里庄写真クラブのヤマじいさん

ネイチャー大好き・アウトドア大好き
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「佐渡島・追憶の旅」 (H29・5/31~6/2)

2017-06-04 19:42:35 | 日記

 我が家のオカーさんが”もう一度行ってみたい”と云うので結婚前に二人で旅行した佐渡島へ。50余年ぶりの追憶の旅である。
初日(5/31)、7:08・山陽新幹線で新大阪へ、北陸本線特急「サンダーバード」、金沢から北陸新幹線「はくたか」で上越妙高駅(12:59)へ。ここからシャトルバスで直江津港へ。そして高速フェリー「あかね」で佐渡の南玄関・小木港へ渡る(15:50)。ホテルの迎えの車で今宵の「サンライズ城が浜」へ直行。目の前に日本海が広がる絶景温泉宿だ。早く着いたので早速、日本海を眺めながら展望風呂でくつろぐ。どこまでも広がる海の向こうに越後連山が浮かぶ。夕食は佐渡の新鮮な海の幸に舌鼓、地酒も進む。明日は小木港フェリーターミナルからレンタカーで佐渡島をぐるっと周遊、ゴールデンコースのドライブ旅である、天気も良いようだ、さざ波を子守唄に早目の就寝。

   
 岡山駅・7:08、山陽新幹線に乗車、新大阪駅へ
   
 金沢駅で北陸新幹線「はくたか」に乗り換える
   
 北陸新幹線・上越妙高駅・12:59、で下車しシャトルバスで港へ
   
 直江津港・14:10、高速カーフェリー「あかね」に乗船し、小木港へ
   
 宿泊のホテル「サンライズ城が浜」の部屋から日本海を
       
 部屋のベランダ越しに今日は静かなベタ凪の海
   
 係留している漁船にカモメがとまる、穏やかな港
   
 テトラポットで群れるカモメと白い灯台

 二日目(6/1)、ホテルの名前の通り、宿の前からはサンライズが絶景らしいので日本海に昇る日の出をカメラに収めようと、早起きしたが雲が厚く太陽は出て来ない。朝食のあと、予約していた小木港のレンタカー営業所まで車で送ってもらい、ここからまず「ときの森公園」へ向かう。佐渡といえばトキ、現在自然界に70羽余りしか生息しておらず国際保護鳥に指定されている。ここの「トキふれあいプラザ」で飼育されているトキに間近でふれあう。そのあと、R45の内海府の海沿いを走り、男ロマンの最北端に建つ「弾埼灯台」へ。八角形の白亜の灯台で映画「喜びも悲しみも幾年月」の記念像が立つ、近づくと名曲のメロディが流れる。弾埼を回り名勝「二つ亀」へ、二匹の亀が海上にうずくまったように見える巨岩が特徴的だ。そしてトビシマカンゾウの鮮やかな黄色の花が咲き乱れる「大野亀」の景勝地へ。ここのロッジで人気の「海鮮丼」の昼食、絶好のロケーションで海に突き出た標高167mの切り立った大野亀の一枚岸壁の麓に100万本ともいわれるトビシマカンゾウが咲き乱れ、黄色に染まった光景は壮大な絶景である。遊歩道を散策し、海と花々が織りなす美しい風景写真を撮る。そして荒々しい絶景の海岸が続く外海府を南下し、50年前の旅で一番記憶に残っている「尖閣湾」へ。入り組んだ断崖や奇岩怪石が点在する島内屈指の景勝地で群れ飛ぶカモメを撮り、船底がガラス張りの透視船で海中を鑑賞しながらクルーズを楽しむ。そして途中、「弁慶のはさみ岩」の奇観や廃墟マニアに人気の「北沢浮遊選鉱場跡」を撮り、佐渡金山へ。そのあと七浦海岸へ出て今宵の宿の相川温泉「ホテルめおと」に入る。部屋の前には海しかなく眼前に雄大な日本海が広がる。展望風呂に浸かり、どこまでも広がる大海原を眺める。夕食は暮れゆく日本海を眺めながら、佐渡近海で揚がる魚介をふんだんに盛り込んだ御膳に地酒が美味い。ここは「日本の夕日百選」、黄金色に輝く海原と奇岩のコントラストは最高のシャッターポイントだ。今朝は東海岸の城が浜では雲が厚くサンライズは撮れなかったが、ここ西海岸の七浦海岸ではサンセットを満足のゆくまでシャッターを切ることが出来た。

