フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

Berryz工房が観たいんだ!ってあの娘は言った

2014-11-22 10:37:31 | ハロプロ(ベリ)

??????? The One Ticket - ?????????????? (Official Teaser)


 今週一番驚いたニュースって言えば、なんと言ってもこれです。タイです。Cha Cha SINGのタイですよ。どういう事なのか?自分もよくわからないので、某掲示板に立っているスレッドをじっくりと読ませていただきました。

 要するに、「Berryz工房をネタにした映画がタイで制作された」という事であります。タイでのベリ人気は今更ここで解説するまでもなく、過去二回のタイ公演が行なわれたことで明らかです。しかも、この人気というものは「事務所の戦略に基づいた人気」ではなく、ジンギスカン~モンキーダンスの流れで自然発生して広がった人気だそうです。
 よく、「日本の歌手は外国では人気がない」と言われ、そういう現実に対するコンプレックスの裏返しなのかどうか、最近の芸能界、特にアイドル業界は「世界進出」というのが一つのトレンドになっています。ハロもその流れに乗って、アメリカやフランスで公演を行なっています。その流れ自体はまあ良いとして、この手のニュースを聞くといつも思うのが、アイドルという日本ではどちらかと言えばリスペクトの対象から遠い存在が海外では、これぞ日本の生んだ素晴らしい文化だと評価して楽しんでいる人が一定数いるという傾向と、それに比べての日本国内との温度差。少なくとも、日本で「人気アーティスト」と呼んでもらえて、世間からリスペクトの対象となっている人々は外国で人気という話は聞きません。アイドルやヴィジュアル系の名前を聞きます。
 アイドル音楽の持つ楽しさって、言葉の壁を超えて伝わるものであり、それは「先入観」とか「宣伝力」のない所で大いに発揮される魅力なのでありましょう。

 さて、ベリです。ぶっちゃけて言えば、ベリ自体はハロプロの中でも優遇されてきた訳ではないし、序列で一番上の扱いを受けたこともないのですが、以前から彼女達を評価する声はあちらこちらから聞こえていたものです。芸能界内でも、ハロのグループで一番ファンを掴んでいるのでは?と私は思っています(広告展開的意見とは離れたところでの印象です)。
 アイドルというものに特別な思い入れを持った人でなくでも、Berryz工房の面白さというものは輪郭のハッキリした感じ取りやすい性質のものなのだと私は思います。メンバーの個性もわかりやすいので、グループの歴史やプロフィールに長けてなくても個人に思い入れを込めやすい気がします。

 こんな個性派で面白い集団を、タイの人達が見つけてくれたわけです。今まで楽しんでくれたのです。だからこそ映画のネタにまでなった。
 この映画は、Berryz工房のコンサートが観たい!という娘の願いに応えようとした父が、結局チケットは取れず、その代償として仲間とベリのコピーグループを作って娘に披露するという物語なようです。素敵な話ではないですか!
 親子のハートウォーミングなストーリーの核の部分にBerryz工房がいる。しかも、これってタイアップではないので本人達は出て来ないようだし、映像すら流れないみたいです。ベリの扱いが「憧れのスター」ということであります。

 そういう風に本人出演とは違った方向から作品に使われるようになった。そんな存在が遂にハロプロから現れたというのは感慨深いものがあります。きっと日本のマスコミは「何もなかった」事にするでしょうけれど、それもそれでいいような気もします。
 でも、この映画の話を知って、活動休止前にもう一度だけタイに行ってほしいなという気持ちになったのでした。もう宣伝や利益のために行く意味は勿論なくて、「今まで応援ありがとう」というお礼のためにです。ぜひとも実現してほしいなと思います。

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過去記事を振り返る 「8人目のBerryz工房」

2014-09-13 17:44:46 | ハロプロ(ベリ)
 この記事の元記事は2008年9月12日に書かれたものです。
※元記事URL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/0a742f282e78930721df5fc492ce92fd



