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福井 恋の歌

2006-03-11 20:49:50 | 遠征&旅行日記

 越前大野の朝は雨だった。気さくな女将さんにお礼を言って旅館を後にし、福井駅前行きのバス停に向かった。この時泊まったM旅館からは、今年の元旦に年賀状が来た。

 バスは一時間で福井駅前へと着いた。福井市に入ったあたりでは空が明るくなったのに、駅前は曇り空。開店時間に入った百円ショップで小さいバッグを買った私は、それに必要な物だけ詰めると、旅行バッグをコインロッカーに入れて福井散策を開始した。三年半ぶりの福井だ。その、三年半前訪れた時の半月後、ここ福井からモーニング娘。の新メンバーが誕生した。

 駅のキヨスクのお土産コーナーに売っている「五月ヶ瀬」というお菓子には、「モーニング娘。高橋愛ちゃんオススメ」などという札が掛けられ、駅前を歩けば早くもヲタらしきグループが「おじさん、大盛りね~」という部分がいいんだよな…などと、かしまし2の歌詞について語りながら歩いている。
 気分が盛り上がり、いざ会場へ!といきたい所だが、私が持っているチケットは夜公演。しかもまだ十時過ぎ。
 私は、えちぜん鉄道の乗り場へ行き、一日乗車券(800円)を買って、三国港行き電車に乗り込んだ。三国は日本海に面した北前船の港町。昔、訪れた事があるけど、ゆっくり歩けなかったので今回再訪を決定。
 10:57に福井を出た電車は、48分で終点三国港に着いた。港の岸壁の横に位置する無人駅は昔のままだった。不思議なもので、三国に着いたら空が明るくなってきて、それと共に空から雪が舞い始めた。人気の無い港の岸壁、グレーに染まる海は波高く、モノクロ写真のような情景に、白と青と黄色に塗られた電車が別次元な輝きを放っていた。
 格子戸の遊郭跡が残る通りなどを歩き、何枚か写真を撮ったあと、12:26発の福井行き電車に乗る。
三国を出ると再び空は曇り始め、空から降るものは雪から雨に変わった。12:50西春江に到着。自分と入れ代わるように、ヲタが福井行きに乗り込んだ。

 不思議にも、西春江のホームに降り立った瞬間、雪と風が強くなった。この旅で初めて傘を開き、春江町散策を開始。傘が飛ばされそうな風の中、ソースカツ丼チェーン店「ヨーロッパ軒」春江分店に到着。狼の福井コンスレでも話題になっていた店で、ヲタは「パ軒」と呼び、この日多くのヲタが訪れたようだ。
 少し古びた建物は、ランチタイムを少し外れているためか、それほど混んでいなかった。外の気温計が2℃を指すこの日の春江はとても寒く、そんな凍えた身にはソースカツ丼(メニューには、カツ丼とだけ表記されている)が美味しく温かく感動だった。

 店を出ると、幸いにも雪が止んでいたので、愛ちゃんの出身学校である春江中学校や春江小学校を見に行く。どちらも、きれいで立派な学校だった。広い校庭の向こうには山が見える。学校の周りは思いのほか民家が多く、福井市のベッドタウンといった感じの風情だった。
 私は、写真を撮りながらJRの春江駅を目指し歩いた。途中、神社があったので、娘。春ツアーの成功と愛ちゃんの健康を祈りながら手を合わせた。

 春江駅に着くと、1時間に1本程度の本数なのに幸運にも6分で福井方面の電車が来た。14:54春江を出る。10分で福井到着。

 ライブまで時間があるので、駅近くの福井城跡を見に行き、繁華街をぶらつき、予約をしていた駅前のホテルに入る。少し、休んだあと、いよいよライブに向けて出発!再び、えちぜん鉄道に乗り込み16:27福井を発車。10分で会場のすぐ横の田原町駅に到着した。

  今回のBGM  冷たい海 / 倉木麻衣 (愛ちゃんが娘。オーディションで歌った曲)


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