   
「ときの森公園」、国際保護鳥「トキ」、これはポスターです
       
 巣作りをするトキ、「トキふれあいプラザ」でトキに間近でふれあう
       
 佐渡の最北端「弾埼灯台」、灯台守夫婦の銅像が立つ
   
 二匹の亀がうずくまったような名勝「二つ亀」
   
 花咲く「二つ亀」展望所から「大野亀」を望む
   
 標高176mの大野亀の一枚岸壁の麓に広がるダイナミックな絶景
   
 遊歩道の向こうに見える島は「二つ亀」
   
 100万本とも言われるトビシマカンゾウが咲き乱れる
   
 青い海と黄色の花が織りなす美しい風景
   
 ツーリング中のフレンドリーなカップルと写真を撮り合う
   
 船底がガラス張りの水中透視船で尖閣湾をクルーズする
   
         湾内は奇岩怪石が続きカモメが群れ遊ぶ
   
 荒々しい絶景の岩場にカモメが一羽
   
「君の名は」で有名になった揚島遊園に架かる「まちこ橋」
   
 餌を狙って観光船に群がるカモメたち
   
 カモメが群れ飛ぶ群青色の海の上
   
          
  初夏に岩場に咲く佐渡の「岩ユリ」
        
 なんでかな?奇観「弁慶のはさみ岩」受験生に人気のスポット
   
 廃墟マニアには必見の「北沢浮遊選鉱場跡」
   
「道遊の割戸」は佐渡金山のシンボル、手掘りの跡
   
 修学旅行の小学生が一生懸命「イカサキ体験をしていた
   
 七浦海岸のサンセット・「日本夕日百選」(18:33)
   
 寄り添う夫婦岩に陽が落ちる、シャッターチャンス到来
   
 黄金色に輝く海と奇岩のコントラストが絶妙です(18:37)
   
 約30分間の佐渡のサンセットショー、アリガトウ!(18:56)
   
 三日目(6/2)、ホテルで出発の準備をしていると、佐渡汽船から”今日の直江津行きの高速フェリー「あかね」は欠航になったので、両津港へ回って新潟港行きに乗船してほしい”との連絡が入る。今朝のテレビで佐渡に暴風警報が出たので心配はしていたがその通りになる。段々と風雨が強くなり、本日予定していた小木地区の「宿根木集落散策」と「矢島・経島」の”たらい舟体験”は中止して両津港へ急ぐ。9:25発のジェットフォイルに乗船、時速80キロの高速船は10:30に新潟港に着く、港からバスで新潟駅に出る。しかしここからが大変、信越本線の特急「しらゆき」までの乗り換えに2時間半待ち、そしてやっとの思いで上越妙高駅へ15:03に着く。そのあと北陸新幹線「はくたか」、金沢で「サンダーバード」と乗り継ぎ、新大阪から山陽新幹線で岡山へ帰る、21:30・我が家へ着く、長い旅だった。
 50余年前の佐渡の旅は夏の観光シーズンにもかかわらず、宿の予約もせずに佐渡に渡り、何件も電話したが泊まれる所がない、困った挙句、観光協会に飛び込んで大きな旅館の大広間を紹介してもらい、同じように宿が取れない観光客と大勢で雑魚寝した事、あまりにも海がきれいだったので二人で泳いだ事、観光地では尖閣湾の景勝地が思い出に残っていた。今回はホテルも高速フェリーもレンタカーもすべてネットで予約していたのに、暴風警報発令で船の欠航という思わぬトラブルがあった、がそれはそれで楽しい追憶の旅・思い出の旅が出来ました。
 それにしても最近はなぜか、ミサイルが飛んでくる恐れもある日本海の離島の旅が多い。先年は五島列島、先月は壱岐の島、そして今回は佐渡島である。田舎育ちの故か、この歳になって島旅は郷愁を誘う。美しい自然、青い海、素朴な人情、歴史ロマン、美味しい酒肴、島の旅はGood!です。

   
 早朝、ホテルの部屋から外を、5:30・まだ波穏やか
   
 少し波が出てきた、7:00・テレビで佐渡暴風警報発令を見る
   
 観光を中止し両津港へ出て9:25・ジェットフォイル「ぎんが」で新潟港へ
   
 向こうを出港しているのは、9:15発のフェリー「おけさ丸」
   
 新潟港行きのフェリー「おけさ丸」を追い越す、雨風強くなる!
   
 超高速船・ジェットフォイル、只今のスピード・81 km/h,速い!
   
 新潟港から両津港へ向かうフェリー「ときわ丸」、10:20・波高し!
   
 新潟駅で2時間半待ち、信越本線特急「しらゆき」で上越妙高駅へ