  昨日のパシフィックヘブンイベントでBerryz工房の須藤茉麻様がオススメ曲を挙げた後、「コンサートには振り付けを覚えてきてほしい。あなたも8人目 のBerryz工房です」と言ったそうです。Berryz工房は7人だから、ファンの皆さんがそれぞれに8人目のBerryz工房なんだよと言う事です ね。いい話だ。
 ちなみに自分の中では今でもBerryz工房は8人です。やはり舞波は永久欠番のような存在。だからヲタは9人目のBerryz工房だと思います。
 このイベントが行われた昨日9/11は、Berryz工房2005ツアー「スイッチオン!」の初日の日付であり、石村舞波卒業が発表された日でした。

 この「○人目の○○」という表現は、サッカーにおける「サポーターは12人目の選手」という言葉から来ていると予想されます。マコも昔、娘。コンで同じパターンで締めの挨拶をしていた事がありました。
 サッカーの試合に於いてサポーターの応援が選手に力を与えているのは確か。同じように、ハロプロのコンサートに於けるヲタの応援というのも、なんだかん だでメンバーには力になっているという事なのでしょう。茉麻は以前に、辛い事があるとファンレターを読むと語っていたそうだし。
 ただ、盛り上がりを作っていると同時に、ヲタの存在が世間に向けてハロプロにマイナスイメージを与えているのも疑いの余地のない事実です。
 ハロプロヲタ=キモヲタみたいな短絡思考は、はっきり言って気にいらない考えだし、世の中のオタク文化否定主義みたいな風潮で、アイドルというジャンルが低く見られているのも寂しい気もしていますが。

 だからこそ、茉麻の8人目のBerryz工房発言というのは、ヲタにとっては勇気づけられるというか、大げさに言えば応援する事に誇りを持てるというか、とにかく嬉しい言葉ではないですか。

 Berryz工房はデビュー当初から握手イベントを行なってきて、その間に色々トラブルもあったようです。心ない言葉に傷つけられ、泣いたメンバーが途中退席した事があるなんて話も聞きました。
 それでも一部の心ない人の行為は、あくまで一部として、多くのファンは有り難い存在と理解して歩んできたのであれば…。でも、そう思ってくれているか本心はわからない。

 ヲタに向かって「あなた(達)は8人目のBerryz工房です」と言える茉麻の心意気は、さりげなくも、あまり大げさではない表現で「ファンの有り難み」を表した優しいメッセージと感じました。これは感謝の気持ちという本心な筈。
 我々ヲタはそういうメンバーからの信頼感を壊さず応援していきたいものです。


<2014年の追記>

 今回読み直していて懐かしいなと思いながら読んでいました。そして、今年Berryz工房が武道館公演を行なった日付が舞波の卒業が発表された日であるという事を思い出しました。あれからもう9年という月日が経過したのだなとしみじみ。

 9年前、あるいは10年前(デビュー年)のベリヲタへの風当たりは決していいものではありませんでした。それは「対世間」だけでなく、「対ハロヲタ」の中でもベリヲタに対して向けられる視線は否定的なものであったように思います。それは当時のベリメンたちが幼すぎたため、そこから連想される「負のイメージ」が応援している人について回った。当時のハロプロ、というか当時はまだまだ「ハロプロ=モーニング娘。」ですが、そのハロプロを取り巻く状況がよくなくなっていたので、ヲタとしては少しでもマイナスイメージになるものは発信していきたくないような、そんな感情もあったのかもしれないし、余裕もなかったのかもしれない。ムラハチまではいかないけれど、「お前たちは俺達とは別者な」という感じの扱いを受けている空気がベリヲタにはあった。
 そんな状況に置かれていたからか、昔も今もベリヲタ界隈には不思議な連帯感がある。2003~2009くらいまでの娘。ヲタの独特な連帯感とも少し違う性質を持ったそれは、何かに例えるなら、インディーズで長年陽の目を見てこなかったバンドを応援している人達に少し近いような気がする。

