思い出の釣り・これからの釣り

欧州の釣り、竹竿、その他、その時々の徒然の思いを綴るつもりです

ノルマンディーRisle川釣行・Le Roy Moulin(2017年6月9日〜10日)

2017-06-12 22:58:18 | 釣行記/Fishing Trips

先月に引き続きノルマンディーのチョークストリームRisle(リール)川へ釣りに行ってきました。
パリのオルリー空港は日本の皆さんには馴染みがないかと思いますが、シャルル・ド・ゴール空港よりもパリ市内に近く、また、ノルマンディーに車で行くにも便利。チュニスエアはエール・フランスと違いオルリー発着なので、チュニスエアを選択。夜8時ちょっと前にオルリー空港からレンタカーで出発、夜10時過ぎにGlos sur Risleにある宿Le Roy Moulinへ到着です。
この宿は敷地内を流れる太い流れとその支流のRisle川の釣魚権を持っていて、そこで釣りを出来るのは宿泊者のみ。マダムは仏・英・独が出来る事もあり、仏、英、伊、米、豪、等等からの宿泊実績がある宿。過去、小生の前にも日本人のご夫婦が宿泊した事があるとマダムから聞きました。

今回は日本式で言う3階の部屋。写真で見ると一番左上の窓のある部屋です。

宿の前の芝生を越えればそこはRisle川の太い流れ。夕刻にはここでもたまに大きなライズがありました。

さて、6月9日の釣りですが、日中はライズなし。羽化も前回5月よりも少なく、どうしたのかと聞いたら、数日前に激しい雷雨があり川の状況が大分変わってしまったとの話。こういう逆境は過去も何回か経験してますので、諦観し、その状況でなにが出来るか考える事にしました。支流の方では日中ニンフに二回出たのですが、何と途中で二匹とも逃げられるという失態。

そこで夕方、上流の太い流れの方に行き運試ししました。Spent Gnat (死んだメイフライのスピナー)が流れてきたり、メイフライのダンが水面を流れたりと期待させられましたが、結論より言えばライズなし。
6月9日は結局一匹も釣れずに撃沈でした。
その日は夜10時半くらいから朝2時まで夕食。他に客がいなかったのでマダムと二人で赤ワインと地元名産カルバドスを楽しみ過ぎ大分夜更かししてしまいました。

翌6月10日は昼から支流の方で釣りを開始。水面では羽化も見られず、当然ライズもなし。しかも、週末でもあり上流からカヤックツアーの客が流れてくるという最悪のコンディション。そこで誠に不本意ながら、ニンフを投入する事にしました。使ったのはGrey Goose。グースクイルのファイバー4〜5本とゴールドワイヤだけというシンプルな毛針。それを結び、リーダーには先端を除きグリースを塗って水面に浮かぶ様にし、毛針を投げた後はリーダーの動きを注視します。

そうすると、写真右側の木の下の影になっている水面を流れるリーダーに動きがあり、合わせると魚がかかりました。「やった」と今度は逃がさない様に慎重に取り込んだのは何と虹鱒。放流魚は一匹も入れていないとマダムは言ってましたので、虹鱒もRisle川で既に定着しているという事でしょう。
因に、Risleを英米人は「リスル」と発音するけれど、Ris-leと分けて「リール」と発音する事、また昔は綴りが異なっていて、Ryleだった事もある事、宿の名前 Le Roy MoulinのRoy(王)は今の綴りのRoiとは違うけど昔の綴りのままな事、同じ様なLe Royを付けた名前が近所に多くあるので、昔は王様の通る道筋に当たっていたのではないかと思われる事、等等、どうでもいいのでしょうが、興味あるお話をマダムから伺いました。

それからライズを求め午後上流から下流まで歩きましたが、何も起こらず、一旦宿に戻り休息後夜7時から最下流の堰の下の流れで釣る事にしました。そこは背後に高い草と木があるため投げるのが非常に煩わしいところですが、何とか毛針を投げて流すと、川藻の上の水面に鱒の頭が出て丁度流していた10番のGrey Dusterを咥えました。大きなサイズのGrey Dusterはメイフライのイミテーションとしてもっと手の込んだパターンがダメでも威力を発揮すると聞いたので使った次第。
その魚、鈎がかりした後即川藻の中に逃げ込み、結局リーダーも川藻に巻き付いて魚を取り込む目処もなくなりました。仕方なく力任せに引っ張りティペットの接続部分が切れて取りあえず釣りに戻る事が出来ましたが、川藻に逃げ込む事を忘れていたのは私の完全な失態です。
多分今回の一番大きな鱒(頭が結構大きく見えたので)を失ったショックから立ち上がれないまま、French Partridge May Flyを結びより上流に投げると水面が割れ毛針を咥えました。合わせるとこれはブラウントラウトの引き。今回は慎重にやり取りして釣り上げたのが上の鱒です。

