清流を見ながら

川面に映る自然を見ながら時々に思うこと

あり得るでしょう

2015年08月18日 | 政治
 政府は、「核兵器を自衛隊が輸送することはあり得ない」とする答弁書を決定したと報じられた。その内容は「わが国は非核三原則を堅持するとともに、大量破壊兵器の拡散防止にも積極的に取り組んでいる」と強調した上で、「核兵器をはじめとする大量破壊兵器を自衛隊が輸送することはあり得ない」と説明。劣化ウラン弾についても「安全に輸送するために必要な知見を有していないため、自衛隊が輸送することはあり得ない」としている。

 日本は海外で戦争することは無いと教えられていたし、これまでの政府はそう答弁していた。ところが180度転換し、戦争ができるあるいはその準備を他国のために出来るようにしようとしている。閣議が憲法に優先するような行政には、事細かに網をかけて制限を加えないと恐ろしいことになるかもしれない。答弁がひっくり返ることはあり得るでしょう。

 質問が仮想と答弁をはぐらかすが、安保法制そのものが仮想に基づく事案例だから、仮想はいくらでも膨らむ。隣家との喧嘩は警察ごと、隣の火事は消しに行く、戦争を警察権に例えるのは小学校の道徳教育でも的外れ、真摯な熟議を希望する。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。