つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

そんなに出てんのかい

2007-01-04 19:02:34 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、アマゾンで検索したら第8弾なんで見て驚いたの第765回は、

タイトル:ロマネスクバリエ
著者:木々
出版社:白泉社 花とゆめコミックス(その他、ソニーマガジン、幻冬舎)

であります。

鈴:鍋をする予定で昆布だけ買い忘れたLINNで~す。

扇:それじゃダシが取れんではないかと突っ込むSENでーす。

鈴:そうなんだよ。だから、「昆布つゆ」で代用(爆)

扇:ぎょうさん使ぅてるわけね。(笑)

鈴:そう、使ってんだよ……ってちゃうわっ!!
しかし、やっぱり昆布から取るダシにはかなわんなぁ。
大しておいしくなかった(爆)

扇:それを言うてやるな。
×の素に慣らされた舌とは言え、天然と合成の区別ぐらいは付くだろうよ。
もっとも、イクラは合成でも好きだったりするがね。

鈴:合成!? 合成イクラなんてのがあるのか……。

扇:今すぐスーパーでイクラを買ってこいっ!(怒)
まったく……常識を知らん奴はこれだから……。

鈴:やだ(笑)
だって、イクラってあんま好きじゃないもん。

扇:なにぃっ!
俺が寿司屋で食うのが、イクラとアナゴとタマゴと知っての発言かっ!?

鈴:それだけしか喰わんのかいっ!!!
あーでも、オレも基本はカッパ巻きだな(爆)

扇:魚喰えよ。

鈴:喰ってるぞ。
寿司屋では、赤身がメインだが、タコとかイカとか、いろいろと。

扇:俺も食わないわけじゃないぞ。
ただ、生魚は刺身で食う方が好きなだけだ。

鈴:そだっけ?
まぁ、私はもともと生魚は好きではない。
……つーか、火を通したほうが好き。

扇:なんだ、結局どっちも寿司はあまり好みじゃないってことか。
そいや、正月の会食時なんかでは不思議がられたな~、寿司出ても喜ばない子供だったから。

鈴:いやぁ……、似たようなもんだな。
どっかのチェーン店で買ってきた寿司盛り合わせ見ても、とりあえず「食うもんがねぇ」と思ってたからなぁ。
まぁ、だから寿司屋に行って、とりあえず火通したのって何がある? って聞きたくなるし。

扇:なら、アナゴだな。(笑)
つーか、この手の『万人受けする物が嫌い』ってのは結構ハンデやね。
そこを言うと、俺は世界が滅びてもマヨネーズだけは食えないし。

鈴:穴子かぁ。
まぁ、確かにこれならどうにかなるか。
……って、マヨネーズ……そういやそうだったな。
これがダメだときついわなぁ。けっこう入ってるの多いし……って、そういやサンドイッチ関係全部ダメだな。

扇:つーかな、タコ焼きの中にマヨネーズ入れるのはやめれ。
外にかけるなら警戒しようもあるが、中に入ってたら対処のしようがない。
もちろん、サンドイッチもハンバーガーもエビフライも駄目だ。(死)

鈴:マヨ入りたこ焼きは……不意打ちもいい加減にしろ、って感じだろうなぁ。
お好み焼きにマヨが合うのと一緒で、たこ焼きにマヨは好きだが……。
しかし、エビフライは……確かに、レシピ上、かかってるのが当たり前だな……。

扇:あの不意打ちは効いた……以後、タコ焼きを買う時は中に余計なものが入ってないか聞くことにしている。
ハンバーガーは微妙なんだがな。常に辛子マヨが入ってるとは限らん。
ただ、むか~しマヨが入ってるか尋ねて、「入ってますよ~」とにこやかに言われたので、「抜いて下さい」と絶対零度の声で返したのだが、作った奴がボケ野郎だったのか、しっかり入ってて地獄を見て以降はナゲットとポテト以外食わないことにしている。

鈴:現代じゃきついのぅ、それは……。
まぁ、ファーストフードはやめたほうがよさげだな。
しかし……なんでここで食い物談義(ダメなもの)になってんだか……。
とは言え、私は豆類はとことん苦手だが。

扇:開幕で食い物話をしたのはお前だっ!
豆類駄目? それは初耳……でもないか。
でも、ビールのつまみに枝豆とか食ってなかったっけ?

鈴:枝豆は、そこまで甘くないからな。
と言うか、豆類のひどい甘さは、吐きそうなくらいイヤだ。
まー、これも昔、煮豆を食った瞬間にあまりの甘さに、マジで吐いたことがあるから、それ以来なんだが。

扇:お前さんは生粋の辛党だからなぁ。
俺に言わせりゃ、舌が焦げるような辛いもん好んで食う奴なんて、奇特な異星人にしか見えないが。

鈴:土星人が何を言うっ!
まー、辛党なのは、誰もが認めるところだから、何も言えんが……。
と言うか、だいたいノーマル(例:5倍)で、辛いっ! って言うヤツの気がしれん(爆)

扇:五倍って言葉の意味、知ってる?

鈴:カレーにおいて5倍とは、ふつうに辛いって意味だろ?

扇:では、親切な私が解説してやろう。

二倍→辛い。
三倍→激辛い。
四倍→死ぬ程辛い。
五倍→つーか、死ね。

こんなところだ。

鈴:おかしいなぁ。
3倍を中辛とするならば、

三倍→ふつう。

五倍→ちょい辛い。
十倍→ふつうに辛い。
二十倍→けっこうくるね。

なんだがなぁ。

扇:すまん……漫画の解説に入る前に一言だけ言わせてくれ。
肝臓壊して死ねっ!

