いきなりですが、最近の競馬界では乗り代わりが頻繁になっていて、
アンカツから乗り変わることもたまに見るようになったけど、
それでどのような結果が出ているのかを教えてくれ、
というご意見をいただいたので、軽く報告させてもらうことにした。
印象ではだいたいどんなもんかは把握してて、
乗り代わりが悪いのは確実だけど記事にするほどかな？と思っていたが、
数字で出してみたら想像以上に面白かったので記事になった次第ｗ
アンカツが中央入りした２００３年頃は、
まだ騎手の乗り代わりというのはそれほど頻繁ではなかった。
特にリーディングの上位１５人くらいは何をしても安泰で、
豊やアンカツなどトップ５あたりは聖域に近かった。
それが崩れたのは、やはりアドマイヤオーラのダービーだったのだろう。
あれから、とりあえず騎手を変えてみるという手法も考慮に入って、
さらに外国人騎手が多数来ることになり、現在の状況がある。
最近では、その騎手の騎乗が気に入らないっていうよりも、
「別の騎手ならどうなるか見てみたいから交代」という、
お手軽な感じで変わるようにもなっている。
これはまあ、そんなに悪いことではないと俺は思っている。
我々が病気になって病院にかかるにあたって、
現在ではセカンドオピニオンという考え方が浸透しているが、
まさにこれと同じようなことだと思う。
成績を上げるために、出来る努力はすれば良いんじゃないか。
そこで何か軋轢が生まれるなら、その程度の人間関係なんだろう。
現在の競馬界では、外国人騎手を含めて乗り代わりさせられない騎手など存在しない。
さて、主題のアンカツからの乗り代わりがどうかという話であるが。
今年は凄いよ。ちょっと笑えるくらいの成績です。
２０１１年
アンカツ→アンカツ
８－５－３－１１
勝率２９．６％ 連対率４８．１％ 複勝率５９．３％
アンカツ→他の騎手
２－９－５－３０
勝率 ４．３％ 連対率２３．９％ 複勝率３４．８％
凄いでしょう。
アンカツから乗り変わる、条件はそれだけ、それだけでほぼ勝ちは無し。
と言っても、それが人気が無い馬ばかりなら当たり前になってしまうので、
乗り変わった場合の人気の内訳も出しておきますか。
１番人気 １－２－２－３ ８戦
２番人気 ０－３－０－３ ６戦
３番人気 ０－１－０－６ ６戦
４番人気 ０－２－２－３ ７戦
５番人気 ０－０－０－４ ４戦
６番人気 ０－０－１－２ ３戦
７番人気 ０－０－０－３ ３戦
８番人気 ０－０－０－０ ０戦
９番人気 １－１－０－２ ４戦
１０以下 ０－０－０－４ ４戦
アンカツの乗ってる馬なんで、基本的に人気馬ばかりであることが分かるだろう。
１番人気の１勝はタガノジンガロであり、これは前走アンカツも勝っているので、
アンカツが ”失敗したと思われて” 次にちゃんと結果が出た馬ってのは、
９番人気で激勝したゴールドアグリのみ、というのが現実。
いや、アグリは人気薄でそのまま下位着順だったので失敗でも無いのか。
さらに言うと、ジンガロとアグリの２頭はアンカツがその競馬場にいなかった為、
「アンカツがその競馬場にいるのに乗り代わりになった馬の勝率は０％」
というのが今年のデータであることを記しておく。
アンカツから乗り変わる場合はだいたい差し届かずの場合だと思うのだが、
次にどうなるかはご覧の通りであり、
いかに今年のアンカツが馬の力を引き出してるかが分かると思う。
ただ、差し届かなかったレースなどは素人にはどうしても分かりにくいだろう。
それを正確に証明するのがこの乗り代わり後のデータである。
今後も、乗り変わった馬がどうなるかを見るのもまた一興であろう。
アンカツだけじゃなく、他の騎手の数字を見てても結構面白いのだが、
それはまた暇な時に気が向いたら。
少しだけ、自身の継続騎乗と乗り代わり時の成績を比較して、
素晴らしいと思われる騎手の名を記しておくが、
大雑把に言うと、アンカツ、四位、小牧の３人が今年は好調であると言える。
意外な名前だろうか？それとも納得だろうか。
事実として、この３人は「乗り代わりで結果を出されていない騎手」で、
自分は自分の乗っている馬のレベルに相応しい結果を出していると言い換えて良い。
傾向は変わって行くものだが、軽く参考にでもしてもらえれば。
って、こんなデータを記したら何かのフラグになるかもしれないけどねｗ
今週はランリョウオーに走りに注目してみると楽しいと思う。
