フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

KEEP ON 上昇志向!!

2017-01-21 22:53:04 | ハロプロ(J=J)

Juice=Juice『KEEP ON 上昇志向!!』 (Promotion Edit)

 昨年発売されたハロプロのシングル曲の中で特に好きな曲を挙げるとすると、Juice=Juiceの「KEEP ON 上昇志向!!」は挙げておきたい曲のひとつです。同じシングルに収録されている「Dream Road ~心が躍り出している~」のほうも大好きな曲で、現在のJ=Jの持つ「子供以上、大人入口なんです」な感じが楽曲面でも巧く昇華されて、メンバーの魅力がフルに発揮された仕上がりになっている手応え。そんな印象を持つのがこの二曲です。
 女性アイドルの旬は男性に比べると短い傾向にあり、ハロプロの場合、二十代になってから人気のピークを迎えた人は実に少ない。多くのメンバーの(人気面における)キャリアハイは十代の時だったりします。現在のJ=Jもデビュー当時ほどは、DDヲタ界隈で話題にされなくなったなという印象を受けます。

 しかし、ちょっと待ってほしい! 私はむしろ最近のJ=Jのほうがデビュー当時より好きだ!
・歌唱力のバランスがよくなった!
 各人の歌のうまさレベルの差が縮まり、ハーモニーがよりきれいになったと感じます。
・ダンスのしなやかさが増して動きが美しくなった!
 スタイルが大人になってきたので、腕を振ったり、脚を上げたり広げたりするだけで、動きに華が備わったように見えます。キレで勝負するだけではワンパターンになりますから、見せ方のバリエーションが増えるのはいい事です。
・表情の付け方にもいい意味での余裕を感じる!
 歌詞の世界に合わせて、嬉しい笑顔、切ない伏せ目、力強いキメ顔、そういった表情の付け方の演技力がアップしたのではないでしょうか。たとえば、「Dream Road ~心が躍り出している~」のMVを見ていると、ミュージカルの中のワンシーンのような躍動感あふれる演技を、歌やダンスとともに表現しています。

 220公演という目標設定された山を越え、全国のいろんな場所でライブをやってきたという結果から生まれた自信と言えましょう。経験に勇気づけられた自信というものは、こんなにも人を大きくしていくのかと、今のJ=Jを見ていると思います。
 そういう威風堂々な雰囲気は、もしかすると、アイドルとしての魅力や見せ方の本流とはクロスしないものなのかもしれませんが、世の中のアイドル好きの多勢が、見守りたくなるアイドルを求めている訳でもなく、圧倒的な存在感を魅せるアイドルを求めている層も一定数いるはず。

 「圧倒的」という言葉。そういう言葉が似合うグループは、常にハロプロにひとつは存在していてほしい。各人の実力や自信から発散される圧倒感は、あまり人数が多くないほうが明確に伝わりやすいし、見ている側も思い入れが持ちやすい。その構成力、まさに今のJ=Jではないですか。
 「KEEP ON 上昇志向!!」のMVは、屋内でセット組んで踊っているところを撮っただけで、演出の妙で見る者を驚かす類の映像ではありませんが、この「圧倒的」という言葉がふさわしい映像になっていると思いますし、それが出来る人たちである事をプロモーションした映像でもあります。まさに、プロモーション・ビデオ(PV)ではないでしょうか。

 今までのハロプロで、この「圧倒的」な言葉がよく似合うグループと言えば℃-uteでした。特に五人になってからの℃-uteは、各人のパッションを重ね、体力と運動能力をフル回転させたような動きで魅せてきた。やはり、そのくらいの人数のほうが各人が持っている力をダイレクトに見せやすいのでしょう。アイドル界に於いて、躍動感に溢れるグループに五人編成のグループが多い所以かも。
 そう考えると、Juice=Juiceが五人である事は必然であり、五人だからこそ、「こうなった」のかもしれません。


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愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間

2017-01-18 22:23:06 | ハロプロ(スマ アン)

アンジュルム『愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間』(Promotion Edit)

