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バングラディッシュの労働事情

2016-09-01 20:49:46 | 労働情報
後学のために  JILPTから
<バングラデシュの労働事情>

【インフォーマルセクターの現状】
 労働者の87%がインフォーマルセクターで働いている。このセクターの労働者は一時的な契約に基づく派遣労働者、アルバイト社員であり、労働組合組織率は著しく低い。
 仕事がないと賃金は支払われず、仕事は不安定で保護措置はない。賃金は低く、社会保障はなく、労働時間は長く、休日はない。バングラデシュの労働法はインフォーマルセクターで働く大半の労働者を労働者として認可していないため、労働人口のほとんどの労働者は労働法で定められた権利を受けることができない。

【労働組合が直面している問題】
 組織率が4%と低いため、労働組合が労働者の権利を守る上で重要な役割をはたせていない。したがって、組織化が非常に重要で、最大のチャレンジである。同時に、組合同士の方針の溝を埋めること、共通の主張が欠けていることの解消、インフォーマルセクターの未組織労働者を団結させること等が、労働組合にとっての一番の目標である。
 
【最低賃金】
 最低賃金評議会は今まで42のセクターにおける最低賃金を発表した。その中で、1986年のマッチ工場向けの751タカが最低で、2012年の建築セクターの9882タカが最高だった。賃金の改正がきちんと行われていないこと、約束通りに賃金が支払われないこと、賃金を不当に減らされること等が労働紛争の主な原因となっている。
*1タカ=1.28円


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