茜ちゃんの「島日記」

奄美群島から文化の発信を試みております。自然・文化・民俗学など想い付くままの事柄どうぞお聞きください。

サワラチャンの加計呂麻日記-072

2013年11月16日 | 教育

 

サワラちゃんの加計呂麻日記

                       -072 

 

 

 

                                                       東シナ海を望む林道の頂上から大島海峡の眺め

 

 

台風30号の災害が隣国フィリッピンを襲いました。

一歩間違えば奄美群島とて同じような結果になったかもしれません。

推定死亡者数10.000人とか。

最大瞬間風速105m/s(210nt/s)、戦争のような惨劇となりました。1951年以降最大風速を記録。奄美群島を襲えば、地形的な関係からもっと凄い大災害になったでしょう。身震いします。

 

フィリッピン・レイテ島

 

被災者のご冥福を祈ります。

奄美群島・加計呂麻島も2011・11・08~9に掛けて、台風の被害を受け全島がズタズタになりました。爺の住んでいる地域も例外でなく、インフラが全てストップしてしまい、奄美本島の離島は数日間の間本当の孤島のような状態になってしまいました。台風の威力は現代科学でも制御の仕様が無いスケールのエネルギーです。ただ、無事通り過ぎるのを祈るのみ。

 

フィリッピン・レイテ

 

 

 11月に入ると一挙に雨が多い日が続くようになりました。今年は台風が多かったですが、運良く加計呂麻島直撃は有りませんでした。でも、奄美群島最南端の与論島は昨年に続いて、風水害の被害に遭いました。早く復旧して欲しいです。

昨年、一昨年と奄美大島一帯は災害に遭いまして、散々な目に遭いました。最近、やっと道路の復旧工事も終わりに近づいていますが、未だに未開通の町道や林道が有ります。

こんなに涼しくなっても、まだ蚊が飛んでおります。素肌を出して畑に数分行っただけで、脚や手をやられてしまいます。耳元に独特の<プ~ン>という音が聞こえてきます。あれは警告音のでしょうか。それとも蚊の喜びの鳴き声でしょうか?

 

 

蚊というものは人を選ぶのでしょうか。近くの婆ちゃんなどは、素足で何時間藪の中を歩いても大丈夫。ハブが居るのに鎌一本もって藪の中を歩いています。見ているほうがハラハラ・・蚊もハブもフリーなのでしょうかね? 蚊、アブ、ハエ、蟻、蜘蛛、鼠 ・・・イヤハヤ、爺は虫は蝶でも基本的に嫌いなので、これには参った 

 

 

ついでの話ですが・・蚊は形(なり)は米粒の数分の一の大きさにもかかわらず、意外と知恵があるのです。外に出てから数分で部屋に戻り、いすに腰掛けると<プッツン>と刺してきます。外で身体の後ろにくっ付いて、暫し様子を伺っているようです。蚊の頭なぞ虫眼鏡で見ないと解らないほどの大きさなのに、何処にその様なある面で高度な判断力が有るのでしょうか。遺伝子に刷り込まれているとは到底思えない。何か未知なメカニズムか情報伝達方法が有るのかも知れません。

 

虫などを観察していると、同じような発見をする事があります。自然のメカニズムはまだまだ未知なことが満載。人間はもっとモット謙虚にならなければなりませんね。

 

さあ~、<島暮らしも>も回を重ねてきました。大分深刻な話題も多かったのですが、物事には良い面も悪い面も有ります。何事も両面を見ようではありませんか。今回も少し憂鬱な話題・・ 

 

 

    ***島暮らし-019*** 

ムラ社会>-05 

 

 

 さて、ここ南西諸島の離島、加計呂麻島にIターンしてから丁度2年。 自然の厳しさには(北の北海道とは違った)いろいろ驚かされましたが、いろいろ全国を経巡っていたお陰で、今現在は<良い所に来て良かった>と思っております。自然の素晴らしさは抜群です。生まれてからここにいる方は、そうは思っていないかもしれませんが、多少不便な事も有りますが<住めば都>でして、毎日、ブログ造りと貝の整理と畑作業に追われております。

自分で野菜を作り、自然農法で多少虫や烏やイノシシに税金を払わなければなりませんが、自然は人間の独占物では有りませんから、それはそれで宜しいかも。

 

今回も<ムラ社会>をもう少し視点を拡げて見てみましょう。 

本日のお題は 

  ゲッべルス効果・・-02 爺の造語

 

Paul Joseph Goebbels 

 

 突然今を去る事70年前の、第三帝国ナチスの高官・ゲッベルスの名前が飛び出してきましたので、ビックリした方も有ると思います。ここ数回は<ムラ社会>についていろいろ書いてきましたが、これは一言で括ると「社会心理学」の話なのです。 

