「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」参加レポ:その1
からの続きです。
飲み物とおやつを配布された休憩所の中には、工作コーナー。動物園で毎日山ほど出るゴミを材料にした「リサイクル工作」。展示されているものに「好きなものを持って帰っていい」と書いてあったので、いただいてきたのがこの写真。リンゴを段ボールに詰めるときに敷く紙材の、一個一個の丸み部分を切り抜いて材料にしたものです。写真ではわかりにくいですが、紙材の紙の部分と縄の感じがなかなかの味わい。
この工作コーナーは参加したかったけれど、限られた時間がなくなってしまいそうだったので、不参加。でも、休憩所のあちこちに飾られたこの工作の展示だけでも楽しめました。工作コーナーの協力はアトリエ・オーバ。オーバならではの企画ですし、横浜でこの手の企画があれば、やっぱりオーバの出番でしょうと勝手に納得。
休憩所を出ると、太鼓の音が聞こえます。この太鼓はバケツを利用したもの。他にも粉ミルクの缶を使ったものや、いろいろな身近な材料でパーカッション。ドコドコたたいて楽しみました。確認はしていないけれど、これも多分オーバでしょう。
暗くなってきた園内の移動は、青く光る文字のボードにより、順路が指示されていました。このボードはひとつひとつの企画の前にも案内板として置かれていましたが、子どもたちに人気だったようで、さわられたり文字の部分をこすったりすることで、終盤頃にはどのボードも文字がすっかり見えなくなっていましたが、それは人気の証として鷹揚に受けとめられていることも、場の安心感につながっていたように思います。
この日のコースは一部解放、草食動物が中心になっていて、園内各所で飼育係の方が説明。この「飼育係の説明」というのは事前資料で知ってはいましたが、正直「娘に理解できる説明ではないだろう」と思っていました。しかしこの日の説明は、「知的障害児は抽象的概念に弱く、具体物での説明は理解しやすい」ということにとても配慮されており、目に見える形で「わかる」ものを中心とした説明になっていました。これは非常にありがたかった。
以下、飼育係の説明という企画で記憶に残ったもの。
*関連記事:
「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」雑感
「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」参加レポ:その1
からの続きです。
飲み物とおやつを配布された休憩所の中には、工作コーナー。動物園で毎日山ほど出るゴミを材料にした「リサイクル工作」。展示されているものに「好きなものを持って帰っていい」と書いてあったので、いただいてきたのがこの写真。リンゴを段ボールに詰めるときに敷く紙材の、一個一個の丸み部分を切り抜いて材料にしたものです。写真ではわかりにくいですが、紙材の紙の部分と縄の感じがなかなかの味わい。
この工作コーナーは参加したかったけれど、限られた時間がなくなってしまいそうだったので、不参加。でも、休憩所のあちこちに飾られたこの工作の展示だけでも楽しめました。工作コーナーの協力はアトリエ・オーバ。オーバならではの企画ですし、横浜でこの手の企画があれば、やっぱりオーバの出番でしょうと勝手に納得。
休憩所を出ると、太鼓の音が聞こえます。この太鼓はバケツを利用したもの。他にも粉ミルクの缶を使ったものや、いろいろな身近な材料でパーカッション。ドコドコたたいて楽しみました。確認はしていないけれど、これも多分オーバでしょう。
暗くなってきた園内の移動は、青く光る文字のボードにより、順路が指示されていました。このボードはひとつひとつの企画の前にも案内板として置かれていましたが、子どもたちに人気だったようで、さわられたり文字の部分をこすったりすることで、終盤頃にはどのボードも文字がすっかり見えなくなっていましたが、それは人気の証として鷹揚に受けとめられていることも、場の安心感につながっていたように思います。
この日のコースは一部解放、草食動物が中心になっていて、園内各所で飼育係の方が説明。この「飼育係の説明」というのは事前資料で知ってはいましたが、正直「娘に理解できる説明ではないだろう」と思っていました。しかしこの日の説明は、「知的障害児は抽象的概念に弱く、具体物での説明は理解しやすい」ということにとても配慮されており、目に見える形で「わかる」ものを中心とした説明になっていました。これは非常にありがたかった。
以下、飼育係の説明という企画で記憶に残ったもの。
ゾウ:各動物の説明の主体となっていたのは「エサ」と「うんこ」です。一日に食べるエサが実際に実物で並べられ、糞は乾燥させてニスぬりをした「不潔を排除した」状態のものを、手に持ったり、さわってみたりすることができました。数種の動物の「うんこ一覧」も、その形の違いを一目で比較して見ることができ、新鮮に楽しかったです。生き物の生態として「食べる」と「うんこ」、とてもわかりやすかったと思います。飼育係は誰もがその対応が明るく、この企画の体現の一員であることを楽しんでいる様子が、好感を持ってとても印象に残りました。
・実際の一日分のエサ
・バケツにゾウの一日分の糞の重さを再現したもの(持ってみることができる)
・一日分の糞を乾燥させてニス塗りをした「実物」(持ったりさわったりすることができる)
・縄を輪にしてゾウの腰の周囲を再現(広げてみることができる)
・布でゾウの鼻の長さを再現(伸ばしてみることができる)
・ゾウの実際の「歯」と「牙」(折れてしまったものを保存してあるもの、さわってみることができる)
ヤマアラシ:
・抜け落ちた「針」を飼育係の人が持っていて、手にもって見てみることができる
アリクイ:
・ベニヤで作った模型が展示され、口のところに「舌」がついていて、アリクイの「舌」の部分を手で引っぱって、どのくらい舌が伸びるのか、実物大で自分の手で実感できる。
ポールニシキヘビ:
・ヘビの抜け殻をさわってみることができる。
ダチョウの卵:
・上に乗ってみて、殻の堅さを実感できる。
(「3」へとつづく…)
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「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」雑感
「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」参加レポ:その1
でもズーラシアのHPみたら、特別の企画だったんですね。
心のこもった企画や対応っていいですね。
ただし、この企画が実施可能な実績というものが、ズーラシアにはあるわけで。
「夜の動物園」は、夏期の「ナイトズーラシア」で実施経験がある。
http://www.city.yokohama.jp/me/ygf/zoorasia/a/topics/2005summer2.html
それから「実物説明」は日常実施されています、今回のはコレをアレンジしたものだと思う。
http://www.city.yokohama.jp/me/ygf/zoorasia/a/spot.html
ズーラシアが報道各社に向けた「ドリームナイト・アット・ザ・ズー」の企画書はこちらです。
http://www.city.yokohama.jp/me/kankyou/kisha/h17/051007-1.pdf
うちの子の行く日は金曜日。
ゾウさんのウンチは時間がなくてみられないけど、ドゥクラングールのえさはみられるみたいです。
そういうイベントを楽しませてもらえたらいいな。
お知らせありがとう。