 そういう空気ってメンバーにまで届くのかどうかはわかりませんが、ハロプロコンサートだと客席からの雰囲気で伝わっていたかもしれないな…なんて思ってみたりするわけで、そういう会場の中でベリヲタさんたちが応援している姿って頼もしかったかもしれないななんて良い方に捉えてみる。ベリってなかなかメンバーカラー別ソロTシャツを発売しなかったけれど、あの当時のハロコン客席では、色付きTを着ている人は娘。ヲタという感じに、Tシャツがわかりやすいアイコンになっていたのかもしれない。

 Berryz工房の武道館公演、昨年は℃-uteがゲスト出演した。キッズ以来の同期であり仲間な彼女たちがステージに立つのは自然であり、会場は大きな拍手で℃-uteを迎えた。メンバー同士も仲が良いので、ステージも良い雰囲気になる。
 バックダンサーとして参加したハロプロ研修生のコーナーもあった。ベリのバックで踊る彼女達、それに対するごほうびみたいなニュアンスに思えたし、ベリメンも研修生コーナーに参加して研修生Tシャツを着て踊った。微笑ましい光景がそこにあった。
 しかし、今年の武道館はゲストだらけの「プチハロコン」状態になったそうで、これはベリだけでなく、スマも℃も武道館ではそうなっているので、まあ仕方がないのかもしれない。けれど、グループの置かれてきた歴史を思えば、ベリの大切なステージに(昨年参加した℃や研修生以外の)他のハロメンを安易に上げるのは配慮が足りないようにも思えるのです。もう昔のメンバーはそこに居ないとしても。
 いくらベリヲタは常にライブを楽しむ事に力を注いでいると言っても、ただのお人よしではないんだze!なんて思ってみる。

 アイドルの対バンライブで、他のアイドルも全力で楽しみ、ベリの出番の頃に体力を消耗してしまったなんて逸話もあるようなベリヲタさんたちは、「楽しいものは全力で楽しむ」というスタンスだけれど、その心は結構複雑に出来ているんです。

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Berryz工房の活動休止に思うこと

2014-09-11 22:34:43 | ハロプロ(ベリ)

 Berryz工房の活動休止が発表されてから早いもので1ヶ月以上が経ちました。最初にこのニュースを知った時は信じられない気持ちでいっぱいだったけれど、こうして日にちが経ってくると現実として実感出来るようになってきました。
 活動休止と言っても、それは限りなく解散に近いもので、いつの日か(期間限定なものだろうけれど)復活した時のために、敢えて「解散」という言葉を使っていないのだというのが自分の解釈。でも、復活の日なんてやってくるのだろうか?

 何となくBerryz工房はずっと続くものだと思っていた。これまでは、少しずつ大人になっていくメンバーたちが成長のスピードと歩調を合わせるかのように、アイドルとして醸し出している雰囲気をモデルチェンジしてきた。今残っているベリヲタさん達は、そういうモデルチェンジを受け入れ、これからもついていくぜ!という気概を持って応援している人達なんだと思える。そこにあるのは覚悟とかそんな悲壮感漂うものではなく、ベリちゃんたちの売上が下がってツアーの規模が小さくなろうとも、会場のキャパが小さい所になりうと、そこにBerryz工房があるかぎり、ずっとずっと応援していこう!そういう気持ちを持った人達だなと思える。
 自分も、赤字にならない程度の数字さえ残してくれればCD売上にはこだわらないし、そういうリアリズムとは違うふわふわした世界で、今後もマイペースに歩んでいくのだろう。そんな事を漠然と思っていました。

 もし、メンバーそれぞれが描いている夢の道が、今歩んでいる道では届かないのであれば、活動休止もやむを得ないと思っています。でも、そるだけでない何かがあるのたろうとも思っています。