今回もオーストリアに比べれば貧果になりましたが、チョークストリームでクラッシックな釣りをするという経験に感謝です。宿に戻れば宿の大型犬ルルがお出迎え。

大型犬に飛びつかれると結構大変ですが、お転婆のルルは全く構わず飛びついてくるのでした。
尚、犬嫌いの宿泊者が居ればルルは部屋に閉じ込めておくそうですので、心配無用です。
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Lock's Fancy

2017-06-04 19:03:40 | 毛針/Flies
John Waller Hillsの著した「A Summer on the Test」にLock's Fancyというドライ・フライが出て来ます。例えば、1924年4月30日にHillsはKennet川で00番のLock's Fancyを使っております。

この毛針は今インターネットで検索しても出て来ません。しかも名前にはどのような毛針か判断する材料がありません。そこで、A.C. Williamsのパターンブックの古典「A dictionary of trout flies」を見ると、Lunn's Particularの一つ前に記載されており、ペイル・ウォータリーズの最高のイミテーションの一つとあります。
材料は:

Body: Pale primrose silk, ribbed with fine gold wire (ボディ:プリムローズシルクにゴールドワイヤで段巻き)
Hackle and Whisks: Pale honey dun cock(ハックルとテイル:薄いハニーダン・コック)
Wings: Light starling(ウィング:明るいスターリング)
Hook: 14 to 16(鈎14〜16番)

ラマダンで何もする事がない今日、昔のHuchinson鈎にLock's Fancyを巻いてみる事にしました。

Primrose silkは昔の英国のもの。新しくても1940年代のものと思われます。最近まで作られていたゴッサマー・シルクと比べると切れ易く慎重にワックスを塗り余り強く引っ張りすぎない様に気を付けます。

スターリングは何時ものようにダブル・ウィング。いいハックルを使った毛針が一回使っただけでウィングが壊れてしまうのは忍びなく出来るだけ長く使える毛針にしようとの思いからです。

小さなHuchinsonの000番鈎(17番程度)にウィングを乗せます。自然にウィングは開きますが、一度だけ八の字巻きをしておきます。

テイル、ゴールドワイヤを付けシルク糸をそのままボディにしゴールドワイヤをウィングの後ろで切ります。

薄いハニーダンのハックル。Paleというのはリスト(羽の芯の部分)が薄いブルーダンになっているという事と解釈し、それに合いそうなハニーダンを選びました。

ハックルはヘッドからテイルに向かって巻いて行き、ウィングの後ろで巻き止め余分をカット。シルクはハックルの間を何巻かしながらヘッドみ戻します。小さい毛針なので、それ程ハックルを巻けません。前後合わせて6巻き程度です。

ヘッドでウィップフィニッシュでシルクを切りヘッドセメントを落として完成。Primroseのシルクの上に載せましたが、ワックスの色等で元のシルクとは多少色が違っております。

10円玉と1ユーロ硬貨と比較した毛針の大きさ。老眼オジサンにはこれがもう限界です。
ノルマンディーの鱒か、オーストリアのグレイリングに使おうと思います。
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ノルマンディーRisle川釣行(2017年5月20日)

2017-05-27 12:44:38 | 釣行記/Fishing Trips
5月はメイフライ(May Fly: 5月の羽虫)の季節です。
5月の中旬から6月の初旬くらいまでの間、フランスはノルマンディーのチョークストリームRisle(リール)川、そして、オーストリアはウィーンから車で30分程度のチョークストリームFischa(フィッシャ)川ではメイフライが飛び交います。過去3年間ノルマンディーでは鱒を釣ること能わず、苦杯を嘗めてきたので、どうしようか本当に悩みましたが、何より竿を振るのが大事と割り切り、再度ノルマンディーのRisle川に挑戦することにしました。

5月19日早朝チュニスを出発、パリのオルリー空港ではパスポートコントロールでかなり時間をくいましたが、漸く突破し、レンタカーを借りお昼くらいに出発。そこから2時間半程でGlos sur Risleにある今回の宿Le Roy Moulinに到着しました。この宿はRisle川にプライベート釣区を持っているので、これまで挑戦して挫折したRisle川のパブリック釣区よりも確率が高いだろうという算段です。
この宿の釣区ですが、シャルル・リッツが足しげく通ったRisleのAclou釣区よりも数キロメートル下流になり、Aclou釣区の脇を通る鉄道も本釣区の直ぐ側を通っておりました。

到着した5月19日は雨。荷物を開けたら、何と、テレスコピックタモを忘れてきたので、Pont Audemerの馴染みのスポーツ用品店Decathlonへ行きテレスコピックタモを購入。何と、9.99ユーロという激安価格。勿論Made in Chinaですが、兎に角タモを入手し安心しました。
その晩は宿で夕食することにし、同宿の釣り人が帰ってきた夜10時よりようやく夕食です。同席の客は、ロンドンの金融業者という英国人2人、アミアンからというフランス人1人。そこに宿のマダム、といっても小生よりも若いのですが、が加わり、5人で食卓を囲みました。
英国人は3日宿泊したそうで、「Did you have good sport?」と聞いたところ、木曜日のイブニングライズは素晴らしかったけれど、今日は夕方になっても全く跳ねがなく、惨敗したと残念そうでした。魚を数上げる、或は大きな魚を捕獲するということだけではなく、魚釣りというスポーツを楽しんだか、という意味での質問でしたが、今日は何も釣れなかったけど、good sportだった、と総括して頂きました。
その晩は皆で話が弾み、赤ワインを一体何本空けたか良く覚えておりませんが、夜は1時まで食事が続きました。

