天の川を渡って

井上紗羅の波間の泡のように消えてゆく日常の防備録です。

暴れる地下水脈

2013-04-30 01:03:20 | ニュース
今日の東京・豊島区は晴れ。今日もカップルや友達連れ、家族連れで池袋駅周辺は午前中からごった返していました。日差しは強く、帽子を被って歩いていましたが、午後からは雲が出て、気温も思ったほどには上がりませんでした。


明日からは、連休の谷間となりますので、出勤する人も多くなり、また朝の通勤列車は混雑するようになることでしょう。


今日は、ロシアを訪問していた安倍総理が、プーチン大統領と共同宣言をするとのことで、報道番組でもその内容を伝えていました。


両国間の技術協力は喜ばしいことですが、領土問題など解決しなければならない課題もあり、我が国も言うべきは言い、要求すべきは要求して、決して後手にならないように相互関係を整えていかなければならないと考えます。


戦後長い時を経てしまいましたが、島を去らなければならなかった島民のことを思えば、失われた年月が手の中に戻るよう、少しでも政府は努力して欲しいと思います。


医療などの人道的支援は当然ですが、せっかくロシアでは日本文化のオタクブームだったこともあり、少しでも民間レベルでの交流が深まればよいと思います。


大気汚染問題などで、我が国の技術協力を積極的には受け入れようとはしない中国と違い、先端分野の医療技術に意欲的なロシアは、学ぼうという姿勢に好感が持て、それ以外の機械分野でも技術革新のために日本企業を受け入れる姿勢も示しており、我が国にとっても、ビジネスチャンスがあるかも知れません。


相互に利益があるので、このプロジェクトには展望が見えるのでしょう。


安倍首相は、女性の活用も展望に入れていることを強調しており、これで世界23位と、かなり低い我が国の民主主義度が高まれば、一石二鳥というところでしょう。


ここのところ、東京近辺は、小さな地震に見舞われることが多く、その理由の一つに、地下水の上昇が関係しているのではという研究報告もあるようです。工業用に地下水を汲み上げることも少なくなったために、板橋のほうでは、地下水位が60mも上がったところもあるとも報じられていました。


地下水位を電磁波で読み取り、地震の予知に役立てようと試みているところのようです。ただ、都心では電線などが邪魔をして、正確な数値が得られないとも報じられていました。


もともと東京方面では、梅雨のころに何故か小さな地震が多く、大きな低気圧が近づいたりして気圧が下がると地震が来ることも多かったように記憶しています。


そして、小さな地震が頻繁に起きていれば、大きなエネルギーは蓄積されず、巨大地震はすぐには来ないという説もあり、それに一縷の期待を掛けてもいます。


アベノミクスで給与も上がるかもしれないという期待を寄せている人も多いかと思いますが、静かにインフレは進行しており、それは株価や円安だけでなく、石油製品や農産物の価格に現れてきています。


税の上昇は今のところ、時限立法の期限の延長などで極力抑えられていますが、インフラ関連の電気・ガスなどは値上げとなり、間もなくこの転嫁も始まることでしょう。


来年には8%へ消費税の増税も予定されており、これが刺激となって急激なインフレへと繋がらなければよいがと危惧する思いは打ち消せません。ミニバブルは想定内と公言する解説者も多く、再び過去の狂気に走らないよう、政府には毅然とした態度で臨んで欲しいものと思います。

不思議な爆発事件

2013-04-29 00:02:24 | ニュース
今日の東京・池袋は晴れ。爽やかな晴天でしたが、少し歩くと汗ばむくらいの陽気でした。連休とあって、デパートは親子連れで賑わい、短い3連休を近場で楽しもうという家族が多かったのではないでしょうか。


冬至の頃と比べれば、日がぐっと長くなってきました。もう7時くらいまで外は明るさに包まれています。これから夏至に向かって、もっと日没も遅くなってくることでしょう。


埼玉のマンション爆発事故は、防犯カメラなどの映像が公開されて、その威力の凄まじさが話題となっています。飼っていた犬まで吹き飛んだようで、血だらけの足を引きずり、ベランダ伝いに隣の部屋に入ってきたとのことでした。