 現時点では、色々と特別なことをするのは年明けくらいなのかなと言った感じで、下手するとツアーのラスト公演まで、これといった企画もないまま静かにその日を迎えそうな気配すら感じますが、10年以上がんばってきたメンバーたちが報われるような膜引きの仕方をしてほしいと、それだけを願っています。
 変に湿っぽくなるのは「らしくない」と思うので、明るく楽しく、それこそ「笑顔に涙」でBerryz工房というページをひとまず閉じてほしいと願っております。

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Berryz工房デビュー10周年

2014-03-03 23:30:05 | ハロプロ(ベリ)

 Berryz工房デビュー10周年!そんなお祝いの日という事で、ツイッターでメンバー一人ひとりへのメッセージを書かせていただきました。コピペさせていただきます。

清水佐紀
リーダーではなくキャプテン制を取り入れたのは途中交代もあるという意味だったのだけれど、十年間不動のキャプテンだった。キッズの頃か らキビキビとした人という印象だけれど、だからこそ個性派メンバー揃いのベリをまとめられたに違いない。いつも汗をかいて頑張ってる頼もしき人。

嗣永桃子
私が初めて推したキッズメンバー。仕事に対して熱心でひたむきな人だけれど、そういう真面目な部分は基本見せない。そんな意識の高い人。 あれだけソロ露出がありながらグループではみ出さないのは、メンバーもその努力に対して一目置いてるのだろう。だからこそ仕事で幸せを掴んでほしい。

徳永千奈美
いつも笑顔。笑顔でない表情があまり思い浮かばないくらい笑顔。でも、この十年間決して目立つところに立っていた訳ではなくて、歌でも 舞台でも主役ではない。それでも笑顔を絶やさない。たぶん、千奈美がいなかったらBerryz工房はここまで続かなかったかもしれない。実は重要人物。

須藤茉麻
ベリのお母さんとか言われてるけど実は男前な人格を持ち、実はお人好しで弱い人。天下取るタイプではないけど、そんな芸能界向きではない 性格が大人のドルヲタ心をくすぐる。でも芸能界向きではないという事は良い奥さんになりそうという意味でもある。彼女がワガママ出来る人がいつの日か。

夏焼雅
彼女の凄さの本質って我々が思ってる以上に高いところにあるのではないかと思ってる。過小評価されてる逸材。そんな凄さを照れで隠しなが ら、いつもさりげなく高難易度な事をこなしてしまう。それでいて情に厚く、優しさもさりげない、そういうカッコよさを自然に身につけている素敵な人。

熊井友理奈
ベリのランドマーク。おおらかな人で大きい人。モデルさんみたいな美しさも備えながら、おしゃべりには変わらない初々しさがある。そこ がアイドルとしてのチャームポイントで、それがあるから身長が伸びようといつまでも妹的な存在でいられる。大きな木は涼しい木陰を作ってる。そんな妹。

菅谷梨沙子
圧倒的な存在感を放っていた美少女が、圧倒的にキューティーな人形的美少女に変貌している。そんな可愛らしい人がマイクを持つと低音を 響かせる。そのギャップはまさにベリの真骨頂。昔も今もやっぱりベリーズという星雲の1等星。放つ光の色が変わろうと輝きの強さは決して変わらない。

 改めまして、Berryz工房デビュー10周年おめでとうございます。ここからの10年も楽しみにしています。10年間でメンバーの変動が一回しかないというのはとても凄い事で、アイドル史上に残る偉業であると思います。これからもベリーズペースで走っていってほしいなと思います。

Berryz工房「あなたなしでは生きてゆけない」 (MV)


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美しさよ天まで届け

2014-01-27 22:27:24 | ハロプロ(ベリ)

 今週のビッグコミックスピリッツの表紙と巻頭グラビアはBerryz工房の熊井友理奈ちゃんとアイドリング!!!の横山ルリカちゃんです。この意外にも思える組み合わせも、掲載写真を見たら納得の人選だと思いました。ハロヲタ的視線で見た場合、熊井ちゃんのルックスと長身っぷりと釣り会う人ってなかなかいない。モデルさんなら長身美人は居ても、アイドルだとなかなかいないのです。
 その辺りを踏まえると、アイドリング!!!を代表するビジュアルメンバーであり、長身キャラでもある横山さんはベストな人選なのであります。

