歌庭 -utaniwa-

“ハナウタのように:ささやかで、もっと身近な・気楽な庭を。” ~『野口造園』の、徒然日記。

蔵出し花だより

2011年10月06日 | 徒然 -tzure-zure-

秋桜(コスモス)。

そんな季節です。





これは、先週の。
京都は嵐山電鉄沿いに、道に迷って歩いていたときに出会った風景。




方向音痴も、損するばかりじゃなくて。想定外の風景に出会えます。








京都で見た花たちを、ちょこちょこ。



ヒガンバナ/曼珠沙華(マンジュシャゲ)と、猫じゃらし。


前持ってた山口百恵のベストに、曼珠沙華(マンジューシャカ)って曲があって、サビかどこかで「マンジューシャカ、、。」て歌うとこがあって。そこしか思い出せません。かのCDはとっくに売り払って手元に無いし、iTunesに入れてたデータも消滅してしまった今、にわかに聴きたくなっても、もう聴けない。「やってられないわ(ぁ)。」ってフレーズのある歌が、なんか好きでした。たしか、「絶体絶命」だったか。

データのバックアップはお早めに。






ついでに、最近の花風景を。


花水木(ハナミズキ)の実。

太秦(うずまさ)の聖徳太子がまつられてるなんとかかんとかって寺で見ました。
道に迷った果てに行き着いた、初・太秦。






ランタナ/七変化

今年もまた、お手入れさせていただいてるお庭で、香りいっぱいに咲き誇っていました。




百日紅(サルスベリ)

今年もまた、駐車場のアスファルトの隅っこの隙間に、実生(みしょう)で。無事生えて、無事咲いてました。




青花藤袴(フジバカマ)

今年もまた、夏の終わりから、事務所の庭にちらほらと溢れ始めました。






葛(クズ)

藤の花に似ています。



行き帰りに通る謎の森から威勢良くはみ出して、甘い香りを漂わせています。





野太い蔓は、細工にも使われるほど頑丈。
先の台風の時に、いつも通る道にぶらんと垂れてて、奴は自転車で潜りぬけようとした私の首を締めたのです。あやうく殺されかけました。










紫式部(ムラサキシキブ)

ほんと、昔こんなガムあったよなーと思い出します。




屁糞葛(ヘクソカズラ)

可愛いのに酷いネーミング大賞。





千日紅(センニチコウ)

今年、いろんなところで使って、植えて、事務所の庭にも植えました。長く可愛く咲いています。



草花火(クサハナビ)/タリナム

多肉系。ちいさくて繊細な花。





番外編:今年見た花火。

味の素スタジアムから打上ってたやつ。確かエーベックスのフェスみたいなやつの。
味スタの隣の公園に、花火だけ目当ての人々が沢山集まっていました。




ついでに番外編。前に載せたっけか。

タヌキ。

行き帰りの道すがらの公園あたりで、けっこう出会います。年に3、4回出会してます。




風船葛(フウセンカズラ)

夏じゅう、小学校のグリーンカーテンになっていたけど、あっという間にくたびれてきました。



クレオメ/西洋風蝶草

行き帰りに通る、石積みの気になる庭で、ひょいひょいと立ち上がって、染めています。美しいです。




更級升麻(サラシナショウマ)


野川公園の自然観察園で。パッとした白いブラシ。この奇想な野趣に、ぐっと来ます。



臭木(クサギ)の実

衝撃の美。星形の紅色の萼と、コバルトブルーの実。この奇想な野趣に、愕然とします。




釣船草(ツリフネソウ)

野川公園の自然観察園で。水のほとりに。



犬蓼(イヌタデ)

たぶんイヌタデ。。。ちょっと自信ない。凄く好きな、雑草扱いされてしまう、この季節の野草。




エゴノキの実

花ともども、梢いっぱいにぶらさがる、かわいらしさ。大好きです。







秋海棠(シュウカイドウ)

イージーなピンク過ぎて、あんまり好きじゃない。珍しく「好きじゃない」とはっきり言える花です。




水引(ミズヒキ)


嵐山から、桂川の上流へとゆく小さな遊歩道で。
繊細。




ハゼラン、そして彼岸花(ヒガンバナ)

ハゼランの風に揺られる様は、大好きです。繊細で。



栗(クリ)

今年の梅雨前に作った庭に久しぶりに行ったら、散らばっていました。隣のクリ畑から。




萩(ハギ)

京都の苔寺に入る手前で。わさわさと花茂っている様は、繊細ながら豪勢で。しかし、花ひとつひとつがほんとに繊細すぎて、写真に捉え難い。







稲。田んぼ。

京都で見た、秋の色。



薄(ススキ)。もうすぐ咲く、手前の穂。



山茶花(サザンカ)。
鹿児島のおばあちゃんが、その名を冠した短歌雑誌に投稿していたのを思い出します。
5・7・5・7・7のお決まりのルールを結構大胆にぶち破っていたおばあちゃんの歌が、真面目くさった叩き込み記憶系勉学ボーイだった自分にとってけっこう衝撃だったのを、思い出します。



紅葉(モミジ)

苔寺に入る手前で。少しずつ、色めいて。





モミジ。東京の八王子で。
ひとつだけ、もうしっかり紅くなっていた。


以上、
在庫一掃蔵出しセール的:花便りでした。






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