それやこれやで プロバガンダの天才と目されるゲッベルスを登場させたのです。

決して爺は「ネオナチ」じゃございませんので・・・(^-^)

話は少しずれますが、<ヒトラー>、<ゲッベルス>、<東条英機>と聞くと、即極悪人という「認識」と直結される方が多いと思います。

 

                                             

しかし、皆さんはその認識をどこで持つようになったのでしょうか。

恐らく戦後の日本の初等・中等教育の段階で、教科書や学校の教師の話から、あるいは、そのレベルの関係図書から取り入れたものかと思います。

現代史は非常に複雑で且つ、未だ公開されていない情報が山と有りますし、全容解明には程遠い段階です第二次世界大戦の戦勝国が、プロバガンダとして流している、変容された情報も可なり有るのです。

これを無批判に受けていると、爺の造語である「ゲッベルス効果」の餌食になってしまいます。この事は十分注意しなければなりません。そのような事を頭の何処かに置いて、爺の話を聞いていただければ幸いです。そして、「社会心理学」の話として・・・・・・・・・

 

 <血はよりも濃い

 

 さて、今まで山口県周南市の山間僻地の集落で発生した事件をヒントにして、話を進めて来ました。HPなどから拝見するこの事件の概要は、飽く迄も不確定情報ですから、一々その可否を書くわけには参りません。ただ、似たような事項がその場所だけでなく、その他の場所でも、あるいは離島でも発生する事が有ると言う事を書いてきました。

唯、物事には両面が有りますので、話は慎重に聴かなければなりません。しかし、<血は水よりも濃い>という事・・・地元の横の結びき付きの有る方々との間の関係は、これまたなかなか難しいものです。・・・・・<道理よりも縁>なのです。本日はこのことについて書いてみましょう。

 

 

 

 

 都会は縦型社会、横型社会、そして疎外された社会(その中にも縦横あり)の3構成でしょうか。複雑極まりない構成になっております。しかし、その構成員の一人ひとりは、ほぼ全てが生まれ故郷を持っております。爺が道産子であると同じように・・・・

皆さんも経験が有ると思いますが、故郷との情報交換を頻繁に行なっている方が、意外と多いのではないでしょうか。電話やインターネットなどの媒体で、相互に情報を交換し合う。しかし、ここに大きな落とし穴が有ります。相手が親戚、親族、知人、友人成るが故に、無定見に信じてしまう危険性です。電話等は相手が見えない、自らの眼で確認が出来ないという事です。

悪意が無いのにも拘らず、不注意などでトンデモナイ情報を、相手に伝える事が有ります。それを知らずに鵜呑みにしてしまう危険性です。過疎地や島はこの不作為による作為なる情報の間違いの伝達が結構多いのです。 都会では様々な情報が氾濫しておりますので、注意をしていれば是正が可能です。しかし、これらの地域は元々が情報が少ないのですから、修正機能がなかなか働きません。

 

 

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何処何処の爺ちゃんと婆ちゃんが怪我した! 二人とも足の骨折ったって?X ?

何処何処の爺ちゃんが言っていた。病院に見舞いに行ったとさ

そんだら嘘じゃなかべ~ そうか、そりゃ大変だ!> 

にも拘らず、数日後に問題の二人は農作業でピンピン元気で歩いていた X ? 

 

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 この手の事は結構有るんです。教えてくれた人は親切に教えてくれた。隣近所の爺ちゃんの話だから、特に疑念も持たず・・・・通常当たり前の事ですね。でも、後で驚くのはご当人達かも。この場合は2点間の距離が僅かですから、笑い話で済むのですが・・・若し、これが数千Km離れた東京や大阪でしたら、笑い話では済まなくなって来る。しかし、現実に多いのも事実。

有りもしない事が双方から、真実な情報として飛び交う。これで眼を白黒してしまう。情報の交換者が他人(知らぬもの同士)なら双方注意をするのですが、肉親、親戚、知人となると人間は無定見になりやすい。皆さんも経験が有ると思います。<血は水よりも濃い>という事と<道理よりも縁>なのです。

 

  喫茶店  

 

ヒットラーゲッベルス

 1945年当時、このようにカラー写真が有りました。上のゲッベルスの写真もそうですね。ヒトラーの姿が映っております。最晩年の写真でしょうね。場所はオーストリアの山荘でしょうか。

随分、年以上に老けて老人臭く撮影されて居ります。

写真からの感じでは、およそ公表されているユダヤ人650万人虐殺の、命令者には見えませんが・・・・唯、ヒトラー、ゲッペルス両人とも<反ユダヤ主義>の急先鋒とされていますが、ヒトラーがユダヤ系のオーストリア人であり、ゲッペルスはもともとは反ユダヤ主義では無かったとされております。