 今週のスピリッツ(表紙画像あり)
http://spi-net.jp/this_week/

 実際に雑誌を手に取り写真を見ていて、熊井ちゃんはもっと世に出て然るべき存在だよなと改めて思います。喋りが上手くないのでテレビタレントとしてやっていくのは大変かもしれないけれど、グラビア方面でどんどん出て欲しいところ。ドルヲタ需要よりも一般需要の方が高いと思える資質を持つ熊井ちゃんです。

 それにしても、ハロプロはあまり他のアイドルと絡まないイメージがあったのも今は昔。対バンライブも出るようになったし、こうしてグラビアで共演もするようになった。これはとても良い事。一緒に仕事をしたいというアイドル事務所を増やしていき、いろんなコラボが出来るようになってくれれば、尚に面白くなってくると思います。

 ナタリー記事「ベリーズ熊井&アイドリング横山、スピリッツで高身長共演」
http://natalie.mu/music/news/108523

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Berryz工房の武道館からの未来

2013-12-29 21:29:38 | ハロプロ(ベリ)

Berryz工房が初の単独武道館公演を開催


 Berryz工房は今のハロプロで一番幅のある歌手だと思います。幅とは歌の事です。恰幅がどうこうという話ではないですよ。
 今年出たシングルは去年からの流れのアジア路線とも言えそうな曲もあれば(タイトルにそのものズバリのアジアンなんて付いていたものもあったくらいだ)、ここ数年の傾向でもあるオトナな歌謡ポップス路線みたいなものまであった。そして、持ち歌の中に散りばめてあるコミカル系も捨てがたい。これなくしてはベリではない!という気さえしますが、武道館でその想いは更に強くなりました。そういう曲だと客席がホント楽しそうで、そういうノリを求めてベリヲタは足を運んでいるのかもしれないとさえも思いました。自分も、オトナ系よりはコミカル系派ですよ。

 Berryz工房の凄いのは、ミドルティーン時代に歌っていた曲をなりきり度100%で歌えるところでして、武道館で「夏わかめ」や「素肌ピチピチ」を昔のような笑顔で歌っていたメンバーの姿には感動いたしました。
 そういう歌の表現力の幅の広さを再認識させてくれたのが、集大成コンサートであった武道館公演であったという訳で、今年のBerryz工房はあのステージを見事に盛り上げた事で大成功な一年になった!と断言します。細かい事を言っていけば、いろんなプラスもマイナスもあったのかもしれませんが、メンバーの念願であり目標でもあった武道館公演が大成功になったという結果は、2013年が素晴らしい一年になったと言える出来事でした。

 ハロプロの人気と比例するように人気のカーブが動いてきたBerryz工房ですから、来年はもっと大きな何かがグループを盛り上げていくかもしれません。なんと言ってもデビュー10周年であり、4月にはメンバー全員二十代になるのですから。新たな展開にも期待出来るというものです。

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Berryz工房10周年記念日本武道館スッペシャルライブ2013~やっぱりあなたなしでは生きてゆけない~ ⑥

2013-12-16 22:36:57 | ハロプロ(ベリ)

 (前回の続きです)

 観客の熱気がこもる会場にアンコールを求める声が響く。「ベリーズ行くべ」が少しばかりのディレイを伴って広がっていく。みんなメンバーの姿を早く見たいのだ。
 アンコールに選ばれた曲は「なんちゅう恋をやってるぅ YOU KNOW?」。メンバーの歌声はまだまだ元気。振付に懐かしさを感じながらメンバーを見つめる。月日は流れてもメンバーの笑顔は変わらない。

