今月は暫く欧州に行っておりました。ドイツはアスパラガスの季節。Sauce Hollandaiseと一緒に戴くと旬の味が口一杯に広がりました。
前回のハックルカラーの話ですが、off-colourを含め16色の中で、日本では特に注意が必要と思われるものを下記致します。
(Old English Game Cockのケープ。左からRusty Dun、Honey Dun、Badger)
4. Red
レッドというと「赤」と思われるかと思いますが、ブラウンと良く記載されているハックルを英国では伝統的にRedと呼んでいます。鶏では一番多い色で、ハックルもバーブが固い良質なものが一番多いようです。
8. Furnace
芯が黒でバーブがRedなもの。Coch y Bohddu、Greenwell等、芯:Black、バーブ中央:Red、バーブ先端:Blackというものも包括しFurnaceとして纏められております。
9. Cuckoo
Blackの横筋が入ったWhite。
10. Creel
Redの横筋が入ったWhite。
11. Grizzle
これは色ではなく、横筋が入ったハックルを指す言葉。Ginger Grizzle、Blue Dun Grizzle等。
12. Dun
これはスターリングのプライマリークイルの色と指定されておりますが、ちょっとピックかかった灰茶というような色です。カゲロウのダンの羽の色にぴったりの色です。
13. Blue Dun
ブルー・グレイ色でハックルには薄く茶色のトーンがかかるものが多い。薄いグレイから黒に近いものまでバラエティがある。
14. Rusty Dun
Blue Dunに錆色つまり赤みがかった金色が乗っているもの。Brassy Dunは黄色っぽい金色がBlue Dunに乗っているものと言われるが、実際にはRusty DunとBrassy Dunに大きな違いはなく別のカテゴリーにする必要が認められないため、全てRusty Dunに纏められている。
15. Honey Dun
Blue DunハックルのバーブがYellowからHoneyでRedに近いものもある。極めて稀なハックル。深いCopper Redのものは非常に美しいと評されるが、そのようなハックルを実際見れる人はまずいない。
このFrank Elder氏は1977年にお亡くなりになり、彼の死後出版されたのがThe Book of the Hackleですが、そのElder氏が育てたOld English Game Cockのケープを入手しましたので、この週末スターリングクイルのウィング付きフライを幾つか巻いてみました。
ダブルウィングで作れば繊細なスターリングでも簡単で丈夫なウィングとなります。
テイルに使うハックル。
ハックルはRusty Dunを使っております。
光の加減で見難いのですが、Rusty Dun、Honey Dun、Badgerを使って巻いた毛針です。
Frank Elder氏のハックルはこれまで稀にオークションで出る事があったのですが、娘さん・息子さんが受け継いだものが、暫く前からインターネットで注文出来るようになりました。娘のJaneさんによれば、日本人では私が一番最初に注文したようです。秘密にするより関心のある方々に知って頂く方が良いと思いますので、サイトを下記ご紹介させて頂きます。サイトに出ているBlue Dun、Honey Dun等はFrank Elder氏が記述したものと色が違うと思いますが、そこは各自のご判断で選ばれたら良いと思います。少なくとも私が選んだ123番のハックルは本物のHoney Dunでした。
http://www.frankelderhackles.com/index.htm
前回のハックルカラーの話ですが、off-colourを含め16色の中で、日本では特に注意が必要と思われるものを下記致します。
(Old English Game Cockのケープ。左からRusty Dun、Honey Dun、Badger)
4. Red
レッドというと「赤」と思われるかと思いますが、ブラウンと良く記載されているハックルを英国では伝統的にRedと呼んでいます。鶏では一番多い色で、ハックルもバーブが固い良質なものが一番多いようです。
8. Furnace
芯が黒でバーブがRedなもの。Coch y Bohddu、Greenwell等、芯:Black、バーブ中央:Red、バーブ先端:Blackというものも包括しFurnaceとして纏められております。
9. Cuckoo
Blackの横筋が入ったWhite。
10. Creel
Redの横筋が入ったWhite。
11. Grizzle
これは色ではなく、横筋が入ったハックルを指す言葉。Ginger Grizzle、Blue Dun Grizzle等。
12. Dun
これはスターリングのプライマリークイルの色と指定されておりますが、ちょっとピックかかった灰茶というような色です。カゲロウのダンの羽の色にぴったりの色です。
13. Blue Dun
ブルー・グレイ色でハックルには薄く茶色のトーンがかかるものが多い。薄いグレイから黒に近いものまでバラエティがある。
14. Rusty Dun
Blue Dunに錆色つまり赤みがかった金色が乗っているもの。Brassy Dunは黄色っぽい金色がBlue Dunに乗っているものと言われるが、実際にはRusty DunとBrassy Dunに大きな違いはなく別のカテゴリーにする必要が認められないため、全てRusty Dunに纏められている。
15. Honey Dun
Blue DunハックルのバーブがYellowからHoneyでRedに近いものもある。極めて稀なハックル。深いCopper Redのものは非常に美しいと評されるが、そのようなハックルを実際見れる人はまずいない。
このFrank Elder氏は1977年にお亡くなりになり、彼の死後出版されたのがThe Book of the Hackleですが、そのElder氏が育てたOld English Game Cockのケープを入手しましたので、この週末スターリングクイルのウィング付きフライを幾つか巻いてみました。
ダブルウィングで作れば繊細なスターリングでも簡単で丈夫なウィングとなります。
テイルに使うハックル。
ハックルはRusty Dunを使っております。
光の加減で見難いのですが、Rusty Dun、Honey Dun、Badgerを使って巻いた毛針です。
Frank Elder氏のハックルはこれまで稀にオークションで出る事があったのですが、娘さん・息子さんが受け継いだものが、暫く前からインターネットで注文出来るようになりました。娘のJaneさんによれば、日本人では私が一番最初に注文したようです。秘密にするより関心のある方々に知って頂く方が良いと思いますので、サイトを下記ご紹介させて頂きます。サイトに出ているBlue Dun、Honey Dun等はFrank Elder氏が記述したものと色が違うと思いますが、そこは各自のご判断で選ばれたら良いと思います。少なくとも私が選んだ123番のハックルは本物のHoney Dunでした。
http://www.frankelderhackles.com/index.htm