一体何処で歯車の回転が狂ったのでしょうか。

 

 

 

 離島や山間僻地のような情報網がある程度制限されているような、或いは途絶されているような地域は、この手のトラブルが誠に多いというのも事実です。都会の人は郷里の情報を欲しがります。自分の生活の原点ですから。しかし、情報提供人の作為、不作為は別として騙されやすい、間違いやすい。にも拘らずそれでも信じようとする。悲しい人間の性でしょうか。

 

<人の話は両方の当事者の話を自ら直接聴く>

 解っているようでなかなか人間はこれが出来ない。相当理性的な知識人でも親族、親戚の話を鵜呑みにしてしまう。他人からの話、情報では客観的に判断しようとする。しかしである・・・

これらの事は都会人も地方人も有りません。何処にでもありますが、特に山間僻地、遠隔地、離島では大事な心がけです。後で臍を噛まぬためにも。

 

 このような迂闊油断の上の事共が、地域に大きな問題を起こしやすいのです。結果的には双方に責任が有ります。狭い空間の集落が何かの事で分裂する事が有ります。 その原因の遠因は遥か昔に有るのですが・・・その時にいろいろな情報が集落と遠隔地との間に乱れ飛んで、収拾が付かぬ騒ぎになります。結局はどちらかの一人か二人のデマが事の発端なのですが。

ある時はわざわざ遠隔地から乗り込んで来て、意見を言いに来る方も有るようですが、事情を知って赤面の至りになる方も有るようで・・・本当に困った事なのですが・・・現実にあるのです。でも、これは何処の社会にでもありますな。 粗忽な人が良くやる失敗です。充分気を付けましょう。

 

水よりも濃し>、・・・・・人の話は双方から注意して聞くべしでしょうか。これも言わば<ムラ社会>の変形現象でしょうかね。

 

  

 

喫茶店でちょっと一服   ]

 

                       株式市場の天気予報

 

 

 いよいよ新任の駐日大使ジョン・F・ケネディ元大統領の長女で新駐日米大使のキャロライン・ケネディ氏(55)が15日午後、成田空港に到着しました。オバマ&ケネディ体制が日本で活動を本格的に開始するということになります。米国の対中国、対北朝鮮、対ロシアの橋頭堡 ということになります。お手並み拝見ということでしょうか。

 

連日、NYの新高値更新が続き、円も100円を久しぶりに取ってきました。東京市場も¥16.000を目指して勢いを増して来ました。戻り新高値は必ずとるでしょう。その日付は年内でしょう。ただ、ここで有頂天は禁物だと思います。FRBの新議長の

<<緩和の規模縮小を始める時期については、「経済の回復が弱々しい時にはやめないことが重要だ」と述べたが、「あらかじめ決まってはいない。経済データ次第だ」と明言を避けた>>

 

は、注意が必要だと思います。つまり、NYが天井を付けるかもしれない・・・・この付近で「緩和規模縮小 OR 金融引き締め策に変換 」を暗に言っているように、爺には聞こえるのです。NYが天井を付けると同時に東京も戻り天井を一時付け、調整期に入り、また上昇するでしょうが・・・・同時期に中国金融経済の破綻が現実になってくる危険性もあり、そうなって来たら日本経済に相当の影響が有るのではないでしょうか。

 

 

日本の経営者は既に中国から退避を始めているようですが、後発の進出企業は逃げ遅れる結果になるかも。犠牲者は出るのかも・・・・FRB新議長の発言は、彼女の個人的意見ではなく、彼女はメッセンジャーにすぎない事を、理解すべきだと思います。人形浄瑠璃の黒子は別に、後ろにいるわけですから・・・・オバマ大統領がサマーズを推した理由は別に有ると思いますが?x?x

中国経済を壊滅させるために、米国が300兆円ものドル紙幣を印刷し、80%程度が中国に落とされた・・・というような話もあります。確かに目論見通りに中国経済はバブルになってしまい、内外からいろいろな問題が続出してきております。計算通りにことは推移しているかのように見えてなりません。怖いことになりました。

東京市場日足-01

 

東京市場の日足を見てみますと、爺の予想とおりに進んでおります。戻り新値を付けてからどうなるかは2通り有りますでしょうか。いづれにしても16.000付近で調整するでしょう。その後が問題です。期間を縮めると下記の通りです。

東京市場日足-02 

いずれにしても、16.000付近で戻り売り、新規空売りが必ず出てきます。空売りはいずれ上昇力の加速に役立ちますが、惑わしの原因にもなります。注意して対処をすることが必要ではないでしょうか。いずれにしても、NYとFRB次第でしょうね。

 

 

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