翌日は快晴。宿の3階の部屋からRisle川を望みます。

昨晩は長かったので、マダムも漸く10時に朝食の支度。二日酔いでドロンとした英国人と元気はつらつなフランス人の釣り人と一緒にバゲット、クロワッサンを平らげコーヒーを楽しみ11時半頃釣り場に出かけました。そう言えば、英国の2人は実家が英国のチョークストリームLambournの川岸にあり、子供の頃から親と一緒にそこで毛針釣りをしていたそうですが、英国チョークストリームの総本山Testの現状を非常に嘆いておりました。曰く、日釣り券を高く売っているが故に、釣り人に大きな魚を釣らせなければならないと、野生の魚ではなく2ポンドもある養殖魚をバンバン放流して、もう野生の魚は殆どいないとのこと。でも、彼らの故郷のLambournは全部野生の魚と自慢しておりました。そして、このRisleの魚もまた貴重な野生の魚だと。
残念ながら川は濁り魚の姿は見えず、また、跳ねも全くありません。

そんな状況の中、兎に角、釣り場の探索ということで上流から下流へと跳ねを探しながら歩きます。川ではカゲロウの羽化が散発的にあり、Blue Winged Oliveの鮮やかな羽化したてのダン等奇麗な羽虫も居ましたが、この時期特徴的なAlderがヘタクソに飛んでおりました。写真がそれですが、どうむうまく撮影出来ず残念です。このAlderですが、トビケラの仲間ではありません。羽は斑の入った透明で、毛は生えてません。この虫ですが、何故か魚は好むようで、オーストリアの爆釣の湖Etrachsee(エトラッハゼー)でも6月〜7月にかけAlderが飛びます。その時、Snipe and Purpleを魚に投げるとAlderと間違えるのか良く釣れるという経験を数回しました。

さて、跳ねの無いまま、日は過ぎて行き午後5時を回りました。英国人も言っていたようにそろそろイブニング・ライズが期待出来るかとそれらしい場所に向かいます、

すると、対岸に馬と羊が放し飼いにされている区間で、川藻のあるところでライズが始まりました。
川には大型のMay Flyがそれこそパタパタという感じて飛んでます。そこに白っぽいカゲロウの羽化も混じっているようです。
そういう場合に効くだろうと、事前に用意して来たGrey Dusterを結びライズの上流に投げ込みました、

このGrey Dusterですが、黒がハッキリ入ったBadgerをハックルとテイルに使い、ボディはヘアのファーという簡単な毛針。しかし、英国では1930年代には既に万能ドライフライとして良く知られたもの。日本では見ることがほぼ無い毛針ですが、Badgerハックルは見やすくかつ一般に品質が良いので毛針が高く浮き、それもこの毛針の性能に寄与しているように感じます

さて、Grey Dusterをライズの上流に投げ込んで、毛針がライズのあった場所の付近に辿り着くと、「バシャ」と毛針に魚がアタック。ムンとアワセをくれると、魚の躍動感がPezon et MichelのSawyer Nymph竿を通じて伝わって来ます。
やった、苦節4年、漸くノルマンディー、いえいえ、フランスで最初の鱒です。
それは奇麗なブラウントラウトで、9.99ユーロの中国製激安タモに収まったのでした。
それから、French Partridge May Flyに毛針を替え、更にブラウントラウトを釣り上げます。写真の魚は大型のMay Fly鈎を咥えたその魚。

May Flyが泥と粘液で使い物にならなくなったため、また、新手のGrey Dusterに取り替えてライズを狙います。昔リッツのA Fly Fisher's Lifeで、ノルマンディーのチョークストリームをエレガントに釣る英国紳士が一匹も釣れないのに業を煮やしたリッツが、「フランスの鱒は短気なので、ライズしたら直に毛針をプレゼントしないとだめなんですよ」と説明したというエピソードを思い出し、こちらもライズを見たら直に毛針を打ち込みます。

流石に、夕刻7時半を回ると、ライズも少なく成ってきました。

空はまだ明るいですが、今日はもうそろそろ手じまいのようです。

最後に散発したライズを狙い夕方8時過ぎに最後の一匹を釣り上げました。

魚は小さかったですが、ライズを待ち、ドライフライで魚を釣り上げるという、期待通りの、それこそ英国人の言う「Good Sport」を楽しむことが出来ました。
Le Roy Moulinの釣り場ですが、最上流の大きな流れに立ちこんでMay Flyを流すと、超大物も釣れるそうです。釣りの後の夕食で別のフランス人釣り師から去年の大物鱒の写真を見せてもらいました。
これは、チュニジアがラマダンで仕事にならなくなる6月にでも再挑戦しましょうか。。。
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Sneck鈎に毛針を巻く

