サロン・ド・よしだ分館 おきらくうぇblog

サロン・ド・よしだの日記がうぇblogになりました。

奇胎の海

2016年09月29日 22時36分14秒 | 日常
結局、あんまり面白くないとかグロいとか言いながら48冊分買ってた日野日出志
けっこうな額です

でもまあワンアンドオンリーな強烈な個性というか世界観は病み付きになりますね、メッセージ性がどうたら評価されてたりもしてるみたいですが

そんな強烈な個性が存分に発揮されている奇胎の海

お馴染み日出坊が、妹か弟が生まれそうだから外に行ってろ、と海に行くと奇妙な魚を見つけます。その魚の腹を破っていつもの化け物の赤ちゃんが産まれて来たので日出坊は思わず竹の棒で串刺しにして赤ちゃんを殺してしまいます。

ところが家に帰ってみると産まれた赤ちゃんも同様に滅多差しの状態で死産となっていました。
思わず浜に戻るとそこには魚も赤ちゃんもなく、ただ竹の棒だけが残っているだけだったのですが、日出坊はいきなり砂に飲み込まれます

場所は変わってどこかの浜



終わり、終わりです、因果も脈絡もなし
こんな話しかけるの日野先生だけだと思うんですよね、人によっては汚染とか奇形とかのなんかを感じ取る人も多かろうとは思いますが、この味を一度味わったら抜け出せませんですよねぇ全く
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吸血!黒魔城

2016年09月28日 21時28分23秒 | 日常
元ネタは吸血鬼ドラキュラですね、それで、日本が舞台、吸血鬼の一族と彼らと戦って命を落とした軍勢の魂が水晶玉に封じられて、戦いを繰り返しているという設定です。
なんかややこしいですが、主人公の亜矢が綾姫と生き写しとかで水晶の中に呼び込まれて血を吸われ、一週間繰り返すと力が復活して水晶玉から外にでられるとかそんな

冒頭で、顔のわからないペンフレンドに会いに行くのをたのしみにしてるってシーンがあるんですがストーリーの途中では全く関わってきません、ちょっとでも言及されれば、何か関連が?と読者に思わせたりもするんでしょうが、その辺地獄のペンフレンドではうまくやってましたね。

どうもこの話、250ページ近くあるんですが、あまりボリューム感無いんですよねえ、まあ、日野先生の長編はそんなのが多いんですが
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まだらの卵

2016年09月24日 18時32分00秒 | 日常
ベタな(片目が大きくて片目が潰れかかってるとか)クリーチャーをはっきり見せちゃうようなことが多い日野先生ですが、こちらは徹底して見せない、筋としてはいつもの地獄川?から拾った卵から孵った何者かが家族を皆殺しにしてさらに繁殖するって言うものですが、まず卵から孵ったものは滑った跡しかみせません。それより何よりトラウマ級なのが



主人公小さい頃から病気で、姿を見せてもらったことすらない母親が

襲われて主人公の前に姿を現すのですが、顔が黒塗りというか闇の中と言った感じで見えません


この塗りつぶしの粗雑さがまた怖い
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怪奇!血みどろ館

2016年09月23日 23時31分04秒 | 日常
日野作品としてはかなりの異色作といえます。
どこがってどこがってもんでもないんですが、




こんな特撮ものの幹部みたいなの、出てきたこと無かった気がします。呪文も呪文だし。
あと、怪人みたいな造詣の敵キャラが出てきたり、生命のエキスを吸われた子供が爆発四散した後溶けたり、ノリがどことなく違う。
ただの十字架が最強アイテムなあたりとか、特撮ものを意識して描かれた作品に思えます。
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地獄のペンフレンド

2016年09月21日 01時09分27秒 | 日常
えー、タイトルでだいぶネタバレです、皆さんのご想像通りです。
まー、ホラーでペンフレンドっていえばね、ってのもありますが、それにしてもそのまんま、
動機の部分にちょっと一捻りあるかなって所もありますが

その上で読めば、結構派手に殺ってくれるし、雰囲気もよい作品ではありますが。

そういえば、伊藤潤二にもペンフレンドものがあって、あっちはサイコホラーだったな
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ミミズ

2016年09月20日 23時54分04秒 | 日常
日野作品でしばしば出てくる細長くて縞模様の入った生物、ミミズかなと思ってたけど、恐怖の生き物として描かれてるのでミミズじゃないな、と思ってたらやっぱりミミズだった

そら好きな人もいないだろうけど、怖くもないし、害もないのに
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老婆少女

2016年09月20日 01時34分58秒 | 日常
タイトルのB級感に反して種明かしのところからはいい話、でも、それと辻褄の合わないそこまでの描写がB級感マシマシで、結局B級ホラーという作品
一応種明かしが一番のポイントではあるので詳しくは触れませんが、いい話をどうして台無しにしちゃうんだ!

