さくらいろの日々

『さくらいろの彼女』の その後

灰色の空

2012-06-21 13:23:48 | Y&A

  
  梅雨。
  灰色の空。
  本当によく雨が降る。



手術から三週間。退院から二週間が過ぎた。
松葉杖は不要になり、普通に歩行もできるようになった(と思う)けれど、断続的に一日中どこかがうずくように痛い。手術痕の下、古傷の靭帯あたり、膝の裏とか。
気分は憂鬱で、出かけるのがとても億劫。無意識に右ひざをかばうからか、立っているのもきつい。
こんなんじゃ仕事になりゃしない、ってのは予測できていたので辞めてしまった。
これ以上、職場に迷惑や世話をかけたくない。
大好きな書店の仕事だったけれど。

Mくんの誕生日が近い。
きっと彼女はいろんなことに想いをめぐらすだろう。
そして私のことはたぶん眼中にない。
ちょっと可愛らしい内容の本があったので、一昨日彼女に郵送した。会いに行けない私の代わりに彼女を癒してくれるかも、と思って。
でも届いているのかしら。
彼女とメールのやり取りがなくなってから一週間くらい。
私もこんな気分では、何をつづればいいのかわからない。



百回聞くより、自分の目で一回見たほうが理解できる。

二人でいられたときって、なんてしあわせだったんだろう。
今になってわかる、百回願っても戻らない時間。
なんだかあの諺の反対だなぁ。

そう思う。



blogram投票ボタンポチッと☆
女性ブログランキング



マジかっ!?

2012-06-02 11:36:45 | Y&A
「マジかっ!?」
病室の入口に現れた彼女を見て、思わず言ってしまった。
と同時にリハビリの先生も迎えに現れたが、一時間繰り下げてもらいお引き取り願った。

まさか来てくれるとは…でもどこかでやっぱり“来てくれたらな”と思ってた。
あぁ。嬉しすぎて顔が見れないよ…

小一時間ほど談話室で話をした。
メールの彼女とは違う彼女が目の前にいる。やっぱりこっちのがいいなぁ。笑うときも紙パックのコーヒーを飲む仕草も外の景色を眺める横顔も…素敵だ。平静を装うのが大変。

帰って欲しくないけれど、忙しい彼女だから早めに帰してあげないと。私もリハの先生が待ちくたびれてるかも。

「お見舞いにならないかも」と言いながら彼女が置いてってくれたお見舞い品の詰め合わせ(?)に入っていたロバくん。夜のメールで彼女にバロンと命名してもらった。
入院してから眠れないことが多く、彼女は毎晩メールで歌ってくれる。気のせいか、ちょっと優しい。
ずっと入院しててもいいかな、なんて思ったりするけど、元気で会える方がいいに決まってる。

さて。
今日も苦手な“自主トレ”をしないと。そういうトコ、彼女は厳しい。今夜もやったよって報告書をメールしなくちゃ♪