 今日の公演を振り返ってのメンバー挨拶が始まった。みんなやり遂げたといういい顔。そんな中、清水キャプテンの言葉が胸に刺さる。ハロプロの他のグループの活躍に対して焦りもあったけれど、こうして無事に武道館公演が出来て、そして大勢のファンがBerryz工房に会いに来た。キャプテンも他のメンパーもそれがとても嬉しいのだという事。その気持ちがキャプテンから聞けた事で、この日のコンサートは無事に大成功で終わるのだと嬉しく思うのでありました。
 しかし、まだ全てのセットリストを歌いきった訳ではない。会場の客電が点灯されて、Berryz工房念願の日本武道館コンサートのラストを締めるナンバーが始まった。「友情 純情 Oh 青春」興奮は最高潮に達し、大きな余韻を残しながらコンサートは幕を閉じた。終了後の客席の儀式「ベリーズ最高!」コールが、いつも以上の熱気を帯びて繰り返された。みんなの表情と声には「Berryz工房ありがとう」という想いが込められているような気がした。

友情 純情 oh 青春

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デビュー曲は年月を超えて

2013-11-23 22:59:20 | ハロプロ(ベリ)

 Berryz工房がデビューした時、こんな大人っぽい曲でデビューするなんて!もっと可愛らしい曲を用意してあげれば良かったのにと思ったことを思い出します。音的にもオトナでカッコ良かったけど、そういうのは求めてないよ的な気持ちで聴いていたものです。
 この度武道館でコンサートをするというので歌ってほしい曲を考えてみたところ、まず頭に浮かんだのがデビュー曲。当時の衣装はもう着られないだろうから新たに作り直すとして、同じ衣装、同じ振り付けで歌ってほしい。そんな気持ちが浮かんだ。9年という年月を積み重ねて成長したBerryz工房の姿を、グループとして目標にしてきた日本武道館のステージで見せてほしい。そういう願いから、デビュー曲を歌ってほしいという気持ちが浮かんだのだろうなと思う。
 そう考えると、デビュー曲が子供っぽい曲でなくて良かったなとも今になって思うのでした。テーマとしてはともかく、シチュエーションは初恋だから大人が歌うにはちょっとアレですが、そこに描かれている心模様の本質は大人でも歌えるものであり、心の動きの振れ具合は今だからこそ表現出来るものであるかもしれません。「男は相手にとっての最初の男性になりたがる。女は相手にとっての最後の女性になりたがる」という言葉を思い出してみたりする。

 昔、松田聖子さんがサントリーのCMソングとして大ヒットさせたナンバー「SWEET MEMORIES」があります。ムーディーなアレンジに乗せて歌うバラード曲。作曲した大村雅朗さんは、「聖子さんが何歳になっても歌い続けられるような曲を作りたかった」というコンセプトでアイドル松田聖子に、終わった愛と現在の恋を重ねる女性の姿を歌わせたのでした。なるほど、このテーマなら何歳になっても歌える。

 Berryz工房の初期の曲って基本は年相応な青春ソング、少女マンガのような、それもマーガレットではなくてりぼんみたいな、そういう世界観だったけれど、そんな中にポツンと存在するデビュー曲の存在感は今になって尚、新たな輝きを放っているように思えて眩しいのです。

Berryz工房「あなたなしでは生きてゆけない」 (MV)


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ROCKエロティック

2013-10-30 23:24:15 | ハロプロ(ベリ)

Berryz工房 - ROCKエロティック


 昔、近田春夫さんが連載中の週刊誌のJ-POP批評コラムでモーニング娘。の「シャボン玉」を取り上げた時、「つんく♂はLOVEマシーンという攻撃的な意欲作で、小室サウンドの寡占状態にあったJ-POP界に新たな風を吹き込んだ。私はそれを嬉しく思いその後に期待をしてきたが、今やモーニング娘。の楽曲は彼女達のファンに向けた内向けの曲になり果てた」というような内容の批評を書いて残念がっていた事があった。言いたい事は理解出来た。もうモーニング娘。は世間に向けて新提案をするグループではなくなっていたし、だからこそ普通のアイドルになっていたのは事実だった。