まあ、鞍上はアンカツのスタイルに非常に近く、
さらに上で書いた通りに好調の四位になりそうなので、
この馬はアンカツ→アンカツのように結果を出してくるかもしれないな。
前に戻って、逆にアンカツの継続騎乗の成績はご覧の通り素晴らしいもの。
単勝回収率は１１１％で、複勝回収率でも９８％を記録しており、
ベタ買いでも儲かるくらいだから、素直に信頼して行くと良いと思う。
おまけでその裏もついておくと、
継続騎乗でここまで成績が良いのだから、
乗り代わりでの成績はそれほど良くないということになるね。
２０１１年 他騎手→アンカツの成績
４－９－６－２４
勝率９．３％ 連対率３０．２％ 複勝率４４．２％
まあ別に全く駄目って事は無いんだけども、
連下には良いが、頭となるとそれほどの信頼感は無いことは覚えておきたい。
アンカツから乗り変わることもたまに見るようになったけど、
それでどのような結果が出ているのかを教えてくれ、
というご意見をいただいたので、軽く報告させてもらうことにした。
印象ではだいたいどんなもんかは把握してて、
乗り代わりが悪いのは確実だけど記事にするほどかな？と思っていたが、
数字で出してみたら想像以上に面白かったので記事になった次第ｗ
アンカツが中央入りした２００３年頃は、
まだ騎手の乗り代わりというのはそれほど頻繁ではなかった。
特にリーディングの上位１５人くらいは何をしても安泰で、
豊やアンカツなどトップ５あたりは聖域に近かった。
それが崩れたのは、やはりアドマイヤオーラのダービーだったのだろう。
あれから、とりあえず騎手を変えてみるという手法も考慮に入って、
さらに外国人騎手が多数来ることになり、現在の状況がある。
最近では、その騎手の騎乗が気に入らないっていうよりも、
「別の騎手ならどうなるか見てみたいから交代」という、
お手軽な感じで変わるようにもなっている。
これはまあ、そんなに悪いことではないと俺は思っている。
我々が病気になって病院にかかるにあたって、
現在ではセカンドオピニオンという考え方が浸透しているが、
まさにこれと同じようなことだと思う。
成績を上げるために、出来る努力はすれば良いんじゃないか。
そこで何か軋轢が生まれるなら、その程度の人間関係なんだろう。
現在の競馬界では、外国人騎手を含めて乗り代わりさせられない騎手など存在しない。
さて、主題のアンカツからの乗り代わりがどうかという話であるが。
今年は凄いよ。ちょっと笑えるくらいの成績です。
２０１１年
アンカツ→アンカツ
８－５－３－１１
勝率２９．６％ 連対率４８．１％ 複勝率５９．３％
アンカツ→他の騎手
２－９－５－３０
勝率 ４．３％ 連対率２３．９％ 複勝率３４．８％
凄いでしょう。
アンカツから乗り変わる、条件はそれだけ、それだけでほぼ勝ちは無し。
と言っても、それが人気が無い馬ばかりなら当たり前になってしまうので、
乗り変わった場合の人気の内訳も出しておきますか。
１番人気 １－２－２－３ ８戦
２番人気 ０－３－０－３ ６戦
３番人気 ０－１－０－６ ６戦
４番人気 ０－２－２－３ ７戦
５番人気 ０－０－０－４ ４戦
６番人気 ０－０－１－２ ３戦
７番人気 ０－０－０－３ ３戦
８番人気 ０－０－０－０ ０戦
９番人気 １－１－０－２ ４戦
１０以下 ０－０－０－４ ４戦
アンカツの乗ってる馬なんで、基本的に人気馬ばかりであることが分かるだろう。
１番人気の１勝はタガノジンガロであり、これは前走アンカツも勝っているので、
アンカツが ”失敗したと思われて” 次にちゃんと結果が出た馬ってのは、
９番人気で激勝したゴールドアグリのみ、というのが現実。
いや、アグリは人気薄でそのまま下位着順だったので失敗でも無いのか。
さらに言うと、ジンガロとアグリの２頭はアンカツがその競馬場にいなかった為、
「アンカツがその競馬場にいるのに乗り代わりになった馬の勝率は０％」
というのが今年のデータであることを記しておく。
アンカツから乗り変わる場合はだいたい差し届かずの場合だと思うのだが、
次にどうなるかはご覧の通りであり、
いかに今年のアンカツが馬の力を引き出してるかが分かると思う。
ただ、差し届かなかったレースなどは素人にはどうしても分かりにくいだろう。
それを正確に証明するのがこの乗り代わり後のデータである。
今後も、乗り変わった馬がどうなるかを見るのもまた一興であろう。
アンカツだけじゃなく、他の騎手の数字を見てても結構面白いのだが、
