おもしろ探しの部屋

今は昔。こんなものが「有った」こんなものに「会った」の、あったか~い資料室。

たい焼きを探しに・・・・・ キッチン toto   in   宮城県仙台市太白区

2017年09月13日 | たい焼き

 たい焼きを探しに、宮城県仙台市太白区に来ました。前回に続いて宮城県たい焼き屋さんです。今回は仙台市ですが、ここ太白区仙台市の西側に位置し、もう少し西に行くと山形県で、周囲は自然がいっぱいです。
 そんな山に囲まれた場所ですが、何故かここだけ沢山の人が訪れています。その理由は、宮城県で有名な温泉地の一つ、秋保温泉があるからです。名取川沿いに温泉旅館やホテルが立ち並び、観光客の方々が行き来してました。でも最近は温泉客だけではなく、別の目的で来る人も沢山いるようです。目的は一軒のお店。もともと地元で親しまれていた小さなスーパーで、人気商品がテレビで紹介された事で、県外から沢山の人が来て凄い事になっているようです。折角ここまで来たのだから、僕もそのお店に行ってみました。
 このお店「主婦の店 さいち」といい、そんなに大きなお店ではありませんが、常にお客さんでいっぱいです。たぶん皆さんの目的は、さいちさん自家製のおはぎです。お店の中に入ると、おはぎコーナーがあり、あんこの他にごまきな粉おはぎが売られていました。さいちさんの話はここまでにして、たい焼きを食べに行きましょう。

 さいちさんを出て、目の前の通りを左に行きます。少しゆるい下りになっていて、さいちさんの駐車場に入る車が、ひっきりなしに上がって来ます。他府県ナンバーの方々はおはぎが目的ですが、反対方向に歩く僕はたい焼きが目的です。

                                        

 さいちさんから歩いて数分の所に、今回のたい焼き屋さんの toto さんがあります。表にたい焼きの幟も無いし、一見たい焼き屋さんとは思えない店構えです。店先にソフトクリームの置物や、氷の旗?喫茶店でしょうか?看板にはキッチンtotoと書かれていて、もしかして洋食屋さん?でも安心して下さい。窓の下にたい焼きの写真がありました。
 早速たい焼きを買いたいと思います。ソフトクリームが置かれている緑色のドアを開けて、お店の中に入りました。狭い空間にテーブルとイスが置かれていて、先客のご近所の年配のおば様方が、のんびりお茶をしながら世間話をしていました。
 さてたい焼きを買おうと思いますが、キッチンtotoさんのたい焼きは選ぶのに凄く迷います。メニューをご紹介すると、揚げたいやき(あんこ・カスタード・チョコレート)と揚げ磊々マヨ&ソーセージ・ピザたい・おやつたい。それに揚げソフト揚げソフト&あんこですが、これはたい焼きの形の間にソフトクリームあんこを挟んでます。この中から僕が選んだたい焼きは、揚げ磊々?とピザたいおやつたいの3匹です。ちょっと多いかなとは思いましたが、どれも食べてみたく、根性を決めて注文しました。
 注文を入れてから焼くので、多少時間がかかります。それまで一人用の椅子&テーブルに座り、お店の方がお茶を出してくれたので、それを飲みながら待ちます。なにせ3匹のたい焼きですから、出来上がるまでしばしの辛抱。僕の背中の方で、たい焼きを作っている音が聞こえて来ます。
 しばらくして後ろの方からから「お待たせしました」の声が。3匹のたい焼きが入った袋を手渡していただき、店を後にしました。ちなみに店内のテーブル席でも、出来立てのたい焼きを食べる事も出来ます。

 早速出来たてのたい焼きを食べてみましょう。まずはおやつたい(上の写真)から。僕が買った3匹の中で、唯一たい焼きの形がはっきりしているのが、このおやつたいです。さてこのおやつたいですが、ハム・キャベツ・マヨネーズが入った、お好み焼きたい焼きのようです。そのおやつたいの頭をガブリ。たい焼きの皮はやわらかく、シャキシャキのキャベツハムとの相性もバッチリ。中身を見ると、何か赤い小さな物が入ってます。はじめ紅ショウガかなと思いましたが、小さい干しエビでした。(たぶん)マヨネーズの味もいいけれど、この干しエビの味があるなしでは、だいぶ違ってくると思います。

        

 次にピザたいです。写真を見ていただくとわかりますが、見た目たい焼きの形が把握できません!でも土台はちゃんとたい焼きです。ピーマン・トマト・オニオン・ハムそしてチーズがたっぷり、そのたい焼きの上にのってます。これを食べるわけですが、ちょっと食べにくいかな・・・。お箸かフォークがあればいいけれど、これはピザと思えば、そのまま手で持って食べればOK。ではピザたいの頭の部分をガブリ。そもそもたい焼き自体がやわらかい為、ちょっと食べにくい部分もありますが、食べた雰囲気はピザです。ただ本格的なピザではなく、家庭で作るピザです。最後までたい焼きを食べている感じはしませんが、チーズがたっぷりのっていておいしいです。


        

 最後は揚げ磊々ですが、揚げたいやきあんこお餅をプラスし、上にバターピーナッツをまぶしてます。気になるのが揚げ磊々(らいらい)ですが、何故この名前が付いたのでしょう?前文で側を名取川が流れているのをお話ししましたが、この近くに磊々峡という場所があります。それにちなんで付けられていると思いますが?
 では早速食べてみましょう。ピザたいもそうですが、お惣菜を入れるトレイに入っているので、下にこぼれる心配はありません。ただたい焼きに乗っているバターピーナッツを落とさないように口に運びました。揚げ磊々の頭をガブリ。やはりバターピーナッツがトレイにボトボトと落下。揚げたいやきにしては、そんなに油っこくないです。中にあんこお餅が入っていて、ちょうど同じくらいの配分で収まって ます。あんこはそれ程甘くはなく、これはたい焼きを揚げているから?その分バターピーナッツの味もしっかりアピールできています。ただバターピーナッツの中に、何か甘じょっぱい味が存在します?よーく見ると、飴色の物が?これはザラメでしょうか?あんこの甘さが基本ですが、それに絡んで時々違った甘さが感じられます。調べた磊々峡の説明の中に「奇観」という文字が出て来ます。他では見られない珍しい風景の意味ですが、僕は揚げ磊々を「奇味」と言い表したいです。でもこれが一番たい焼きっぽく、おいしくいただきました。

 内容が随分長くなりました。さいちさんのおはぎも食べたかったけれど、たい焼き3匹食べたら、もうお腹いっぱいです。

   2022年の情報によると、残念ながら閉店されたようです。ありがとうございました。

 

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