2017-04-23 11:06:03 | 毛針/Flies
英国の古い鈎を入手したので、次の釣行に備え毛針を巻く事にしました。
とは言っても老眼が進行し近くが全く見えない事と仕事帰りの夜間の作業というオジさんには大変ハードルの高い仕事。昔のように意欲一杯で次々に巻くという訳にはまいりません。

それでも一週間コツコツやって、全部で21鈎巻きためました。

Orange Quillは12鈎。実際のハッチに関わり無くオーストリアのMur川のグレイリングにはこのオレンジ、否、水に濡れるとダークブラウンか?の鈎が良く効くのです。サイズはSneckの1番(14番)。但し、ゲイプはAlbert PartridgeのWide Gape鈎の16番くらい。グレイリングのおちょぼ口にも十分吸い込まれる大きさです。

Tup's Indispensableは2鈎。

Kite's ImperialはLarge Dark Oliveをイメージ。2鈎巻いて見ました。

それから、ドライがだめな場合、欧州でも日本でも実績のあるSnipe and Purpleも5鈎結びました。Snipeのハックルが厚めですが、釣りをしてハックルが抜けてくると更に良く効いてくると思います。尚、ドライフライはアップアイ、ウェットフライはダウンアイに結びました。

夜なべ仕事の毛針巻き。Sneck鈎をバイスに固定し、PearsallのGossamerシルク糸で下巻きします。このシルク糸は伸縮しないのでワックスを効かせて一巻きすると思う通りに材料が固定されます。

Starlingのクイルを用意します。耐久性と扱い易さを狙い二重にします。一匹かける毎にウィングが壊れたら、オールドイングリッシュゲームコックのハックルがもったいないので。

二重にしたクイル色の薄い側同士を合わせると自然にクイルウィングは広がります。

シャンクに結びますが、二重のクイルにすると強さが出て修正も容易。結構簡単に結べます。

こんな感じにウィングが乗りました。若い方には想像出来ないと思いますが、老眼で手前が見えないのでこんな簡単な作業でも神経が疲れます。

Frank Elder氏の遺されたオールドイングリッシュゲームコックのハックルを結びます。

アイから巻き始め、ウィングの後ろまでハックルを巻いたら、シルク糸でハックルの間をアイに向かって巻いていき、ウィップフィニッシュでヘッドを作って出来上がり。平日の仕事帰りの疲れた状態では2鈎を作って終わりというペースでした。
5月は忙しいので欧州に釣りに行けそうになく、断食月ラマダンで暇になる6月に向けカタツムリのペースになると思いますが毛針を巻きためたいと思います。
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Hardy Loch Leven (Special) H34617 (1960年製)

2017-04-09 14:26:11 | Hardy Palakona
Loch Levenは1929年から1939年まで製造された湖でのウエットフライ釣り用の竿。James Leighton Hardy氏の著書"The House the Hardy Brothers built"によれは、11'6、12'6の3本継の竿となります。
そのLoch Levenの名を冠した10'の2本継のパラコナ竿を英国から先日入手してしまいました。製造番号H34617ですので、1960年製。Loch Levenの後に"(Special)"と銘が入っておりますので、特注品か特別復刻版と思います。

ロンドンの宿に届けられたこの竿はグリップにプラスチックは巻かれておりませんでしたが、新品にしか見えない状態の竿です。

さすがに、10'の2本継ですので、全体像を写すのはちょっと無理です。

赤い段巻きが施されておりますが、リングのラッピングは緑のシルクでティッピングされております。この色の組み合わせは他の竿には見られないものです。
(追記)1939年製のLRH Wet 9'3''で同じ様に緑のシルクでティッピングされた赤のラッピングの例がありました。これはウェットフライ釣り用の竿独自の仕様なのでしょうか。

メタル部品は未だピカピカ。今年で57歳とは全然思えません。

フェルールはHardy独自のロックファスト。使用中にフェルールが外れる事はありません。

フルオープンブリッジ。

2本継の竿は通常は替えトップが付いて来ませんが、特別製造なのか2トップとなっております。

竿袋は流石に57年の歳月で色あせております。

銘にはLoch Leven (Special)とあります。

1960年代のパラコナ竿の銘は大振りで踊ったような手書きになりますが、これは未だ1950年代に記銘していた担当の方のマニュスクリプトのように思えます。

しかしながら、1950年代のパラコナ竿には通常見られないフックキーパーが付いております。

ピカピカの竿尻には製造番号H34617と刻印されております。

コルクグリップの上の方にはバーニッシュが広がっております。
この竿の調子ですが、ロッホスタイルの釣りの竿と言えばイージーアクションの竿と思うのですが、さにあらず。新品で未だ張りが強い事もあろうと思いますが、Gold Medalの様に胴調子でありながら、ティップのみを曲げる事も容易で、先日ご紹介したPezonのSawyer Nymphと同じ様な調子です。従い、ドライフライにもウェットフライにも今の状態であれば使えそうです。またライン番手は記載されておりませんが、AFTM 5〜6番が合うのではないかと思います。最も、竹竿の場合は許容範囲が広いので、AFTM 4でも7でも使えると思います。