 アイドルというジャンルは基本的には世間様からは後ろ指をさされる存在で、その中からメジャー権を得た者が「国民的アイドル」という称号の下で市民権を得て活動をする。かつてのモーニング娘。は守りに入っていない刺激的なサウンドを引っさげて「国民的アイドル」になったのだから、これは奇跡とも言えるし、だからこそプロデューサーであるつんく♂Pの評判が大いに上がったのだ。
 そんなつんく♂Pがよく口にする言葉に「ロック」というものがある。これは音楽的な意味でのロックではなくて、存在としてのロックを意味しているのだと思うけれど、かつてのモーニング娘。も挑戦的な姿はそうだったし、今のハロプロだってそういう立ち位置なのだろう。でも、ハロプロ史上もっともロックな存在だったのは、もしかするとデビュー当時のBerryz工房だったのかもしれない(ここでようやくベリの話になる)。

 デビュー当時のBerryz工房はあまりにも子供過ぎて、世間的には「見て見ぬふり」をされてしまいかねない存在だった。同志であるはずのハロヲタからでさえ「見て見ぬふり」をされてきたのだから、当時からベリヲタをやってきた人達は肩身の狭い思いをしてきたかもしれない。それは、もはやロックを超えてパンクやヘビメタ的扱いである。
 そういう状況だとやり甲斐があるのか、単に少女が主人公な曲を書くのが得意なのか、当時のつんく♂PのBerryz工房へのライティングは絶好調であった。これは誇張でも何でもないのは、ベリの1stおよび2ndアルバムを聴けば納得出来ることである。
 ヘビメタ(という略し方そのものが実は蔑視だ)にもパンクにも音楽的に評価される作品があるように、小中学生アイドルだって音楽性が高くてもいい。つんく♂Pはロックを具現化したのだ。これぞ、ロックなアイドルである。バックでギターが唸っていなくてもロックなアイドルである。

 年月を重ねてBerryz工房は子供ではなくなった。来年の4月にはメンバー全員20代だ。テレビで活躍して知名度の高いメンバーもいる。もう世間様からはみ出した存在ではないのか? 答えはNO!である。
 今のBerryz工房ほどアイドル界の正攻法フォーマットから外れているアイドルグループはそう居ないはずだ。全員の身長もスタイルも髪型も髪の色もバラバラ。性格も言動もバラバラ。一致団結な感じなどない感じ。この隙間だらけのパーソナリティは、基本的にはアイドルに何かしらの思い入れを持って応援をするのが常なアイドルヲタも軽い動揺をおぼえるレベル。
 でも、それがBerryz工房の魅力であり、Berryz工房とはなんぞや?という問いに簡潔な答えが出てくるようになったらBerryz工房も終わりである。何だかよくわからないけど、その何だかよくわからないのが魅力なのだ。その、見る人に軽々しく気を許させない存在感は方向性こそ変われど昔も今も健在だ。世間様に対してロックな立ち位置は息づいている。
 そこに、オトナな色気も加わってきたのだから、もはやアイドルとしての前人未到な世界を作り上げているとしか言いようがない。ロックでエロティック。つんく♂Pがずばり直球を投げてきたのだ。「シャボン玉」からちょうど10年が経過しているのはたぶん偶然だ。

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「過去記事を振り返る」 湘南の青い海の色

2013-09-22 23:39:03 | ハロプロ(ベリ)

 この記事は2006年4月4日に発表したものです。
※元記事URL
http://blog.goo.ne.jp/seasonz/e/7a41083f4f72014f4ede2e16b1212037

