あぁ Mだ
見た瞬間にわかった
彼女の息子 Mくん
私の中で思うときは いつも呼び捨てだから
つい そんなふうに
日曜日
珍しく降り積もった雪のせいで
閑散としたパート先の店内
たまたま一人でレジにいた時だった
マスクのせいもあるけれど
彼は対応する私に気づいていない
支払いも済んだところで
思いきって切り出す
Mくんだよね?
え? あ、はい
そう答えたものの、怪訝な顔
〇〇です
Yちゃん(彼女の娘)の同級生の〇〇の…
ああ!
帰ってきてたんだね
はい
3年間むこうにいて
(寮のある県外の高校)
差し障りのない話をちょこっとだけ
その間ずっと
指先が小さく震えてる
気づかれませんように…
参考書を数冊 購入
浪人生だけどそろそろ受験かな
いい青年になっていた
彼女については話せなかった
聞きたいことは沢山あるけれど
当時まだ小学生だった彼
でも微妙な空気には気づいていたはず
今日Mくんに会ったよ
と
彼女には報告していない
つまらない嫉妬
見た瞬間にわかった
彼女の息子 Mくん
私の中で思うときは いつも呼び捨てだから
つい そんなふうに
日曜日
珍しく降り積もった雪のせいで
閑散としたパート先の店内
たまたま一人でレジにいた時だった
マスクのせいもあるけれど
彼は対応する私に気づいていない
支払いも済んだところで
思いきって切り出す
Mくんだよね?
え? あ、はい
そう答えたものの、怪訝な顔
〇〇です
Yちゃん(彼女の娘)の同級生の〇〇の…
ああ!
帰ってきてたんだね
はい
3年間むこうにいて
(寮のある県外の高校)
差し障りのない話をちょこっとだけ
その間ずっと
指先が小さく震えてる
気づかれませんように…
参考書を数冊 購入
浪人生だけどそろそろ受験かな
いい青年になっていた
彼女については話せなかった
聞きたいことは沢山あるけれど
当時まだ小学生だった彼
でも微妙な空気には気づいていたはず
今日Mくんに会ったよ
と
彼女には報告していない
つまらない嫉妬