爆発した気体がガスであれば、マンションの警報機は鳴らなかったのでしょうか。最近のコンロは、不完全燃焼すれば、止まる仕組みとなっており、都市ガスが充満していたとすれば、少し不自然に思います。


それと同時に、ガス爆発であれば、火災にならなかったのも不思議です。爆風の凄まじさは、いろんな角度からの映像から伝わってきますが、吹き飛んだベランダの枠も、焼け焦げてはおらず、塗装も付いたままでした。


今回の被害者は、部屋の男性以外は、ほとんどがガラスによる創傷であり、もし都市ガスが充満していれば、鼻の良い犬は気が付いて吠えたりはしなかったのでしょうか。


もしくは、都市ガスを大量に吸い込めば、意識が遠のくはずで、犬も一緒に吹き飛んだというのが、とても不自然です。


更に、台所と寝室にはガス警報機の設置が義務付けられており、マンションの管理組合などは、各戸に取り付けて廻ったり、現物を配ったりと対応をしているはずと聞きました。


もし自殺や過失などでなく、他の気体であれば、事件の可能性が強く、タバコなどに引火したのではとも思えます。


酸素や水素なども、空気中に含まれてはいますが、密閉された空間に単体で高濃度になれば、引火する可能性は高く、それらも併せて捜査が必要ではと思われます。


この部屋の男性は、まだ30代とのことなので、皮膚まではがれ落ちていたとの目撃証言もあるようですが、一命を取りとめ、早く良くなり、事の真相を話して欲しいと思います。

大いなる手の上で

2013-04-28 00:18:48 | ニュース
埼玉でマンションの一室が爆発したらしい。ガスの引火らしいとの報道だったが、ガス漏れ警報機は作動しなかったのだろうか。


衝撃の凄まじさは、ベランダの手すりが吹き飛ぶほどであったが、そのぐらいガス漏れしていたなら、近隣の部屋でも異変を感知出来なかったのだろうか。


近隣で何をしているかが分からなくなってから、ずいぶんと経つ。自分に関知して欲しくないと思うようになるきっかけは、孤独か犯罪が多いと聞く。


家族が多ければ、家族の中で問題が発覚し、大事に至らないようなことでも、各々が孤立して暮らすようになれば、自由は尊重されるが、その分だけ問題を抱えていれば、根は深い。


国会でも、サザエさんのような3世代の大家族が減少したことについての質問が出たりしたようだが、安倍首相は、その原因について、晩婚化が問題と捉えているようだ。


日本の人口の先細りについて、原因は幾多あると思う。今ある現象を捉えてみても、晩婚化になった原因の一端は、終身雇用制の破綻にあると思う。


結婚をして子を持ち、育てていくには、ある程度、将来を見通せる展望が必要だ。何の責任も負わずに子の親となるのも無責任というものだろう。派遣制度の増加が、その展望を崩した罪は大きい。


男女雇用機会均等法も、男女間の給与の差を縮め、女性にとって、結婚によって養ってもらうということの意味を失わせると同時に、男性側の優越感も打ち砕いた。


男性側の結婚しようという言葉がもたらす女性側の永久就職のメリットは、風と共に消え去ってしまったのである。


過去には、早く結婚することは、女性にとっての優越感でもあった。しかし、自立出来る女性の増加で、結婚願望は消え失せ、男性は草食化してしまった。


男女共にユニセックス化し始めたとも言えよう。芸能界では、その傾向が顕著だ。地球上には、進化の過程で、種の保存のためにユニセックス化し、雌雄両体を持つ固種もある。


神は、人を不完全なものとして創造し、男女一対で完全なものとなるようにしたという伝説もある。そのうち、神を飛び越え、雌雄両体を持つ完全なる人類が生まれてくる日がやって来るのかも知れない。


人類の歴史上、死亡率の高い地域では、出産率が高いという数字が出ている。もちろん、そこには女性への教育の程度も介在するのだが、人類はそうやって絶滅の危機から這い上がってきたのだろう。


