1276)釜石市の今

　首相が呼びかけた効果かどうか分かりませんが、大震災から１年を期に被災地のガレキ（この表現には様々な意見がありますが、ご容赦下さい）処理の支援を申し出る自治体の話題が増えた気がします。

　報道に触れる範囲ではガレキの撤去はほぼ終わり、後は処分だけであるように感じてしまいますが、ブログやボランティアセンターのＨＰを拝見すると、まだ撤去が終わっていない自治体も多いようです。

　今回の一品は、震災から約１年後の釜石市街地です。中央の道路は釜石駅と釜石湾を結ぶ県道４号線で、一見するとすっかり復旧しているようですが傾いた街灯が残り、奥には解体中のビルが見えます。

（大渡地区の県道４号線　－釜石市大渡町 2012/03－）

　この辺りは商店街で２～３階建ての建物が並んでいるのですが、１階部分が被害に遭った建物が多く、一部は現在もそのままの状態に置かれています。私が見たのは駅から甲子川を渡った大渡地区のごく一部なので軽々に申すべきではありませんが、復興どころか復旧もまだまだではないでしょうか。

（とある建物の１階部分　－釜石市大渡町 2012/03－）

　明日から2012（平成24）年度が始まりますが、こと震災に関しては少しでも明るい兆しの話に触れられれば、と思います。　

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