鈴:そんなんで死ぬくぁっ!!!
……さておき、これ以上やると作品紹介が、激しく短くなりそうなので、ストーリー紹介です。
ある少年リドは、末の弟が頼った元精神科の開業医であったダン・トルヴィルのもとへ向かう。
そこで自らが、現代で言う超能力者である魔術使いであることを告げ、庇護を求めるが、兄シドの登場によってささやかな平穏は破られる……。
が、ダン先生のおかげで兄弟揃って再び平穏な日々を取り戻し、日常の生活を送ることになる……中での様々な出来事を綴った兄弟の物語であります。

扇:初期の絵はかなりアレなのですが、シリーズが続くにつれて安定し、最後はかなり綺麗な感じで落ち着きます。
つーか、この人の絵って、むか~し見たある作家さんによく似てる……。(笑)
では、CM。


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鈴:では、主人公兄弟の弟、リド=アゼル、通称リディー。
……いったいどこが通称なんだろうか、と言う疑問は却下(笑)
魔術使いとしては、極めて優秀だが、感受性が強く、精神的に不安定なところがあり、兄のシド、もしくはダン先生に頼りっきりな甘えん坊体質。
絵柄などからも、どう考えても性別は男の設定だが、ヒロイン。

扇:確かにヒロインだな。(笑)
いわゆる爆弾抱えた御子様で、ファザコンでブラコンという致命的な性質を持つ。
シド兄さんに頼りっきりだが……実は、決定的な場面では一人で暴走しちまうあたり、何だかんだいって自分の能力の強さは自覚しているっぽいところはある。
とにかく、会うキャラすべてに父性本能もしくは母性本能を呼び起こすという最強の属性を誇るものの、同じガキにだけは通用しないのはお約束。(笑)
ところで、兄弟喧嘩する時はいつもこいつが勝ってたんだろうなぁ……とか考えると結構薄ら寒いものがある。

鈴:まぁ、そういう意味で、シド兄さんが、コンプレックス持ちまくりなのも納得できるわなぁ。
と言うわけで、リドの兄、シド=アゼル。
最初は、いろんな理由でリドをそのくびきから解き放つ目的もあって殺しに来る、と言うダークな役割だったが、そのうち、ちゃらんぽらんだが頼れる兄貴になったひと。
つか、このひといないと、このマンガ、成立しないと思うんだけど、オレの気のせい?(笑)

扇:気のせいではなかろう。
第一話以降、リドとシドが入れ替わりで主役になるような話が続くからな。
てなわけで、能力的には弟に劣るが、性格的な部分でどうにかリドと釣り合いが取れているおにーさん。
リドが真面目な優等生タイプなら、こちらはいわゆる面倒臭がりな劣等生タイプ。
ただし、自分のことすら持て余すリドと違い、ちゃんと他の人間を気にかける余裕があるあたり、しっかりお兄さんしてたりするのは基本。
ダン先生が現れてくれたおかげで、少し負担は減ったようだが、以前は恐らく父親役も受け持っていたと思われる。
(つか、死んだ母親がシドを夫の身代わりにしてたのは明白だしな)

鈴:まぁ、ダン先生が出てきてくれたからなぁ。
……と言うわけで、その先生こと、ダン・トルヴィル。
シド&リドの末弟の出来事がきっかけで、開業医を廃業した経歴を持つ鬱なキャラ……のはずなんだが、リド&シドのおかげで廃業したはずの医院は再開、元警部の嫁さんもゲット、なおかつ、リド&シドのふたりの信頼まで勝ち得ると言う離れ業を繰り広げるも、本人は、けっこうな天然。
まぁ、天然らしい拘りのなさで、ふたりの信頼を得たところは否定できないが、話が進むに連れて、まさに「お父さん」以外の何者でもなくなった。

扇:シド&リドを揃って救い、ついでに自分も解放しちゃった凄い方。
はっきり言って、神に最も近い男だが、その実態は天ボケ気味のおとーさん。
そのあまりに強力なパワーと、作品全体を支配する父性愛により、やたらとリドに抱き付かれるポジションにいる。(笑)
なお、本作では明らかになっていないが、『クラシカル・バリエ』で設定が強化され、殆ど無敵と化した。
でもやっぱり、普段はただのほややんとした優しいお父さんである。(ただし二十八歳)

鈴:28歳にしては、老成していると言うか、何というか……。
まぁでも、このひといないと、シド&リド兄弟、破滅するしかないからなぁ。
確かに、思いっきり神様キャラだな、こやつ。
とは言え、そういう作品中の立ち位置以外にも、このひとのおかげでストーリーがなごやかになる場面は多々ある、極めて不可欠なひとではあるわね。
と言うわけで、このシリーズ、この3人を除けば、あとはさして紹介するべきキャラもいなさそうなので、これにて今回の木曜劇場はお開き! でございます。
では、Good Byeであります~

扇:この巻では、他にはいないかな……。
一応、一話で出てきた女警部さんがそれなりにいい味出してるんだけど、これ以降の巻でも、飽くまでサブ扱いだしなぁ。
以後八巻以上続くシリーズの一巻目ということで、触りにちょろっと読んでみることをオススメします。
ストーリーはかなり上手い方なので、気に入ったらガンガン続きを読むと吉。
では、今日はこの辺で、グッドバイバイであります~