さて、昔Phantom 10'の記事のところで、HardyのRod Pattern Numbers Bookに触れました。このノートはHardyが過去の同社製の竿の仕様を将来に亘って残す為に自社で保管した基準竿をリストアップしたものです。

それを広げると、1番〜25番までがサーモン竿、26番〜143番が毛針竿(鱒竿)となっております。

更に鱒竿の一番、26番はLoch Levenの10'、2本継の竿で、1969年7月3日に基準竿が登録されております。

冒頭のJames L. Hardy氏の本ではLoch Levenな11'6"、12'6"の3本継の竿となっているのですが、11'6の3本継は基準竿であるものの、10'と10'6''は2本継の竿が基準竿となっており、1939年と1969年の間に何か仕様の変更か或は特別復刻製造がされたのか、何らかのイベントがあったような雰囲気です。本竿はその確たる証人という事でしょうか。
(追記)1935年のアングラーズガイドにLoch Levenに10'と10'6''が追加されたとありました。
10'の2本継ですので、飛行機で運ぶのは追加料金がかかる可能性があり面倒そうですが、オーストリアでの釣りに連れて行ってやりたいなと妄想しております。
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養沢釣行(2017年3月17日・18日)

2017-04-01 09:34:25 | 釣行記/Fishing Trips
3月中旬、所用があり一時帰国致しました。
用事も何とか片付け、週末のチュニス帰路までの間、3月17日(金)・3月18日(土)の二日間養沢へ行って参りました。2017年の初釣りです。
未だ気温も10度程度、水温は7度と寒く、ドライフライでは出ないだろうなとは思いましたが、スーツケースに斜めに入れられる竿はHardy Marvel 7'6''三本継だけなので、それを持参。淡い期待を胸に都心から電車・バスで川へ向かいます。

3月17日は平日なので、電車のダイヤの都合上、養沢には8時半過ぎにしか到着出来なかったのですが、既に17番という番号。相当人が入っていたようです。それで、この時期でも魚の動きが期待出来そうな遠藤前を目指し歩いて行きました。

遠藤前は水が少なく流れは通常よりゆっくり。この難条件下でドライフライを投げましたが、一回魚が出たものの、痛恨の合わせ切れ。そこから先は音信不通になりましたため、スナイプ アンド パープルを結びました。この毛針、紫色のタイイングシルクのボディにスナイプのフェザーという簡単極まるものですが、水温が低い条件下、過去数々の魚を掛けてきた実績のある鈎。養沢に来る前も、ニンフを使うのは嫌なので、多分これでなければダメだろうなと思っていたものです。上の写真の鈎は魚を掛けてシルクがボロボロになったもの。

ティペットはそのままにして、リーダーにはグリースを塗り良く浮かぶようにします。毛針は唾で濡らして沈み易く下準備をした上でアップストリームに投げ込みます。光の関係で見難い場合もありますが、水面に浮かぶリーダーの動きと魚の動き、そしてblind man's sixth senseという言葉がピッタリの第六感でアタリを待ちます。写真の流れではリーダーの動きだけでアタリが良くわかり、おかげさまで沢山の虹鱒に遊んでもらいました。

翌3月18日も、都心に居てもやる事はなし、代々木上原駅まではタクシーで、そこで5時36分の小田原行き急行にのり南武線経由立川で武蔵五日市線へ乗り換え、7時半前には養沢に到着です。前日よりも陽光が暖かい中、同じ場所で同じ毛針を振ります。暖かさが気持ち良く、また、金曜日よりも人が少なかったためもあり快適な釣りになりました。

虹鱒の口の右側にはスナイプ アンド パープルがしっかりかかっております。昔の達人の様に目印のようなものは付けずに竿先の感覚とリーダーの動きを中心にアタリを取って行く技を磨くにはこの手の釣り方は多分入門し易いものではないでしょうか。流石にMarvel 7'6''の短竿では竿先の感覚でというのはフライラインの処理に難があり、養沢ではリーダーの動きでのアタリ取りが中心になりましたが。

昼過ぎには帰りのバスに乗りたいので、午前中で遠藤前の流れにお別れし、事務所下でちょっと遊ぶことにしました。

事務所下では毛針のスローリトリーブに虹鱒・山女魚がアタックしてくれ、根を詰めない気楽な釣りが出来ました。でも釣れるヤマメは全て脂ビレがちゃんと付いている魚。私は養沢の標識山女魚を未だ釣った事がありません。