 たとえば、今のアイドル界にまったく新しいコンセプトのアイドルって作れるのか?そんな事を考えていたら、もう一人のアイドル研究者はこう言った。
「もうアイデアは出尽くしたよ。売れたければ、可愛い子を一人でも多く集めればいいんだ。そして、その子たちをメディアに乗せて、たくさんファンと接触させる。共有感と親近感。これを高いレベルで実現できた所が勝ち組になるのさ」
 「勝ち組」という言葉があまり好きではない私は、「勝つってなんだ?負けって何に対して負けたんだ?」と首を捻りながら、アイドルという仕事の中に年々重要度が増しているように思えてならない「親近感」というものについて、改めて想いを巡らせた。
 「親近感か」と言葉にしてみても、アイドルとファンの間に横たわる何か」の何が近くなるのかはわからない。

 デジタルを通して趣味世界が便利になる事によって、ファンがアイドルに求めるものは多くなっている。スマートフォンの存在は、パソコンに疎い人でもインターネットサービスの利便性を享受できる環境を産み、SNSという相互性の高いネットサービスが身近な存在になった。
 当然、市民がそうやってSNSを日常的に親しんでいる時代だから、アイドルもネットに乗せて自分を発信していくのが当然になっていく。ブログという名の公開日記は「アイドルがやるべき仕事」と認知され、アイドルは自分の日常の瞬間を世界に晒していく。そして、ツイッターはまさに「リアルタイムな時報」として日常をファンに共有させるサービスとして、「アイドルがやったほうがいい仕事」として精神的重要度を高めていく。「今この瞬間、僕とあなたがこの画面を見て、同じ事柄について思いを馳せている」のだ。

 日常を垣間見ることが出来るようになると、要求はもっとエスカレートしていく。「あなたの私服が見たい」「あなたの部屋が見たい」「あなたが寝る時の恰好が見たい」。動画配信が、動画撮影の知識が無い素人でも出来る時代はとっくに到来していた。

 便利だね。楽しいね。近くにいるね。理想の女の子だね。デジタルの発展と人々の思い入れの加速は比例していき、それと同時に、そこにリアルに存在している筈の「距離」というものを曖昧にしていく。
 何か大切なこと、忘れていないか?アイドルって何のために存在しているのか、忘れていないか?

 「そこに立っているのは人間なんだよ」そんな当たり前な事実が、心の叫びとして届いた。

 愛のため今日まで進化してきた人間 愛のためすべて退化してきた人間  (作詞:児玉雨子)  以上、意訳:アルファ

 ※ アップフロント様は、怪我や病気を患ったメンバーに対して、メンバーの意思を尊重して今後の活動方針を決める良心的な会社であることを書き加えておきます。更に書くと、メンバーに必要以上にネットサービスの仕事をさせていない会社であると思っております。

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愛の種 2017

2017-01-06 22:49:55 | ハロプロ2015-2017

 2017年、今年最初の記事です。今年もよろしくお願いいたします。
 大晦日に宣言しましたように、今年は書きたい話題に合わせて更新してまいりますので、そのペースにお付き合いいただき、楽しんでもらえたら嬉しく思います。

 さて、1月2日からスタートした新春ハロプロコンサート。2パターンあるうちの「カレイドスコープ」公演で、モーニング娘。が幻のデビュー曲「愛の種」を歌っていると聞き、正月早々、驚いております。幻というには大げさですが、メジャーデビューシングルという扱いではないし、何しろコンサートでは長い間歌われてこなかった曲。実は私も観たことありません。何しろ最後に披露したのは、1998年の第一回ハロプロコンサートだそうで、「がんばれ日本サッカーファイト」並みか、それ以上のレア曲なのです。

 なぜ「愛の種」はコンサートで歌われてこなかったのか?つんく氏の作った曲ではないからか?デビューを決定させた歴史的な曲であるので、当時のメンバーに敬意を表して封印しているのか?あるいは別な理由か?
 個人的には、封印は賛成でした。もし歌うのであるなら、当時のメンバーが揃ってステージに立ち、その五人で歌うような機会が訪れた時が良いのではと。そして、そういう機会を経由して今のメンバーに受け継がれる儀式(と書くと、ますます大げさですが)を済ませてからで良いだろうと思っていました。イメージするなら、オリメン五人で歌い終わったあと、ステージ上で中澤姐さんがフクちゃんに「この曲を歌い継いでください」というコメントで伝承する。そんな演出を経て受け継がれたらと妄想していました。
 そういう場が生まれるとしたら、節目の記念ステージでしょう。つまり「二十周年記念コンサート」の開催。この機会を逸しては「愛の種」の伝承はない!そう信じておりました。
 何しろ、2008年春のツアー「シングル大全集」でも歌わなかったのですから。
  ~このツアーはツアータイトル通り、シングルを全曲歌うものだった。セットリストと内容についてはこちらを~
http://www.billboard-japan.com/special/detail/61