そして、増えすぎると、戦争が起きて男の人口が減り、出生率も下がって混沌とした均衡を保ってきたのかも知れない。


我々は、自由な選択の上に生きていると思っているのだが、実は大いなる自然の摂理の手の上で、ただ転がされているだけなのかも知れない、そう思うときもある。

広告には意図的な広告もある

2013-04-27 20:03:12 | ニュース
安倍首相の乗った車列が事故を起こし、警護の警官に怪我人が出たらしい。ETCで突然停止したとのことで、原因が何であったのかを調査中と言う。


先日、米国でもオバマ大統領にも怪我をしたと偽ツイートがあったばかりで、本当かと疑うような報道だった。何事もなく、拉致被害者たちの家族会の集会に出席したとのことで、安堵した。


北挑戦の態度は硬化したままで、韓国も合同事業からの撤退を決め、今は従業員達が移動中だ。北挑戦は、どのような思いでこの光景を見ていることだろうか。


行動に出たのは、拉致被害者の家族の会だ。一刻も早い問題解決に向けて1000万人以上の署名を添えて、安倍首相に手渡したと言う。安倍首相も、自分が最後の拉致被害者の家族会の担当になるとの意気込みを表明しており、それを実行に移して欲しいと願うばかりだ。


しかし、北挑戦を取り巻く環境は、決して楽観出来るものではない。好戦的なその姿勢から、もしも戦争に突入した場合、日本人拉致被害者たちが、どのような目に遭うかを考えると、重い気持ちにならざるを得ない。


人の命の重さを軽んじている国にあっては、願いは星に捧げるしかない。


事件は続く。米国の債権回収会社が、実態のない運用話を持ちかけ、数千人に被害が出ているという。運用実績すらないということなので、詐欺目的の自転車操業だったようだ。金融庁は、事態を重く見て、調査に乗り出したと報じられていた。


年金の運用失敗にしろ、ほぼ公的な年金の運用に際しても、大半の資金が失われるまで、実態がわからないことに苛立ちを感じる。国が認可を与えて操業しているのなら、何らかの機関の監査は受けなかったのだろうか。


その方面には詳しくないので、良く分からないが、監督官庁は何をしていたのかと思いたくなるような巨額の詐欺事件である。


美味しい話には、リスクが付きまとうものである。安心な儲け話など、他人には絶対に話しなどしない。それを良く心して、金融商品を考えて欲しいと心から願うばかりである。

弱みに付け込む

2013-04-27 19:13:48 | ニュース
東電は、原発事故を起こして以来、窮地に立たされている。しかし、エネルギーという国家戦略の一端を担う企業のために、破綻は免れている。この微妙な立ち位置は、とても美味しく映るのに違いない。


他人の、他企業のピンチは、その権利を窺うものたちにとっては、チャンスに違いない。苦境に立っていればいるほど、操りやすいものとなる。


まず、資金に行き詰まるだろう。コンプライアンスという言葉は、名のある金融機関にとって、ピンチの企業は切り捨てろという言葉に他ならない。


債権を持つものにとっては、手薬煉引いて待つばかりの獲物となる。


通常、中小企業ならいざ知らず、大企業に押し貸し出来るのは、このチャンスを除いて他にはないだろう。企業に勤める者ならば、押し貸し融資の話の電話を受けなかった者はいないと思われる。貸したい者にとっては、これ以上の上客はいないことだろう。


溺れる者は、藁にも縋ると言うが、藁を掴んでしまったら、それは溺れていることに他ならない。


どんな窮地であっても、正しく自分の位置と為すべきことを冷静に知り、法令によって粛々と進めることだけが、真に自分を救う道となるのだ。


ピンチを知って近づく者には、それなりの益を求めてやって来る者達なのだということを知らなければならない。


相手を陥れる一番の方法は、相手を窮地に追い込むことに他ならない。


大企業が右往左往する窮地の裏に、黒い影が立つことがあってはならない。今、東電にはX氏という人物の疑惑が持ち上がっている。報道によれば、最終処分場について、金で過疎地の顔を引っ叩くようなやり方に思える。


メディアの役割は、お茶の間に笑いを届けることだけではない。真実を人々に届けることこそ、真の使命なのだということを心して欲しい。