた記憶だけがある。(笑)

鈴:見てたなぁ、再放送。
だが、再放送見るたんびに、パート2の左とん平は見れんかったな。西田敏行の猪八戒のイメージが強すぎる(笑)
慎吾ちゃんのは第1話のスペシャルだけ見たかな。
確かにウッチャンの殺陣は、さすがに本人、「七人のおたく」のときに実際に武術を習って、確か、いつごろかまで、ずっと続けてるって話を聞いたことがあるから、マジで殺陣だけはウッチャンのだけが妙に決まってたな。

扇:とん平も頑張ってはいたんだが……まぁ、西田には及ばんわな。
フツーに格好良かったぞ、ウッチャン。確かに、そこだけは見てもいいかも知れない。(また暴言)
今、Wikiの『西遊記シリーズ』のとこ見てるけど、1993年のスペシャルドラマ版西遊記も結構好きだったなぁ。
話は無茶苦茶なんだが、モックンと宮沢りえが共演してるだけで許す。(爆)

鈴:そこだけは見てもいいって、ほんまに暴言やなぁ。
まぁ、実際、最初見たとき、いかにウッチャンが殺陣を演じるかしか興味なかったけど(さらに暴言)
しかし、その1993版西遊記のミソはそのふたりだけでいいんかいっ!!

扇:そろそろ暴言はやめよう、君はともかく私の人気ランキングが下がるのは良くない。
いいんかいっ! って言われても、まんまそーゆー話だったし。
確か、三蔵法師が悟空の恋人の転生体かなんかで、モロにラブストーリーしてたからなぁ。
宮沢りえと言えば、昔NHKでやってた『新青春牡丹灯籠』も良かったなァ……知ってる人が少なすぎるが。

鈴:ランキングってさぁ、そもそも下から数えたほうがいいくらいなんだから、いまさら気にせんでもえーやろ(笑)
しかし、「新青春牡丹灯籠」って初めて聞いたなぁ。
相変わらず、マイナー街道まっしぐらやね。

扇:例の「マルルゥ手籠めにしたい発言」で、人気ランキングがマリアナ海溝の底まで落ち込んだ君には関係ないわな、そら。
で、誰がマイナー街道フルスロットルだとおぉぉぉ!?
俺はマイナー愛好家ではない、由緒正しき懐古主義者だと何度言わせる、貴様っ!

鈴:まぁ、確かになぁ。
とは言え、マントル突き抜けてるくらい下がってる相棒には負けるがな。
しかし、解雇主義に由緒も何もないと思うんだがなぁ。
素直に、マイナーって認めたら楽になるで~(笑)

扇:俺がいつ、人気ランキングを下げるような発言をした? きちっと事例を挙げてもらおうか。
マイナーではない、ちょっとネタが古いだけだっ!
ところで……西遊記と全然関係ない話になってるが、唐沢の奴は視てなかったのか?

鈴:う~む、ありすぎてどれを選んでいいかわからん……
とりあえず、さしあたって、上のほうの「(暴言)」あたりだな。
そういえば、西遊記の話だったな(爆)
ドラマのほうはなぁ。まちゃあきのヤツ以外は、たぶん見てない。
と言うか、Wiki見て、慎吾ちゃんの以外に、そんなに作ったのか、って知ったくらいだしなぁ。

扇:!Σ( ̄□ ̄;)
ドラマ視ろよ! 俺も最近は全然視てないが。(爆)
とりあえず、日本人は西遊記大好きだけど、実は詳しく知らないってことで締めて、次に行きますかね。


『今週の一冊』


鈴:うむ、では、今週の一冊はクロスレビューをやったことがあるこれ!
「七姫物語」(著者:高野和)であります。
端的に言えば、七つの国が少女(ヒロイン)を頂いて国盗り合戦をする物語であります。

扇:じゃ、そういうことで。

鈴:そこで終わるなぁっ!!
まぁでも、さして言うべきところはないし、言うのは実際の記事で書いてるからいーんだけど。

扇:つーかストーリーって、お前がそこに書いた通りで、他に何もないんだよなァ……。(またまた暴言)
そもそも、いかにもラスボスって感じの『某最強国の女王様』が、知力も個人戦闘力も高くて、最前線まで出張ってきて主人公の品定めするような酔狂な性格って時点で、リアリティもクソもないから、大河物としては捨ててキャラに走るしかないんだが……どいつもこいつも、どっかで見たような奴等ばっかりなんだよねぇ。(さらに暴言)

鈴:暴言って、そのまんまが暴言って言えんのかな?(これも暴言?)
まぁでも、ラスボスにリアリティがないとか、キャラものに走るしかないとか、いろいろと言いたいことはあろうが、感性派タイプには、雰囲気は出てて、なかなか浸れる作品ではあるぞ。

扇:でも、その雰囲気を支える筈の世界が薄すぎて駄目駄目なんだろ?(LINNのレヴュー参照)
実際、一巻読む限り、カラスミの心理描写に混じって出てくる情景描写って、『要するに景色が良ければどこでもいい』って感じだったし、七つの国の設定も『戦国の七雄のトップを全員ヒロインにしてみました』ってだけで、特に見るべきところはなかったものなぁ。
つーか、国盗り物語なのに、たったあれだけの時間であっさり一国奪っちまいましたって……お前ら、沖ノ鳥島あたりで七国に分かれて覇権争いしてるのか? って言いたくなる。

鈴:それを言うな……。
現代ものなら、脳内フォローがいくらでも出来るからいーんだが、異世界ファンタジーだからなぁ。
ふわふわな雰囲気に沿って、ふわふわな世界観だから読む気がしないんだよな、このシリーズ。
だが、あっさり一国奪っちまった、ってのはそのまんまだったなぁ。
ヒロインと忍者少年がうだうだやってる間に勝利してました、って展開だったし、確かに、どこの狭い土地を争ってんだ、って気はするわなぁ。

扇:異世界ファンタジーは、読者に想像させてナンボだからな。
そのためには作者が触媒を用意する必要があるんだが……『なんちゃって中国』って程度のもんしか提供してない時点で話にならんね。
残った国それぞれにヒロインを配置してるから、少年漫画的展開で巻数は稼げるだろうが、カラスミを主人公にしたミクロな話はともかく、国家間のマクロな話は期待しない方がいいだろう。
もっとも一番問題なのは、空気? って言いたくなるぐらいスカスカな文章だけどさ。(本日最大の暴言)

鈴:うわぁ……また、暴言街道まっしぐらだけど、ぜんっぜん否定できへんな。

扇:……もしかしてこれで終わり?

鈴:これ以上続けてもしょうがないやろ?(最後の暴言)


to be continued……



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