フリージア工房 国道723号店

ハロプロメンバーを応援してアイドル音楽を愛するエッセイブログ

福井 春の歌

2006-03-12 00:12:46 | 遠征&旅行日記

 はやる気持ちを抑え会場に入る前に、近くのコンビニでお茶を買おうと入ったら、店内はヲタで長蛇の列。仕方なく並ぶ。
 まだ開場は始まっていないので、グッズ売り場に行きトレーディングキーホルダーを買う。愛ちゃんが出るよう念力を込めたが、さゆだった。

 この日の私の席は17列。一階のない造りのこの会場(福井フェニックスプラザ)に来るのは二回目だったりする。
 周りを見回せば、愛ちゃんTシャツの二人組が後ろ、前には紺紺や豆のシャツを着たヲタ。開演時間間近にやってきた私の左隣の人はマコシャツと、見事に五期メンのヲタが揃っていた。良い感じの熱狂で、ライブはマンパワーで幕を開けた。

 アルバム「愛の第6感」からの曲を中心に、聴かせ、魅せ、楽しませてくれるライブを展開したこのツアー、ようやく娘。のライブも楽しいと思える内容に進化してきた事を実感。
 「春の歌」や「声」では綺麗な高音を聴かせ、「ふるさと」をソロで熱唱する愛ちゃんの姿は、頼もしいものだった。

 アンコールを叫ぶコールが「愛ちゃんコール」に変わるほどの熱狂で、高橋愛凱旋公演は終了した。メンバー全員がステージから去ったあと、愛ちゃんが一人再び現れて声援のお礼を述べて大団円。「また福井でコンサートをしますから、来てください」という言葉が耳に残った。

 終演後、私の隣で振付を完全コピーして踊っていたマコヲタ君が、お詫びと共に握手を求めてきた。周りのヲタともなんか不思議な連帯感があった。それほどの盛り上がりで、サウナに入ったかのように汗まみれになった私を待ち受けていたのは、会場外の大雪だった。
 20:04田原町発の電車に乗ると、隣にはなっちバッジを鞄に付けた女性が座った。

 雪の福井の夜の町を歩きながら、駅近くの以前にも入った事のある飲み屋に入る。カウンターだけの小さな店内で、汐ウニと、しめ鯖を食べた。食べ足りないので、近くのラーメン屋に入り、しそ風味塩ラーメンというのを食べる。お腹はいっぱいになったけど、今度は飲み足りないので、コンビニで「舞美人」という福井市の地酒を購入。青い瓶が綺麗だったのと、矢島舞美、里田まい(里田舞)、萩原舞、あたりに掛けて買ったつもりだったけど、ホテルの部屋で窓の外の雪を見ながら飲んだら、キリッと引き締まった美味い一本だった。

 翌朝も雪は止まず、今日の福井は大雪という予報が出ていた。私は、城跡にでも行こうかと、城下町丸岡に行ったがバスの便が悪く、八時半頃福井駅に戻ってきた。
 私はちょうどバスの発車時間も迫っていた事もあり、愛ちゃんが小学校低学年の頃まで住んでいた福井市久喜津町に行く事にした。
 9:15に福井駅前を出たバスは14分で、福井市のはずれの静かな所に着いた。久喜津バス停付近は、スーパーや薬局やCD屋が固まって建っている郊外型店舗があったものの、白い雪に覆われた田んぼが広がる土地であった。その白く静寂な眺めが、高橋愛も幼少時代も見たであろう風景である事に、胸がいっぱいになった。
 何とも言えない心境で道を歩くが風と雪で視界が遮られ、川に架かる久喜津橋では持参のカメラ「ミノルタ ハイマチック AF-M」はシャッターが不調になり切れなくなった。
 雪が強く降り寒いので、デジカメの方で風景写真を少し撮ると、CD屋に入った。レジ付近の良い場所に娘。のCDが並べられていた。

 十時半過ぎ福井駅に戻り、キヨスクでお土産を買おうとしたら、五月ヶ瀬の前にヲタが何人も立ち、次々と五月ヶ瀬は売れていった。勿論、私も購入。一昨日泊まった大野市の里芋や、福井の名物のひとつである水羊羹なども買った。

 大雪の福井県。鈍行列車の車窓から白く包まれた町並みを眺めながら、昨日のライブでの愛ちゃんの終演後の挨拶を思い出し、去りがたい気持ちに心揺れた。
 まだ、福井の春は名のみ。

  今回のBGM  春の歌 / モーニング娘。 (アルバム「愛の第6感」収録)


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