そんな釣りの最中、水面にカゲロウが流されて来るのを見ました。羽化に失敗してもがいているので可哀想に思い石の上に置きます。和名でマエグロヒメフタオカゲロウ、欧州の釣り師は簡単にマーチブラウンと呼ぶカゲロウ。サイズは13番くらいでしょうか。後少ししたらドライフライで楽しめるかなと思う次第です。
欧州の釣り場は未だ未だ釣りになりませんが、4月末以降フランス・ノルマンディーだったら大丈夫かなと期待しております。
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Pezon et Michel Sawyer Nymph 8'10'' (1975年製)

2017-02-26 14:39:42 | Fishing Tackles

また新しい竿がチュニジアにやって来ました。ペゾン・エ・ミシェルのソーヤー・ニンフ8''10'です。
ペゾン・エ・ミシェル(仏語発音はペゾン・エト・ミッチェルではありませんので念のため)の竿は英国で流行し、FarlowsやSharpe'sがブランク供給を受けて英国内製造・販売をするなどしたためか、大陸欧州以外でも英国内で結構出物があるのですが、この竿もその一つ。英国某所で退蔵されていたものを入手したものです。

どう見ても新品にしか思えない竿でフェルールもキツく、竿自体も張りと固さがあり全然使いこなされていないのが感じられます。

ハーディーの60年代前半までの竿と違い、トップリングは瑪瑙等が入っていないもの。1950年代に登場したプラスチックラインの使用を前提に設計された竿である事が判ります。

ペゾンの竿はPPPシリーズがスタッガード(トップとバット・セクションの長さが違う)デザインになっている等特徴がありますが、この竿の特徴はグリップとバット、トップの3セクションに分かれている事です。

グリップ側は雌フェルールになっておりますが、バット側の雄フェルールにはポッチが出ており、グリップ側の切れ込みに合わせれば使用中にズレる事がありません。しかしながらこの竿は未だ新しいからか、奥までフェルールを押し込めないので未だその機能を使えません。

インスクリプションは8'10''、#5/6となっており、AFTM 5〜6番を使うSawyer Nymph Mark IIです。

ここで気づいたのですが、この竿はNymphと書いてあり、仏語のNympheではありません。最初から英国向けの前提で英語のネーミングとなったのでしょうか?

ここで製造番号を見てみます。そこには724581057と9桁の数字が並んでおります。

ペゾンの竿はハーディーの竿の様にきちんと製造年を遡る事の出来る製造番号システムを持っていないのでやっかいですが、1970年代の竿の場合は、最初と最後の数字が製造年を示し(この場合は77:77年製)、左から2番目〜4番目の3桁の数字がモデルコード(この場合は245:これはSawyer Nymph Mark Iのモデルコード)、左から5番目〜7番目の3桁の数字が竿の長さ(この場合は810:8'10'')を示すという情報はあり、この竿の製造番号も大凡それで説明可能なのですが、左から8番目の数字5が一体なにを表すのか(1977年中5番目に作られたSawyer Nymph竿という意味か?)また、本竿はAFTM 5〜6番のライン用のMark II (モデルコードは243)なのに何故Mark Iのモデルコードなのか、判然としません。

(追記)
本記事にコメントを頂いたスナフキン様の情報と他のサイトの情報より、724581057は、製造年:Y、製造月:M、モデルコード:C、竿の長さ:L、とした場合、YCCCLLLYMとなり、1975年7月製造のモデルコード245、竿の長さ8'10''の竿というように理解致します(2017年3月5日)。スナフキン様ありがとうございました。


これは日本で山一マークと呼ばれるもの。これは山ではなくひっくり返してTと読み、仏語のTruiteの頭文字を示し、一というのは只の線で、そこからグリップまでの長さ23cm。つまり当時のフランスに於ける鱒の体長制限を示すものです。

バットリングはハーディーとは違い瑪瑙は入っておらず安価かつシンプルな仕様です。

さて、この竿のリールフットですがこれがちと厄介です。

バットエンドにキャップがあり、それをリングで締めるという特段特徴のないものですが、

手持ちのリールですと、1980年代のパーフェクトしか入らないのです。

それも先っぽが一寸だけ入るという程度。

このSawyer Nymph竿は英国のニンフ釣りの革新者Frank Sawyerの名前を冠したもので、Sawyerスタイルのニンフ釣りのために開発されたような印象を与えておりますが、実際のところはさにあらず、元々ウェットフライ釣り用に開発・販売されていたものをSawyerの名前を使ってリネームし、マーケティングしたというのが真相。そのため、アクションは胴調子。但し、トップセクションのみを振り方により曲げる事も可能で先日ご紹介したHardy Marvel 7'6''の1953年製の竿と似たアクションに感じます。