でも一番の台無し要素は

コレでしょ
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恐怖列車(ネタバレ、画像多し)

2016年09月19日 20時31分32秒 | 日常
初期問題作?恐怖列車ですものによっては地獄から来た恐怖列車となっているそうですが、ぶっちゃけ、地獄も列車も関係ありません

主人公秀一、友人のブーちゃんとユキちゃんが電車で、田舎の親戚の家に行き、帰るところから物語は始まります。
あらかじめおことわりしておきますが、この作品に"why"は無用に願います、細々とした要素は絡むのですが、理由とか、因果関係とか、正体が語られることはありません。(それが必ずしもダメってわけじゃない)

電車がトンネルにさしかかると何かトラブルが発生し、振動に轟音、停電が発生しますが、すぐに復旧します。すると

隣に座っていた黒づくめの男が鴉の羽根を残して居なくなっており、さらに周りを見渡すと乗客の顔が虚ろに、闇が差したようになっています

とりあえずそれ以上は何も起こらず帰宅するのですがそこで家から出てくる黒づくめの男に遭遇します。そして、鴉の羽根も。
秀一の頭に列車の轟音が蘇ります。

家に帰ってみると母親がいつものように優しく迎え入れてくれるのですが、ここで違和感を覚える秀一、母親の喉に今まで無かったほくろ、父親の喉元には傷があります。
正直、気づいてもスルーするようなところ、秀一は何かおかしいと恐怖します
こう言うの、統合失調症の症状であったような気がするんですが
今日一日の事が気になって眠れずにいると、物音が聞こえます。なんと両親が袋詰めにされた人の遺体を庭に生めているではありませんか
ちなみに意味ありげに突き出している手ですが、誰の遺体とか今後一切触れられませんので気にしないでください。

両親に気づかれた秀一は、殺してやると脅されますが、誰にも言わないからとその場のピンチはしのぎます。
翌日、ブーちゃんとユキちゃんの家でも同じ事が起きていたことを学校で知ります。殺人のインパクトに比べれば些細なほくろや傷についても2人ともちゃんと気付いてて覚えているのがやっぱり引っかかるのですが、三人は先生に相談することにしました、すると、秘密をバラした事が両親にバレ、まずはブーちゃんが殺されます。


ここからはひたすらおいかけっこが続くのですが、途中でユキちゃんは転落死、乗り込んだ車の運転手はなんと黒づくめの男、たまらず車から飛び降りた秀一は遊園地に逃げ込みます。

蝋人形館やジェットコースター、大蛇の檻など、逃げ回って近くの交番に逃げ込みます。ここの警官はようやくまともな人物だったのですがあえなく刺殺され秀一はついに捕らえられ、線路に寝かされます

そして、列車が今まさに秀一を轢断しようという瞬間

布団の中で目覚めます

両親のほくろや傷もなくなっています

実は列車がトンネルでトラブルが発生したさい大事故になっており、秀一はすんでのところで一命を取り留めましたがブーちゃん、ユキちゃんほか100人以上がなくなる大惨事だったそうです。

さて無事退院の日、タクシーに乗ると運転手はなんと黒づくめの男、そして二人の首にはほくろが、傷が!



と言ったところで終わります。夢だと思ったら夢じゃなかったのか?のパターンですが、秀一が恐怖を感じると頭に鳴り響く恐怖列車、黒づくめの男、鴉の羽根、両親の首のほくろや傷、両親が殺した遺体など種々細々した要素は出てくるのですが、一切説明はありません。
まあ、絵柄とか構図、秀一と両親の追いかけっこには迫力があって見応えあるともいえるのですがね、いかんせん説明が圧倒的に不足、伏線も示唆もなく、作者的にはつじつま合ってるのかと勘ぐりたくなりますね。
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切り裂きX

2016年09月18日 16時22分39秒 | 日常
しばしば日野作品について、妄想オチが多いと書いてるんですが、単純に、そういうオチなら種明かししないで曖昧なままでもいい、と言うのと、作者のホラーの手法ってのがスプラッタなのに、そういうシーンを妄想として挿入されることによる水増し感ですね。

で、これはストーリーの中で効果的に使っている話。完璧超人で人気者の主人公が、ある日切り裂きXを名乗る人物から脅迫を受けます。その後事あるごとに刺される妄想と、現実の脅迫が繰り返されるのですが、ある時反撃して相手を殺してしまいます。
これはもう妄想か事実かも分からないのですが、死人に口なし、主人公の証言で、相手が切り裂きXと言うことになります。
しかしまたもや切り裂きXの脅迫が、主人公について突き刺さる周囲の視線、と言うところで終わります。

この後で、クラスメイトを皆殺しにして、切り裂きXも自演でした、とか描いちゃうのが悪い妄想オチ、と言いたいわけですよ。


そうそう、こんなんでいいんですよ。
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鱗少女

2016年09月17日 20時53分58秒 | 日常
日野先生の好きなフランケンシュタインに影響を受けたであろう作品
海洋汚染の研究をしているという高校教師が人類の未来を憂い、海に住める人類として作り上げた人造魚類生物は不完全なものであった、そこで、新人類には雌が必要だと言うことで教師を慕う女生徒を実験台にして新しい世界のアダムとイブになろう、とか言い出す、が創り出されたのは醜い半魚人型クリーチャーでした、と思ったのは全部妄想で、誘拐容疑で立ち入った警察が見たのは鱗を体中に貼り付けた腐乱死体でした、といういつもの妄想オチ。
狂ってると言うことで釈放(されません、病院送りです)された教師は新たな実験台を探しが始める、と言うのがほんとのオチか。


女性と合体するクリーチャーがはいるのはそこじゃないでしょ!(これも妄想内妄想内)


あと、少女が変貌したクリーチャーが、やすい特撮のスーツみたいに皺が寄ってるのがなんとも

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