それはまた暇な時に気が向いたら。
少しだけ、自身の継続騎乗と乗り代わり時の成績を比較して、
素晴らしいと思われる騎手の名を記しておくが、
大雑把に言うと、アンカツ、四位、小牧の３人が今年は好調であると言える。
意外な名前だろうか？それとも納得だろうか。
事実として、この３人は「乗り代わりで結果を出されていない騎手」で、
自分は自分の乗っている馬のレベルに相応しい結果を出していると言い換えて良い。
傾向は変わって行くものだが、軽く参考にでもしてもらえれば。
って、こんなデータを記したら何かのフラグになるかもしれないけどねｗ
今週はランリョウオーに走りに注目してみると楽しいと思う。
まあ、鞍上はアンカツのスタイルに非常に近く、
さらに上で書いた通りに好調の四位になりそうなので、
この馬はアンカツ→アンカツのように結果を出してくるかもしれないな。
前に戻って、逆にアンカツの継続騎乗の成績はご覧の通り素晴らしいもの。
単勝回収率は１１１％で、複勝回収率でも９８％を記録しており、
ベタ買いでも儲かるくらいだから、素直に信頼して行くと良いと思う。
おまけでその裏もついておくと、
継続騎乗でここまで成績が良いのだから、
乗り代わりでの成績はそれほど良くないということになるね。
２０１１年 他騎手→アンカツの成績
４－９－６－２４
勝率９．３％ 連対率３０．２％ 複勝率４４．２％
まあ別に全く駄目って事は無いんだけども、
連下には良いが、頭となるとそれほどの信頼感は無いことは覚えておきたい。
ここ最近では、カーリンしかり、スパシーバも勝ち切れずでしたもんね。
パドックでは、マルセリーナは大當助手にちょっと甘えてる感じ♪で、トレハンは迫力の馬体でした…
レースで、挟まれて前に壁が出来た時は青ざめましたが、文字通り【道を切り開いた】鬼神のような騎乗にはゾクゾクしました!!
後に【伝説のシンザン記念】と言われるかもしれないレースから、マルちゃんを追い続けてきた甲斐があり、本当にうれしいです。
ちなみに、表彰式では「アンカツありがとー!!」「アンカツ、マジハンパねぇ」「里奈ちゃーん」（←注：マルセリーナのことです）などの声援が飛びまくってwましたよ。
近くで見たらすごい汗でしたが、すぐ息が入り、特に疲れた様子もなく元気とのことで一安心…このまま順調にいってほしいです。
でも、改めてマルセリーナにはアンカツでよかった♪
他の騎手では、あそこから勝たせることは不可能だったのでは？（失礼w）
俺、前にお願いしたデータ！
大雑把に二割位と返事いただきましたが…なるほど、納得しました。
…が、なんかアンカツちゃん騎乗したことある馬って応援したくなりますｗ（特に有馬など）
あと…ファミリージョッキー！懐かしいやら笑えるやら♪うまい表現！
またまたよろしくお願いします〓
個人的には小牧は意外でした。シルポートで武がとばしたのは印象に残ってますがｗ
このデータ通りでいけば皐月賞か天皇賞どちらかはきそうですねｗ
桜花賞の勝利、もちろん大喜びさせてもらいました。
特に、かつて騎手をやっていた名手達に好評なようで嬉しく思っています。
オークスも本当に楽しみですね。
それにしてもこの数字、本当に次元が違っててびっくりしてるんですけども、
これってどうやって調べられてるんですか？
自分も四位に関しては、競馬のスタンスがアンカツに似ている数少ないジョッキーだと思っているので、日頃から積極的に馬券買わせて頂いております。
アンカツと同様に(次元は全然違いますが・・・)騎乗馬の厳選傾向が強いので、ピンポイントで狙いが立てやすいですね。
ランリョウオーはアンカツから乗り替わってしまい残念ですが、四位がどう乗りこなしてくるか興味深いです。
確かにカーリンとかはアンカツさんから乗り替わっても結果出なかったわけですし。
やはりアンカツさんは乗れてるという事なんでしょうね。
この良い調子をキープしていってほしいなと思います。
僕もこれからアンカツさんからの乗り替わりはもっと注目していこうと思います。
他にもいろいろと人気で負けていますが、
とにかく自身の継続騎乗と乗り代わりでここまで差があるのはアンカツだけです。
（勝率２９．６ってのがまず異様な上に、変わって４．３と並以下ですからねｗ）
今年が終わった時にどれくらいの数字で終わるのかは楽しみですね。
パドックではゆったりとしていたと思います。
ブエナビスタほどに、我関せずの馬では無いと思いますが、
