サワラちゃんの加計呂麻日記
-071
珊瑚礁珊・瑚海岸の砂浜
・
珊瑚の砂浜は細かいパウダーに近いような、それで居て研磨剤のように貝殻の表面の美しい模様を、削り取ってしまうような強い力が有ります。それでも飽きもせず天気が良くなると、三々五々断崖絶壁に付けられた林道や町道を通っていると、眼下に紺碧の海や青い海を見る機会は数多く有ります。本土から数千km離れた離島ならではの光景でしょう。
本土から数千kmも離れた離島は、数多くの素晴らしい自然に囲まれております。都会の慌しい雑踏や喧騒を逃れて、行楽に来る方々も有りますが、季節的に限られております。通常は人っ子一人居ない砂浜が横たわっております。その様な砂浜で一人貝殻拾いをしていますと、まるでプライベート・ビーチに居るような感じになります。
実久海岸
集落の塀は珊瑚の岩石を積み上げた造りが多いのも、ここ実久の名物。 以前は島全体がそうであったようですが、この塀には猛毒蛇・ハブが巣を造ったり、潜むため次第にブロックつくりになって行ったとか。ところどころに2m程の棒が立て掛けてあります。つまりハブ対策用。外から訪れた方なら、その光景に驚くでしょうね。
実久海岸の集落
南西諸島奄美大島に来て3年目に入りますが、 未だに分からないのが季節感。今が秋なのか冬なのか、はたまた夏なのか。 蚊はブンブン飛び回り、蝉は鳴き、年から年中真紅の<ハイビスカス>が咲き、と思ったら朝は毛布が要る気温。畑の種や苗を蒔こうにも、季節感が分からないから立ち往生する。結局隣の婆ちゃんの様子を伺ったり、意見を拝聴する始末。
<郷に入れば郷に従え>の例え通り、何だか分からないままに従うしかない。もし、将来本土に帰ってたら、また混乱してしまうでしょうな。四季がハッキリしない国の感じ。よく分かります。
***島暮らし-018***
<ムラ社会>-04
さ~、段々最終回に近づいて来ましたが
今回も<ムラ社会>からもう少し視点を拡げて見ましょう。
「 原子力ムラ 」
ある日、HPのニュースを見ている内に、「原子力ムラ」という文字が眼に飛び込んできました。爺の頭の翻訳機は<原子 カムラ>と翻訳したようで・・・・<なんでっしゃろ?>という訳。暫し考えました。新しい物理学用語かな?・・・・・・・・・・・<カムラ>って何だろう。初めて聞く単語である。<カムロ=頭> ・・・?? カ=力(漢字)かな?
続いて管元総理大臣の名前が続く・・・彼は東京工業大学卒のはずだが・・・福島原発と連想する。
暫し、懸かってから・・・原子力 ムラと認知する・・イヤハヤ
<ムラ社会>の中には、「原子力 ムラ」という組織らしきものが有る様である。新しい組織であろうか。いやいや、そうではない。しかし、表立った組織形態は無いが、実質的な実態はある。しかも、100年程度にも及ぶ地球規模の歴史のある組織である。民衆には実態が見えない透明な身体を持った、摩訶不思議な組織、ムラ組織だとか。
この<ムラ社会>は別名<ウラン村社会>とも言う事が出来るそうな。1945年8月に広島、長崎で悲劇的な形でこの地球上に突如現れた。だがそれ以前にすでに原子力発電所構想が、日本の国立大学の学者の論文にも見えてくる。実際に日本に原発が登場してくるのは、可なり後の事であるが、理論的なものは、こんな昔から存在したのである。
だが爺なり解釈してみると、その形態・内容は以前ご紹介したWIKI・<ムラ社会>で書かれている概念と余り変わりがないようである。ただし、その規模は巨大で且つ、グローバル化されている。そのようなことになると、<ムラ社会>とは、単に山間僻地や離島だけでなく、地球規模に拡がった普遍的に近い概念と考えなければならない事になる。イヤハヤ大変な事になってきた。
<ウランムラ>の事共を書き始めると、とても簡単に終わりそうにも無く、且ついろいろ論議を醸す事になるので、止めにするが・・・・いずれにしても<ムラ社会>というものは、大変なモンスターのようなものでもあるようだ。・・・・・
そして、そのHPのニュース記事の最後の落ちには・・・爺と同年齢のある男性の<ニュースキャスター降板>の話で終わるのであった。
果たして、彼の悲劇がこの<原子力 ムラ>と関係が有るかどうかは、島暮らしの爺には理解すべくも無いが、見方によっては空恐ろしいような気持ちになる。しばし、わが身の幸せを実感するのみ。
と、思っていたら・・・「秋の園遊会とかで、何処かの参議院議員が天皇陛下に手紙を渡したとか云々」・・・初め官房長官、宮内庁長官が異議を申し始めたら・・・出てくるは出てくるは・・・法務大臣がコメントを出すと、我もわれもと・・・雨後の竹の子のように飛び出してきた。
<皆で渡れば 怖くない>・・・「ムラ社会」特有の現象が当たり一面を覆い始めた。