更にこの竿はまだ『新品』という感じで張りと固さがありますので、ドライフライにも十分使用出来そうです。グリップ分離式のお陰でチュニスエアの機内に持ち込める8フィート二本継用のロッドケースに入るので、ノルマンディーのRisle(リール川)、それと勿論オーストリアの川でこれからドライ、ウェット、ニンフと万能に使えそうで、とても楽しみです。
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Hardy Palakona Fairy 9' E41354 (1937年製)

2017-02-05 18:59:57 | Hardy Palakona
鱒釣りとは遠く離れたチュニジア。ですが、竿はだんだんと増えていきます。
Hardy Fairy 9'を落札する気が殆どないにも拘らず、適当な金額で入札だけしてみたら、落札してしまいました。チュニジアに直送は、問題の多い当地税関で確実にストップされて、その後どうなるか分からないので、確実な第三国に送付してもらい、そこに立ち寄った際に持ち帰るというちょっと面倒なステップを経て、この竿は昨年当地にやって参りました。
Fairyはあの「老人と海」でカジキマグロと老人の死闘を描いたアーネスト・ヘミングウェイの愛竿だった事でも有名な竿。ヘミングウェイは元々フライフィッシャーで、ロンドンに立ち寄った際、ハーディーでFairyを買い求め、それでアメリカを釣り歩いたのですが、以前読んだ話では、愛竿等一式を列車で送ったところ紛失してしまい、それでフライフィッシングを一切止めてしまったとありました。
ところが、この記事を書くに当たりネットを見回してみたところ、フライフィッシングを止めてしまった後、息子とアイダホで一回フライフィッシングをしたそうで、その際にFairyとJ.J.Hardyを使ったと息子が言っているとありました。
ヘミングウェイはFairyにウェットフライを三本付けた仕掛けて釣りを楽しんだそうです。

さて、そのFairy。三本継でトップセクションは二本。曲がりも反りもなく、今年で80歳になるとは思えない状態です。

緑の段巻きが施され、グリップは戦前の竿の特徴である先細り。

トップとバットのリングにはシルクライン使用を前提に瑪瑙が填められております。

光の関係で見えないですが、製造番号E41354がプリンスオブウェールズの紋章の横に刻印されております。

ちょっと長めのリールフットをもった1912年チェックのPerfect 3 3/8リールもちゃんと装着出来る設計です。

銘は戦前の手書きです。

上にFairyと書いてあるのが判ります。

先端部です。

トップのリングの瑪瑙のアップです。

その他のリングはフルオープンブリッジ。ザラザラのシルクラインが竹竿に触れないように設計されたものです。

フェルールは低コストのサクションジョイントです。

こちらは雄ジョイント。

リールフットはグリップ下のハウジングと二つのパーツより構成される可変式のリールホルダーで固定します。
同じ9'でも、手持ちのCC de Franceよりも強い竿ですので、強風が吹くノルマンディーで使うのに良いかも知れません。また、オーストリアの河川でも活躍する事でしょう。

これは、Frank Elder氏のハックル。1月で父君の残されたオールドイングリッシュゲームコック(OEG)のハックルの販売を止めるので興味があるなら発注して欲しいと娘さんからメイルを頂き、ダン系を中心に最後の発注をしたものです。これまでのコレクションと合わせこれで一生OEGのハックルに困る事は無いでしょうが、残念な事であります。
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Hardy Marvel 7'6'' (E87715 1953年製)

2017-01-15 12:51:30 | Hardy Palakona
チュニスの拙宅に新しいHardy Marvel 7'6''が加わりました。
製造番号E87715、1953年製のMarvelです。

3ピース、2トップ。グリップはオールコルクがMarvelの仕様。

コルクは洗ったのか汚れが付いておりません。

導入当時からMarvelには段巻きはありません。1960年代半ばまで段巻きされたタイプがHardyの竿の主流でした。

製造番号はリールを固定するリングに刻印されております。

雄フェルールは接着されただけ。ピンで固定されておりません。

トップとバットのリングには瑪瑙があしらわれております。ザラザラのシルクラインを使う前提での仕様。

グリップ上の銘はRegd Trade Mark Palakona The 'Marvel' と50年代までのチマチマした字体で記入されております。

これで、チュニスの拙宅のMarvelは3本になりました。上から夫々、E49054、1938年製、E87715、1953年製、E/S、1967年5月製の竿になります。計測機器がないのであくまで感覚的な比較ですが、3本の中で1938年製が一番軽く、1953年製、1967年製は重さに差を感じません。
アクションは、全てがミドルセクションから曲がる胴調子ですが、1953年製の竿は振り方によりトップを他の2竿よりも曲げる事が可能で、繊細なティップを持っているように見受けます。日本の渓流で近距離に毛針を早いテンポで打ち込むような釣りにも合っているかも知れません。
また、1938年製、1953年製の竿ではミドルセクションがどうも他セクションに比較し固くて重い感じがします。胴調子で一番負荷がかかるミドルセクションに特別密度の高い竹を使ったのでしょうか。私は所有しておりませんが、昔読んだ話でHardy White Wickam Fairchild (8' 3pcs、1925年〜1939年製造)のミドルセクションにはスチールセンターが入っているとありました。Marvelも同じ1925年に導入されておりますが、胴調子の竿で一番負荷がかかるミドルセクションを強くするための方策がWhite Wickam Fairchildのスチールセンターであり、Marvelは密度の高い竹の使用だったのかも知れません。