 そんな封印されたシングル曲「愛の種」が、今回突然歌われたこと。これはモーニング娘。からの決意表明なのでしょうか?そうだ!「愛の種」が発売されたのは1997年。ああ、今年で20年だ。
 私が妄想したような記念公演が開催されるかどうかはともかく、やはり節目という事を関係者も当然意識しているのでしょう。現メンバーは当時の事はリアルタイムで知らない世代になりましたが、スタッフやOGの皆さんから色々と当時の事は聞かされている事でしょう。メンバーは、「グループとしての歴史」を意識したコメントは折に触れて発言してきているし、新メンバーが入る時も大抵はそこをコメントします。
 20年続いてきているグループという事を、強みとしてはっきり打ち出してきたこの正月。しかも、新メンバーが加入して最初のコンサート。ツアータイトル通り、万華鏡を覗くように、過去の景色を表現できるアイドルって、そうそう居ないです。昔の引き出し、どんどん開けてほしい。

 ただ、伝統とか歴史とか、そんな埃のついた言葉いらない!という向きもいらっしゃる筈。でも、そんな「未来志向型」な人も見据えて、ハロプロはモーニング娘。の歴史ばかりに飾りつけをしている訳ではないという姿勢も、この正月に同時に打ち出しました。
 そうです「和田彩花のハロプロリーダー就任」です。ハロプロエッグ出身からの抜擢という、新たな波が生まれました。「これからのハロプロはアンジュルムが引っ張る」という宣言とともに、その新しい波をどう動かしていくのか。「仲良しバトルだけど実はガチだよ」という、一見矛盾しているようだけど刺激的な言葉を加えたくなる。

 ハロプロという大きな看板の中に色んな方向性が生まれて育っていく。「愛の種」解禁は記念事業めいた企画なのではなく、新しい種の開花宣言を楽しみに待つためのプロローグなのかもしれません。

 正月らしく綺麗にまとまった。かな。
 ネタバレになってしまった方にはお詫びもうしあげます。

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2016年の大晦日に決めたこと

2016-12-31 22:02:25 | ハロプロ2015-2017

 一年ぶりの更新となります。つまり今年初の更新です。さゆブログのほうが更新回数多いではないか(苦笑)。
 道重さんのブログの更新頻度を把握していることでおわかりいただけるように、私自身は相変わらずハロプロを追いかけています。今年はここ数年の中では一番ハロのCDを買った年でした。つんく氏の病気の件は心配でしたが、ちゃんとハロプロ音楽の命脈は変わらずに続いていると思うし、つんく氏は完全撤退したわけではなく、引き続き楽曲提供をして、良い曲を届けてくれております。
 個人的な事ではありますが、実は現場にはなかなか行けておりません。昨年末から今年の上半期にかけて、自分が各グループでイチオシしていたメンバーが卒業するという事態がありましたが、それが理由でモチベーションが下がったという筈もなく、一番の理由は金銭的なものです。ハロプロ現場の雰囲気も変化してきているとは聞きますが、それでも昔も今も楽しい空間である事は間違いなく、ステージのクオリティの良さも不変なのは映像からも伝わります。
 それでも、やはり「世の中、金や!」(なぜかこういうセリフを言いたい時は関西弁になってしまう)な訳なので、金銭的な事が理由で通えないのは辛いところです。私自身、今年は三陸、山梨、北近畿、北海道と旅はしていますが、節約に節約を重ねて、旅費もなるべく安く(飲食代は出来るだけケチらず)、実行したものです。ハロプロの現場に行くお金もうまく作らなくては。