 今から三年半前に、あやみきヲタの間ではいまだに神番組と言われている「ことミック」という番組が、深夜に始まった。ことわざについて、松浦亜弥と藤本美貴がイチャイチャしながら学んでいくという内容のこの番組、当時はDVDレコーダーを持っていなかった私は、編集せずに毎日CMも含めて録画していた。
 そんな流れで録画こそしていたが、ことミックの始まる前に流れる「美少女日記3 湘南瓦屋根物語」と いう番組は、ほとんどスルーしていた。この番組に関する予備知識も、主演の子は当時は結成間もなかったハロプロキッズの子らしい、という程度の知識しか、 持ち合わせていなかった。たまに、早送りせずに見てみても、シュールな内容に、ほとんど喋らない主演の子という作品の作りに、今ひとつついていけない思い を抱いていた。ただ、15人もいるハロプロキッズの子達から先頭を切ってソロ仕事を掴んだだけあって、その主演の子は確かに可愛かった。プロフィールを見 ると、まだ小学二年生。名前は「菅谷梨沙子」という子だった。
 セリフは少なかったが、一瞬の表情などに、何かキラメキは確かにあった。瞳に強いエネルギーを感じる子だった。

 その番組から一年ちょっとが経ち、ハロプロキッズから選抜された子8人によるグループが結成されるという話を知った。久しぶりに見た菅谷梨沙子は、湘南瓦屋根物語の時よりも随分と背が伸びて、少し大人びた表情に変化を遂げていた。

 ソロ仕事が、ほとんどないと言っていいベリに於いて、梨沙子は「ほたるの星」と いう映画の主演級の役を務めるという仕事をしている。残念な事に、学業優先なベリであるから、その後は女優としての仕事はしていない。どちらかと言えば、 TVドラマより映画の方が向いていそうな梨沙子なのだが、その強いエネルギーを秘めた瞳は健在。その意味ではまたシュールな作品に出ても面白い。
 ベタだが古い町並みの残る町を舞台にした青春ものとかも、梨沙子はハマリそうだ。

 私の梨沙子のイメージはブルー。それも藍色。ベリの曲で歌い踊っている時の、ちょっとマセた表情の梨沙子は藍色だと思っている。でも、歌っていない時の梨沙子はもっと淡いブルー。水色?もっとポップな、パステルブルーな感じ。

 MCで詰まったり、ハロコンの時のステージのひな壇で一人真剣な顔でステージ上の先輩の歌を熱唱していたり、歌声が少しかすれた声であったり、本 人の無意識な部分でいくつもの顔を見せる少女「菅谷梨沙子」。この先の変化が凄い楽しみな子だ。ハロプロメンバーで、一番未来を見てみたい子かもしれな い。4月4日は、そんな梨沙子の誕生日。


<2013年の追記>

 梨沙子が楽屋で困っていたカリンちゃんに声を掛けて優しくしてくれたといいエポソードを今日知り、ああ梨沙子は今でも梨沙子なんだなと妙に安心したので、今回は梨沙子について書いた過去記事を紹介しました。
 梨沙子が優しい子であるというのはベリヲタなら百も承知な話で、そのカリンちゃんへの優しい先輩エピソードも納得の一件なのですが、嬉しいのはそういう他人への優しさや思いやりをいつまでも持ち続けていて、心は綺麗な梨沙子でいる事なのです。この業界、チヤホヤされてナンボでもあるので、自分をしっかり保っていないと流されてしまう事は多々あるわけです。ベリは9年やっているグループですから、もうベテランとしてふんぞり返っていてもいいくらいであります。
 ところが、ベリは不思議と年を重ねるほどに自虐的で謙虚な感じに変化していて、その中で梨沙子は変わらずに今も昔もちょっと後ろから微笑んでいる立ち位置なのです。そこが梨沙子たる所以で、そこがメンバーから可愛がられる理由でもあるのでしょう。

 肉食な目を持つ人が多い芸能界の中では数少ない草食な目を持つ梨沙子にとって、この世界は居心地がいいのかは謎だけれど、そういう子だからこそわかる視野がある。そういう子だから、きゃりーさんも梨沙子と仲良くなったんだろうなとも思うのでした。それだから、もうソロで大成するのは難しいのかもしれないと感じるけれど、変に違う方向に成長するくらいなら、今のままの梨沙子であり続けてメンバーに可愛がられているほうが幸せだと思ってみたりします。

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