[神主神気浴記]

田舎町の神職が感得したご神気の事、ご相談をいただく除災招福の霊法の事、見聞きした伝へなどを、ほぼ不定期でお話します。

節分の日のえんむすびお守り

2009-01-15 | おまもり
 先日、所用で京都へまいりました。聖護院の近くを通りましたので、須賀神社さんをご参拝しました。前号で、お守りについてご質問があったこともあり、京都らしいお守りを思い出したからです。
 こちらの神社さんは、交通神社と言った方が通りがよいかと思いますが、年に一度節分の日は平安の京の都へ立ち戻ります。それほど広くない境内は女性で溢れかえります。
 普通、節分の行事といいますと豆まきです。どちらの神社仏閣も、工夫を凝らした豆まきを行い老若男女がわんさと集いますが、ここ須賀神社さんはあるものを求めて若い女性が殺到いたします。あるものとは縁結びのお守りです。「けそうふみ(懸想文)」と言います。烏帽子に水干装束の人が、「懸想文売り」と書かれてる梅の木の枝を持って境内で売り歩いています。
 年に一度二日間だけです。私がうんちくを傾けるより、ご縁をお求めの方はまず行ってご覧になってください。お勧めです。