 さて、そんな状況な私ですが、ネットなどのコンテンツでハロプロを楽しんでいます。ありがたい事に今のハロプロは在宅でもそれなりに楽しめるコンテンツになっています。以前に提案した事がありますが、「遠方在住者でも動いている姿を楽しめるよう、ネットの有効活用を」という路線が今は実施されています。そういう意見は、決して少ないものではなかったのか、毎週定期的にネット動画番組を配信してくれる良い時代になりました。
 「ハロステ」はこれといって作りが凝っているわけではありませんが、「メンバーが楽しそうに司会をして喋っている姿」と「最新ステージ映像とその舞台裏」を見せてくれるだけでも、ヲタにとっては嬉しい番組になるという、ひとつの形です(完成形とまでは言わない)。何より、ハロプロの配信番組は「媚び」がないのが素敵ですね。

 そんな訳で、現場系から在宅系になっている私ですが、このブログをどうするべきか、なかなか良い考えがまとまりませんでした。そんな風に更新が停まってしまった間に、ハロプロにも新規ファンが増えてきました。そんな方々が、このブログにも検索でたどり着き、「昔、こんな事があったのか」などと想いながら読んでいただくケースもそれなりに増えてきているようです。とても嬉しく思います。
 「そうだよ。昔こんな事があったんだよ。どうだ!」などと偉そうにふるまうつもりは勿論ありませんが、ハロプロがスタートして20年という時を迎えようとしている現在、続けていくこと、書いていくことも、それなりに意味があるのではないか?と思っています。中島卓偉さん(アップフロント所属)も「続けろ!続けろ!続けるお前めっちゃストロング」と歌っていますからね。

 そういう時に、道重さんも再生宣言をいたしました。過去と未来はつながっていくからこそ輝くのだ。そう思えます。私も続けよう。めっちゃストロングになって、上手く言えないけれど、まあ気長にがんばります。くさらずにがんばります。
 という事で、来年は在宅なりに、新曲の感想や、何かしら思ったことを綴っていきたいと思います。ハロプロ、ハロプロOG、アップフロント所属のアイドルやアーティスト(アプカミも毎週楽しみに見ています)、このあたりの界隈について書いていきたいと思います。
 更新頻度はそれほど頻繁にはならないと思いますが、来年も読んでいただけたら嬉しいです。

 2017年、よろしくお願いいたします。

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2015 ゆくハロプロ来るハロプロ

2015-12-31 22:39:53 | ハロプロ2015-2017

こぶしファクトリー『ドスコイ!ケンキョにダイタン』(Magnolia Factory [Dosukoi! Humble but Bold]) (Promotion Edit)

 こぶしファクトリーがゴールデンの地上波で歌っている。しかも、堂々と可愛く大胆に派手に舞う姫たち。その舞はとても強く心に残るもので、それはきっと「一般的にはヘンテコな曲を涼しげにかっこよくカワイク歌うハロプロ」というハロプロの正統派そのものな姿であったからに違いありません。「力いっぱいヘンテコを演じる」姿は、掲げているBerryz工房スピリッツそのものでもある。
 それから数十分後、喜びの涙を流すメンバー。その清々しさと爽やかさはまさにアイドルでした。そして、涙を流しながらも、歌のスタンバイに入った頃は表情が引き締まっているプロ意識。威風堂々という言葉が頭をかすめ、その栄誉に拍手を贈ったのでした。「こぶしファクトリー」レコード大賞最優秀新人賞おめでとうございます。

 2015年のハロプロは振り返ってみれば去っていく景色がたくさんある年だったと思います。Berryz工房が武道館で見せてくれたものは、明るく楽しく、それがアイドルだ!という10年以上積み上げてきたブレのないエンターテイメントでした。
 それから少し経って同じ会場で観たモーニング娘。のステージでは、鞘師里保の圧倒的で堂々過ぎるくらいに真ん中で構える姿。その姿に「ついにここまで来たか」という想いが湧き、今後の鞘師里保が今まで以上に楽しみになったことを昨日のことのように思い出します。

 ハロプロはアイドルであると同時に、そのシステムはスポーツ的でもあります。誰かがチームを去っても、新たな人が台頭してチームを盛り立てる。それを繰り返すことによって伝統というものが生まれてくる。
 去っていく人は舞台が変わるだけのこと。残っていく人は舞台が続くということ。どちらも未来は間違っていない。ゆく未来、来る未来に乾杯。来年もとても楽しみなのです。

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