法的に不法行為ではないから、政府としても衆参議員団も手の出しようが無い。懲罰行為も出来ませんでしょう。にも拘らず<不謹慎行為>・・・なかなか微妙です。
爺は山本参議院議員の支持者でもないので、中立な立場で申し上げるが・・・・
<天皇の政治的利用行為>に抵触するという論法は間違いではないが、<言論の自由>の観点からは如何なものか。最近では足尾鉱毒事件の田中 正造代議士の明治天皇への直訴(直訴文)の件が思い起こされます。これは死刑を覚悟した行為であった事でしょう。江戸時代でも大名などへの農民の直訴は有った。<切捨て御免>覚悟でした。
山本議員がどのような内容の直訴文を書いたか詳細はわからぬが、荒唐無稽なものでもありますまい。いや、それよりも爺はその行為の法律的解釈はさて置いて、周りの議員の<ムラ社会>的な発想と行為、言論に幻滅を感じますね。
山本議員が自らの宣伝行為という発想がなかったと言う前提で書いておりますが・・・
天皇に直接手紙を送っても、<そりゃ、土台無理な話、送っても届くはずも無い>・・・うんじゃ、直接手渡しするしかないじゃ有りませんか。 手紙を片手で持って相手に突き出したという非礼をした訳でもなく、写真で見る限りでは礼は尽くしている。つまり、彼が原発関係に深く関与している、胡散臭い議員だからでしょ。無闇に批判するのは、民主主義の理念に反しますね。とてもリベラルな発想、行為と言うわけには参らぬ。
もし、渡した相手が米国のオバマ大統領、ロシアのプーチン大統領だったらどうでしたでしょうか。大統領は国家元首相当の人達です。当然、手紙を受け取るでしょうし、礼儀を弁えて特に異論も発しませんでしょう。しかし、それは法律的(国際法)にも、道義的にもいけない行為ですか??
上記でご紹介した69歳のタレントの件にしても、山本議員の件にしても、<誰かが言うと・・五月雨的に言い始める。周りを見渡しながら・・・>このような風潮がいけないと言うのです。弱みに付け込んで少しずつ虐め始める。これは全く偽善者的行為ですね。
爺と同じ69歳の面々
<人間てーのは、身の引き方は難しいもんだ!>
<ムラ社会>は僻地や離島の特有現象ではなく、これこそ日本全国全てで展開されている、国民的現象であると今まで書いてきた事なのです。とうとう、どっかの党の幹事長までが言い始めた。それなら直接本人と面会して、正々堂々と言ったらどうなのかいな!
結局、<国会議事堂政治ムラ社会>というのが、存在するのかいな? イヤハヤ (^-^)
まあ、そのようなことで、 <何を言っているのか解らない?>という方も居られると思いますが、この辺りで止めておいたほうが宜しいようで・・・
本日はこれにて、次回は<島暮らし-血は水よりも濃い>を書いてみたいと思います。
喫茶店でちょっと一服 ]
株式市場の天気予報
東京市場 (SHIKKより掲載)
NY市場は新高値を更新中です。東京市場も三角保ち合い別れをし始めましたようで、年末恒例の相場展開になり始めました。大納会はどの辺まで来ましょうか。若干のタイムラグは有るでしょうが、上記の赤線の表記のようになるでしょうね。 新高値を年末に付けるか、新年度に入ってから付けるかは微妙なところですが。
アメリカのFRBが以前から言って来た<ボヤキ言葉=金融緩和抑制>が、何時始まるのかが問題だと思いますが・・・・この事は大変な事に繋がって行くようです。つまり、ドルのアメリカへの還流を意味します。それで一番ダメージを蒙るのはどこか・・・・300兆円以上のアメリカ国債を持っている中国でしょうか。中国から資金が逃げ出します。東南アジアの金融危機の再現が始まったら・・・・唯でさえバブル経済で七苦八苦している中国にとってどうなるのでしょう?
中国の今年の8月金融危機の火種は燻ったままで居りますから、その時になって火を本格的に噴き出すということでしょうか。これは頭に入れておかれたほうがよろしいかも。 NYが大天井を付けたら・・・考えただけでもその先は怖くなります。
中国国内はウイグル問題、山東省の爆弾テロ、スモッグなど危険な問題が続出して来ております。中国国内のストレスは相当なものでしょう。日本はホテルの料理の騙し問題で大荒れですが・・・可愛いもんですね。比較になりません。日本は平和なんですね。馬鹿馬鹿しいことで
お知らせ
<金融超入門講座>は「島暮らし」が終了するまで、お休みします。(島は電話回線のADSLですので、大きなブログが出来難い技術的理由からです)
姉妹ブログ
西南諸島貝殻学入門
加計呂麻島貝殻館
http://shirasumasako.blog.fc2.com/
白洲文学逍遥記
http://blog.goo.ne.jp/nippondentougeinou/