グリップ側の写真。よく見て頂けるとお判りになると思いますが、1953年製と1967年製の竿ではリングの位置がほぼ同一であるのに対し、1938年製のものはリングの位置が違っております。それもその筈、1938年製のMarvelのリング数が8に対し、1953年製、1967年製の竿は9つのリングとなっております。1920〜1930年代のHardyの竹竿はリングの数が後年の竿よりも全般に少なくなっておりますが、Marvelでも同様のデザインの違いが見られます。

トップ側の写真。

1938年製のミドルセクションの雄フェルールを見て頂くと、フェルールにピンが打ち込まれているのが見て取れます。戦前の接着剤の性能は限られていたため、フェルールを接着した後、ピンを打ち込んで抜けなくしてあるのです。

1953年製のものにはピンは既に打ち込まれておりません。

1967年製のものも同様。接着剤の性能に対する信頼・自信の現れです。但し、戦後の竿であってもフェルールが外れたりする事がありますので、何事も過信は禁物と言ったところでしょうか。

30年代、50年代、60年代夫々のMarvelの勇姿。オーストリア・ドイツの山岳渓流の釣りが可能になる6月が楽しみです。
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英国の古い毛針用鈎

2016-11-20 15:03:09 | 毛針/Flies
2016年の毛針釣りシーズンも欧州では既に終わり、それでも釣りをしようと思ったら、フランスの管理釣り場に行くくらいしかありません。そこで釣行とは関係ない話を一つ取り上げることになりますが、先日、英国から古い毛針用の鈎のコレクションを入手致しました。
売り手の話では、ひいお爺さんの集めた鈎というもので、古い鈎は100年以上という説明でした。

この古い紙箱の中に、

如何にも昔風な紙の包装に包まれたアップアイ鈎、ダウンアイ鈎がギッシリ入っております。

私の好きなアップアイ鈎を数点ピックアップしてもこの通り。各紙包装の中には50本からの鈎が入っております。

ここで、伝統的な毛針鈎の形状について、確認です。今日本及び世界で作られている鈎の形と伝統的な鈎の形は多少違っております。上のラウンド、スプロートは今でも多く作られ、広く入手可能な鈎ですが、リマリックはサワダあたりで入手可能な程度、また、スネックは世界中で今作っているメーカーはもう無いだろう、という感じと思います。ところが、伝統的な英国の毛針にはスネックに巻かれたもの(例えばスキューズニンフ)、スネッキー・リマリックに巻かれたもの、等があり、どうでも良いかも知れませんが、伝統を再現しようとするとどうしても古い鈎を世界中から探し出さなければならないのです。

これは今回入手の鈎の中でも希少性では格上のスネックのアップアイ鈎の0番です。この0番は今の規格では15番程度と言われておりますが、どうもそれよりも小さく16番程度と思います。

形状が四角四面なので、シャンクが長く見えますが、ノーマルフックでしょう。

アップアイ・スネックには2番(13番)もあります。

並べてみるとこの通り。ベントは上から見て左側に鈎先が曲がっており、カーブド・ベントです。

左は1番のスネッキー・リマリック・アップアイ鈎。右のスネック鈎と比べると形状の違いが良くわかります。

15番のワイドゲイプ鈎。これはアルバート・パートリッヂ・ワイドゲイプ鈎と同じ形状です。

さて、この古いハッチンソン鈎。これは今ではとても稀少な鈎ですが、昔の英国の老舗の鈎です。0番となっておりますが、17番程度ではないかと思われる程小さい鈎。スネックで英国の伝統的なドレッシングを施すととても似合いそうです。

上記鈎のズームアップです。

今回入手した鈎はアップアイだけではありません。ダウンアイも沢山あります。

これはダウンアイのスネッキー・リマリック鈎。

ダウンアイのスネック鈎もあります。これは12番のもの。

太軸のブロンズで、丈夫そうなスネック鈎が多数入っております。

ズームアップするとこの通り。

ダウンアイ・トラウトとのみ書いてある鈎は、

今でも入手出来る鈎と殆ど変わりませんが、ブロンズで軸が太めなのが違いでしょうか。

今回入手の鈎にオールド・イングリッシュ・ゲームのハックル、ゴッサマー・シルク、スターリングのプライマリークイルを巻き込んで(出来映えはともかく)スタイルのある鈎を巻くことが出来ると思うとまた一つ心が豊かになります。でも、これから来春迄の長い間、鈎を巻く時間は十二分にあると思っていると、あっという間に来シーズンに突入するので、老眼に鞭打って気合いを入れて毛針を巻かなければ、と決意を新たに致しました。
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