西三河地域労連のブログ開設!

愛知県西三河地域の労働組合の地域組織です。すべての労働者を視野に入れた活動をしています。

アメリカの労働者の時給

2016-10-22 21:24:32 | 労働情報

 <アメリカ>
 ▽労働者の約半数が時給15ドル以下/民間シンクタンク報告

 オックスファム・アメリカと経済政策研究所は、アメリカで働く労働者の約
半数が時給15ドル以下となっているとの共同報告書を発表し、最低賃金引き上げ
の重要性を訴えた。また、経済政策研究所は、売上高上位350社のCEOの年間
報酬平均が一般的な労働者の276倍であり、1964年の20倍と比較すれば大きな
格差があるとし、高額所得者に対する所得税の引き上げによる格差是正の必要性
を指摘している。(JILPT国際研究部)
http://www.jil.go.jp/foreign/jihou/2016/10/usa_01.html

関電課長が過労自殺

2016-10-22 21:22:25 | 労働情報
●関電課長が過労自殺 高浜原発の審査対応、労災認定/福井

 関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)の運転期間延長に向け、原子力
規制委員会の審査対応に当たっていた関電の40代の男性課長が4月に自殺し、
敦賀労働基準監督署(同県敦賀市)が労災認定していたことが20日、関係者への
取材で分かった。残業は月約200時間に上り、過労で自殺したとみられる。(時事通信)
http://www.jil.go.jp/kokunai/mm/hanrei/20161021.html
 

連合の17春闘

2016-10-22 21:16:43 | 労働情報
●賃上げ要求水準は16闘争と同じ2%程度を基準に
/連合2017春季生活闘争基本構想 

 連合(神津里季生会長)は20日、中央執行委員会を開き、2017春季生活闘争
に向けた基本構想を確認した。2016闘争で掲げた「大手追従・準拠からの脱却」
「サプライチェーン全体の付加価値配分」の流れを継続・定着させるとし、賃上げ
要求水準については2016闘争と同様に「2%程度を基準」(定昇相当含め4%
程度)としている。(JILPT調査・解析部)
http://www.jil.go.jp/kokunai/topics/mm/20161021.html

第8回西三河地域労働組合総連合定期大会

2016-10-20 15:58:38 | 労働応報
西三河地域労連第8回定期大会開催!
第8期スタート  働くものの未来のためにがんばりましょう

 10月21日(水)18時30分 安城文化センター2階視聴覚室(市役所北側)にて西三河地域労連の定期大会が開かれました。団塊の世代の退職により職場も労働組合も様変わりしつつあります。それでも新たな展望をもって活動をしていかなければなりません。
 大会では前年度の活動報告・会計報告を受け、さらにあたらしい年度の活動方針・予算案提起され、承認されました。西三河地域労連の第8期がスタートしました。
 最近、労働組合運動が思いという声も聞きます。確かに組合員と活動の担い手の役員のなり手の現象は時として私たちも失望することはよくあります。しかし、国も使用者も理不尽なことをやってくる以上、私たちの出番はあります。
 なによりもこの社会は、私たち働くものが担っているのです。そうした自覚の上で、一人ひとりでは力の弱い私たちが、[団結」という武器で私たちの地位向上と労働条件の改善をめざしていかなければならないでしょう。
 ささやかではあっても、力を合わせて前に向かっていこうではありませんか。

インドシナの労働事情

2016-10-18 23:08:19 | 労働情報
国際労働財団より

ラオス・ベトナムの労働事情


 9月9日に行われたラオス・ベトナムチームの労働事情を聴く会から、ラオスとベトナムの労働事情についてラオス労働組合連盟(LFTU)、ベトナム労働総同盟(VGCL)から報告された報告の一部を紹介する。

<ラオスの労働事情>


 ラオスは、アセアン諸国と比較しても個人所得が低く、労働者の生活は、極めて劣悪な状況にある。こうした背景には、労働者の50%程度しか能力開発訓練を受けられず、労働のスキルが低い者が多いという現実がある。工場労働者の知識レベルも低く、能力も限られているために付加価値の高い仕事ができず、そのために賃金も低くなってしまっている。また、路上での物売り、荷車を引いて生業としている者、三輪車(トゥックトゥック)の運転手などのインフォーマルセクターの労働が、雇用全体の70~80%を占めていることも所得が低くなっている要因となっている。インフォーマルセクターの労働者は、法律に関する知識もなく、だまされたり、不利益を受けることも多く、LFTUは組織化に向けたセミナーを実施している。
 労働組合が直面している課題としては、専従役員が置かれていない組合が多く、労働組合の役員が労働者を代表して団体交渉に参加し、あるいは団体交渉を指導することが難しいことがある。また、ラオスは社会主義国であり、企業や労働者が、企業収益や賃金から一定割合をLFTUに支払う制度(組合費)もなく、労働組合の収入は国からのものが中心であり、財政的な基盤も弱く、活動に制限が出てきている実状にある。

<ベトナムの労働事情>


 ベトナム経済は、2015年のGDPは6.7%の増加と、ここ数年の中では比較的高い成長となっている。しかしながら、ベトナムの賃金は政府が低賃金政策を続けてきたこともあって、労働者の賃金は押しなべて低い水準にある。最低賃金も2015~16年度で7.3%づつ、合計で14.75%上昇したものの、最低限の生活に必要な水準の67%しか満たしていない。
  労働組合としての課題は、上述の最低賃金と併せ、組織拡大である。VGCLは組織拡大に向け、2018年までに1000万人まで組合員を増やすこと。30人以上の労働者を雇用している企業に対しては、その90%の企業に労働組合を設立することを掲げている。 
 具体的には、政府が投資認可を与えた332カ所の工業団地、経済地区、加工区で働く約300万人の労働者のうち、まだ組合員になっていない人をターゲットに組織化をすすめることで1,000万人の労働組合員の目標を達成させる。その前提として国営企業ならば100%、民間セクターの企業の場合は、65%以上の企業との間に団体労働協約を結ぶことを目指している。そういったアクションプランを実施することで2013年から現在までに241万3013人の組織化を実現させた。