天の川を渡って

井上紗羅の波間の泡のように消えてゆく日常の防備録です。

京都伏見のミステリー事件

2014-08-30 23:55:16 | ニュース
今日の東京・世田谷区は曇り時々晴れ。夏はもう盛りを過ぎてしまったようです。間もなく新学期。準備は出来たでしょうか。

長かったように思える夏休みも、過ぎてしまえばあっという間。そして日常がまた始まります。親にしてみれば、お祭り騒ぎが終わり、やっと平静が取り戻せるといったところでしょうか。

京都伏見のミステリー事件は、2006年に集団自殺(?)として男性1人(39歳)女性二人(ともに20代)が見つかった後、売りに出された家を買った別の男性が、シロアリ駆除を依頼すると、床下から別に女性二人(40代と20代)が白骨死体で見つかったというものです。

5人もの遺体が見つかったにも関わらず、京都の地方新聞に小さな記事が載っただけで、闇に葬られてきましたが、京都警察が身元の分からなかった40代の女性の複顔を試みて、3パターンの顔を公開したのがテレビでも報道されました。

自殺した女性が床下に並んで入るわけもなく、少なくとも死体を遺棄した事件として、大々的に捜査すべきと思われます。そして、奈良市の女性が何故京都で遺体で見つかったのか、遺族は何故それを不自然と思わなかったのか、そこには謎が多数あります。

自殺を装った事件は、多数あります。犯人にとっては、自殺と検分してくれれば、これ以上のことはありません。事件が自殺として闇に葬られることのないよう、正義にもとる行為がないよう、犯罪は明らかにしていかなければなりません。

安倍政権発足以来、11人の死刑の執行が行われました。数日前に二人の死刑執行のニュースのテロップを見た人は多かったに違いありません。

法廷で死刑が確定すれば、速やかに刑が執行されるのは当然です。日本は法治国家であり、地裁、高裁、最高裁と異議申し立ての場は揃っています。

それでも尚、冤罪があることは否めませんが、極刑をもって罰しなければならないほどの罪を犯した者の最後の贖罪の場です。

罪を憎んで人を憎まずと言いますが、残された遺族にとっては、遣り切れない最後の通告ともなります。


飛翔「かける」の物語 part12

2014-08-29 22:20:17 | ニュース
今日は、飛翔「かける」は連絡係りだ。小瓶の容器を持って現場へ出向く。

なあに。工事のついでにこれをちょっと吹き込んでくれりゃ、後は楽しく飲みましょうよ。

野太い声が、電話から聞こえてくる。

携帯を耳に当てたまま、ちょっと顔を歪めて、作業員は飛翔の突き出した小瓶を受け取った。

また、あの変なキャバレーに連れて行かれますかね。

あの「変な」キャバレーね。したり顔で、隣の作業員も頷き返す。

俺、二次会止めとくわ。明日も早いし。

タオルで顔を拭き拭き、別の作業員が後ろを向いて言った。



予想に反して救急車は来なかった。

本能ですかね。知ってるように外していく。

そんなに簡単なら、俺は苦労しやしないさ。

飛翔は心の中で、小さくつぶやいた。

飛翔の心は、永久凍土の中にあった。

京都伏見の不思議な事件

2014-08-29 21:03:28 | ニュース
今日の東京・世田谷区は曇り時々雨。今日も少し肌寒いくらいの気温で、小雨がぱらつく天気でした。

08/28(木) フジテレビ 【スーパーニュース】
京都でミステリー・同じ住宅で5人の遺体
今年2月、2人の身元不明の女性が遺体で見つかった京都の住宅では、8年前の2006年にも当時の家の持ち主など3人の男女が集団自殺していた。
家の持ち主だった男性と20代の女性2人が一酸化炭素中毒で3階で自殺、今回見つかった2人は同じ住宅の床下から見つかった。
遺体に目立った外傷はなく、死因は不明。
一人は2003年2月奈良・宇陀市の自宅から失踪した当時23歳の女性と判明するが、もう一人の女性については2003年頃死亡したと見られるが身元不明。
今回警察が複顔して、情報提供を呼び掛けると共に、3人の自殺との関連も調べている。
京都府警察本部科学捜査研究所・矢山和宏法医科長のコメント。

