思い出の釣り・これからの釣り

欧州の釣り、竹竿、その他、その時々の徒然の思いを綴るつもりです

OEG hackle samples(OEGの珍しいハックル)

2014-04-15 20:26:07 | ハックル/Hackles
注文したSprite Hookが届いたとの連絡を頂いたので、相模大野のバートンさんに初めて伺いました。
小田急線相模大野駅から歩いて5~6分。分かり易いところにありました。
先々週の日曜の昼、誰もいないお店にお邪魔し、Sprite Hook、Gossamer Silk等買いご主人と歓談します。
Pezon et MichelのSawyer Nyphme 8'10''を振らせて頂き、その柔かさにソーヤーの釣り姿にあるあの柔らかそうに曲がる竿を体感したり、と楽しいひと時を過ごしていると、さる著名な方が置いて行かれたOld English Game Cock等のハックルサンプルがあるとおっしゃる。


全てを写すのは憚られますので、一部のみ。左から1. スターリングのクイル。これは「ダン」という色の見本。その次が2. メッツで見つけた「ダン」色のハックル。その次の2枚(3.と4.)が19世紀待つから20世紀初めのハニーダン。これはリストが青ではなく黒っぽい色。一番右がインディアン・コック・ハックルで見つけたという5. ブラッシー・ブルー・ダン(Brassy Blue Dun)。


その次6.もBrassy Blue Dun。その次 7.はDark Brassy Blue Dun。最後の8.がRusty Blue Dun。


特に私の目を釘付けにさせたのが、5.のハックル。写真では見えないと思いますが、リストは非常に濃い、インキジェットなブルー。そこから生えて伸びるバーブは透明感に溢れ、先端に近づくに釣れレッド・ジンジャー・ハニーを夫々少しずつ混ぜて作った様な色になります。
こんなハックルが何枚もあったら思う様な出来映え。本当の眼福。
ここで上げられている、Honey Dun、Brassy Blue Dun、Rusty Blue Dunというのは歴史の積み重ねの中で用語に混乱が見られ、かつ、一つとして同じ色が無いといってもよい色なので、はっきりした定義が確立されてこなかったという背景での呼び名ですが、Frank Elder氏の"The Book of the Hackle"に整理されたカテゴリー(案)がありますので、後日紹介させて頂こうかと考えております。

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