里庄写真クラブのヤマじいさん

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「絆旅・その2-大原美術館から真鍋島へ」(H29・3/20祝)

2017-03-23 16:09:46 | 日記
 ホテルをチェックアウト後、日本初の西洋美術館「大原美術館」に行く。本館ではゴッホやモネ、セザンヌ、ルノワール、ゴーギャン、ピカソやマティスなど世界に誇るコレクションを鑑賞、分館では日本の作家たちの作品、工芸・東洋館では棟方志巧や濱田庄司、富本憲吉などの作品を鑑賞する。
そしてアリオのフードコートで昼食を取り電車で倉敷から笠岡へ移動、一昨日オープンした住吉港県営桟橋から海上タクシーで真鍋島本浦港へ。真鍋島は真鍋水軍の本拠地で、この島は五里五里とも言われ本州の笠岡から五里(20キロ)、四国の多度津からも五里、丁度・瀬戸内海の中間に位置する離島で県のふるさと村に指定されている。真鍋島へ上陸すると世界ネコ歩きの写真家・岩合さんも訪れたネコさんたちが出迎えてくれる。数々の映画のロケ地であり石積みの防波堤、古い炭焼き塀や舟板を貼った風情ある路地、現役の木造の中学校、国の登録文化財に指定されている真鍋邸と樹齢250年と言われるホルトの大木、古い漁村の面影を残した町並みを見下ろす円福寺などを散策し今宵の宿の「島宿・三虎」へ。
 島の南側にある「三虎」は周りに何もなく海を見ているだけの喧騒とは無縁の一軒宿ですが料理もすごいし、都会人にはぼんやりゆっくり過ごすのも贅沢かなと、大阪の友人を案内した。宿の前にはプライベートビーチが広がり正面に香川県の佐柳島が横たわる。ここは瀬戸内海の本線航路でときおり大型船が行き交う海上交通の要衝である。宿に着くと談話室でコーヒーをしたあと、海浜に建つ塩湯露天風呂に浸かり沖往く大型船を眺めながら夕食までゆったり過ごす。
 夕食は瀬戸内の旬の地魚が次々と運ばれてくる。魚は今が一年で一番おいしい時期、大皿には器からはみ出す大きなヒラメの姿造りがドーンと、甘い刺身は勿論、エンガワも肝も美味。内子がいっぱい詰まったワタリガニ、今が旬の桜鯛とアサリや車エビ、アオリイカをトマトと白ワインで蒸し煮し、オリーブオイルをかけたイタリア料理のアクアパッツアは見た目も美しくお酒にも合う。カレイの煮つけや山海の旬の天ぷらの盛り合わせ、そして日本三大珍味・カラスミも出てくる。ボラの卵巣を塩漬け・塩抜き後、天日干しして乾燥させたもので自家製との事、日本酒には最高の、まさに高級珍味がここで味わえるとは!地酒は喜平の冷酒とビール、食べ切れないほどの料理に酒肴、大いに旧交と絆を深め、島宿の夜はふける。

   
    大原美術館・ギリシャ神殿風の本館、ロダンの彫刻の横で記念撮影
   
          倉敷中央通りでこんなすごい車を見る
   
     海上タクシーで真鍋島本浦港へ上陸した元気な後期高齢者たち
   
    ネコ歩きの写真家・岩合さんも訪れたネコさんたちが出迎えてくれる
       
     焼き板の貼った風情ある路地で島のスターがポーズする
   
      独特の漁村風景を今に残す真鍋島(円福寺境内から)
       
    今では珍しくなった木造の校舎が現役で使われている中学校
   
      きれいに掃除がされ廊下や階段は古いがピカピカだ
   
    「瀬戸内少年野球団」など映画のロケ地となった木造の真鍋中学校
   
       潮風が心地よく薫る真鍋島・ゆっくりと時間は流れる
       
    文化庁の登録文化財に指定されている真鍋邸のホルトの大木
   
   大皿からはみ出す大きな「ヒラメの姿造り」、エンガワも大変美味だった
   
       内子がたっぷり詰まった瀬戸内名産・旬の「ワタリガニ」
   
  今が一番うまい桜鯛と車エビ・アオリイカ・アサリの蒸し煮「アクアパッツア」
   
       旬の山海の地物天ぷらとフルーツの盛り合わせ
   
       「カレイの煮付け」も身がはじけるほどの新鮮さ
   
   瀬戸内の旬の地魚が次々と並び旧交の絆を深めあい島宿の夜は更ける

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