とにかく落ち着きがあるのでこういう芸当が出来るんですよね。
走った後も何も無いようで、次もやってくれるでしょう。
チーターさんは現地観戦だったので喜びもひとしおだったと思います。
お疲れ様でした。最高の１日になりましたね。
これからも楽しませてくれそうです。
もう１件の話ですけど、その人は本気で頭悪いので気にしないほうが良いですよｗ
>バルウィンさん
お役に立てて何よりです。
今年はちょっと凄いことになっておりますがｗ
最終的にどれくらいの数字になるか、楽しんで行こうと思っています。
まあ確かに、アンカツが関わった馬には頑張って欲しいですけどね。
内ラチに馬体をぶつけまくってギリギリ粘るとか、
他馬の前に入って押してもらうとかいろいろやったのを覚えてます。
常にキングコングが愛馬でしたｗ
>たけさん
ＴＡＲＧＥＴというので１９８６年以降の様々なデータを検索することが出来ます、有料ですけども。
検索の仕方次第で、たいがいのことは調べられますよ。
今年の小牧は、トータルの成績自体は昨年と何も変わって無いですけど、
小牧から他者に乗り変わった馬ではほとんど結果を出されていません。
ようするに、自分の乗る馬のレベル以上の結果を出してるって事ですね。
（乗ってる馬のレベルがやや落ちてるけど、腕でカバーできている、と言って良いと思います）
次の皐月賞も連続騎乗の馬です。楽しみですね。
>ギラさん
どもども。
序盤のロスは痛かったですが、その後は凄かった。
素人にもその凄みが伝わる運びでしたけど、
騎手の経験があり頂点を争っていた人たちにはなおさらのようですね。
嬉しいことです。
上で書いた通りにＴＡＲＧＥＴというソフトで調べています。
他にもいろいろありますけど、どれも有料です。
ただ、真剣に競馬（というか馬券？）をやるならば、
あったほうが良いだろうと素直に思える優良なソフトだと思います。
>名も無き馬さん
まあ、人それぞれなんでしょうけどね。
こんな時代でも弟子にこだわる人がいたりもしますし、
とにかく結果が出てる人に変えまくる人もいるわけで。
最近はちょっと人情に欠けるような気は確かにしますが、
そんな中で一人の馬と騎手でずっと頂点を目指すというコンビが出てきたら、
より応援しがいがあるのではないでしょうか？
近年、競馬界を見渡すとそういう名コンビはほとんどいませんが、
マルセリーナはスカーレットみたいに人馬一体で名を残せそうなので、いっそう楽しみです。
>スパイラルさん
しっかり調べてみたら想像以上に面白かったので記事にしておきましたｗ
この継続騎乗と乗り代わり騎乗の成績差という面では、
現在はアンカツ一人がまさに異次元の成績でトップにいます。
それから四位と小牧がはっきりと良くて、後は普通か悪いかという感じ。
普通だと、この２つの数字はほぼ均等になるんですけどね。
今年１年が終わってどんなものか、終わった時に凄かったらまた記事にでもします。
平均値に収束してたら、面白くないのでスルーすると思いますがｗ
>ガスコインさん
面白いですよねこのデータ。記事にして良かったです。
仰る通りに四位は騎乗スタイルから騎乗馬の絞り方までアンカツに似ている騎手で、
勝負強く好成績を出してくる信頼度の高い騎手だと思います。
京都のダート１９００で異様に強いのもこの二人だけだったりと、
とにかく妙に似ているので、ランリョウオーは継続騎乗のつもりで馬券を買いますｗ
>Dr.Mさん
ここまでの傾向ですけど、本当に凄いことになっています。
この２つは拮抗するのが正常な状態ですので（ほとんどの騎手がそうです）
現在のアンカツの数字はちょっと狂ってるレベルにあるわけですがｗ
それだけしっかりと結果を出しているということになります。
早仕掛けでちょっと勝ち損ねているレースもあってこれなので、
しっかりした準備と、そして実践が出来てるってことでしょう。
最後までこの数字が保たれたら笑えますがどうかなあ。楽しみにしているところです。
今週のランリョウオーは、スピリタスとかぶる部分が多いのですが、そうならないといいですね。
のり代わりと言えば、ブエナですが、案外岩田もいいタイミングで乗りかわって結果を出していますからね（アドマイヤムーンやウオッカなど）。何か持っているのかもしれませんね。今回も１つはＧⅠを勝ちそうです。
ところでチーターさんの現地報告は相変わらず楽しいですね。これからもよろしくお願いします。