私はこの事件について知りませんでしたが、今日、テレビで身元不明の女性の復元顔を公開しており、広く情報提供を呼び掛けていました。情報提供は山科署TEL075(575)0110へ。

集団自殺というと、車内に練炭を持ち込んでという事件が何件か続いたことがありました。練炭というと、自殺を装って多くの男性を殺した結婚詐欺殺人事件が思い起こされます。

この事件にも不審な点が多く、他にも死体が埋まっているのではと思われるくらいです。これほどの家を所有しながら、謎の自殺をした所有者の若い男性には、死ぬほどの理由があったのでしょうか。

そして、多くの女性の遺体は何を物語っているのでしょうか。最近、こういった小さなサークル内での連続殺人事件が多発しているような気がします。

死因が何だったのか、そして本当に自殺だったのか、装われた殺人ではなかったのかを看破していかなければなりません。

警察の復元顔公開は、そのまず一段階であり、多くの情報が寄せられ、5人もの遺体が見つかりながら、地域の事件として、大きく取り上げられることがなかった経緯などが報道されることを望みます。

悪質な犯行

2014-08-27 23:05:26 | ニュース
今日の東京・世田谷区は小雨。雨が降ったり止んだりの一日だったので、8月とは思えない20度程度の気温で、クーラーの要らない涼しさでした。

東京は毎年、旧盆の頃に寒気が入り、急に涼しくなることが多いのですが、今年は関東だけ異常に暑い日が続いたために、その補償現象かとも思えます。

間もなくやってくる秋を思わせる気候でしたが、すぐに残暑がやってくることでしょう。これを繰り返しながら、季節は移ろいでいくのです。

広島の土砂災害は、死者71名、行方不明者11名となりました。悲惨な災害とは対照的に、多くの善意が集まっているようで、日本の良心を見た思いです。

そしてやっと、警察は立ち上がり、危険ドラッグを扱っていると思われる店舗への立ち入り調査を行いました。全国でこれほどの事故が起きているにも関わらず、今まで放置していたのが異常だったのではないでしょうか。

反社会的勢力、そして海外マフィアなどの収入源と言われているものです。成分はほとんど麻薬などと同等にも関わらず、放置されてきました。

オレオレ詐欺が高齢者から吸い上げる金なら、危険ドラッグは若年者から吸い上げる金です。善意や興味といった本能を揺さぶる手口で全てを奪っていく、悪質な犯行です。

また、自分は大丈夫と思いつつ、知らずにその片棒を担いだりする危険だってあります。

偽名でのマンション等の借り上げや、転貸など、不特定の男女が頻繁に出入りするなど、その兆候がある場合は、警察に相談するなど、町ぐるみで摘発していかなければならない問題だとも言えましょう。


ドラッグラグ

2014-08-26 01:55:18 | ニュース
今日の東京・世田谷区は雲り。朝は少し雨もパラつきましたが、それほどひどくは降りませんでした。曇っていたので、蒸し暑くはありましたが、幾分過ごしやすかったように思います。

広島の土砂崩れは、死者が54人となり、行方不明者の捜索が大詰めとなっています。そのため、効率的に行方不明者を探すために、氏名の公開に踏み切ったようです。

もし生存者がいれば、自分の名前にすぐに気付くはずですし、住んでいなかった者を探すために時間を割くといった無駄を省くこともできます。

さて、安倍首相の政策の一つである、ドラッグラグをなくするということは、世界の医薬品の承認から日本の医薬品の承認は、10か月は遅れているという現実を是正するということです。

特にがん治療薬は、治験が遅れ、患者の気持ちに添ったものではありませんでした。

もちろん、がん治療薬には副作用があるものが多く、すぐに認可は出来ないという姿勢はわかりますが、他国、特に先進国で承認を得ているものは、有効性が期待され、早く試したいと言う要望の多いものでもあります。

その中には、日本発の自己の免疫細胞による、がん細胞への攻撃を促す薬も含まれているそうで、実用化すれば画期的な商品になるだろうということでした。

医療の分野で世界のトップに立てるということは、誇れることでありますし、人道的見地からみても有意義なことと思われます。

例えがん治療薬であろうとも、患者に害するものであってはならないと思いますし、より良き生活を、出来れば普通の暮らしを取り戻せるように、そしてその一助になるよう、早く特効薬となる新薬が開発されることを、願ってやみません。