「銀行から電話だよ」と言われて受話器をとる。「はい、お電話替わりましたが」
「あ、もういいです。」「は?」「あ、用件済みました。間違えました」「は?本当に良いんですね?」と念を押す。名乗りもしない、いつもの奴だがしかも謝罪もしない。「ぶつっ…」
それで済むわけが無い。二分したら再度電話がかかってきた。「あ、○×銀行のMです」(わかっとるわい。判ってないのはあんたの方だ)
えらくまわりくどく時間をかけて説明して来たのが、要するに当座の借り入れ契約の口座管理料を払えということらしい。「○×○」が二年分で一年分をそれぞれ、とかいうのだがその料金の名前が聞き取れない。前回も銀行の身内用語を言ってそれで説明をスルーした実績がある。素人には理解不能用語なもんで聞き返した。
「あのですね、あいうえお、の<い>です」「は?」(漢字で説明しろよ。ひらがなで説明するな)
それきりで今回もスルー。天を仰いで聞いてみる(いつか、こいつを殴ってもいいですか?)
「い」を説明しただけで凡てが説明出来たと考えたらしい銀行員に、これ以上何もいいたくなくなって無言になる。はなしはヨロヨロと先に進む。
「で。支払いなのですが、当座の引き落としでよろしいでしょうか」「嫌だと言ったらやめるんですか?」「フフフ…」(それ冗談のつもりないし)
「手続きはこちらでやるという方法もあるのですが…」「で、他にどういう方法があるんですか?」(選択肢一つだけ示してどうする)
「小切手をきっていただくとか…」「…」「…」(なんでそこで無言になる。取りにうかがう、じゃないのか)
「何時振替なんです?」と聞いたら2分くらい他の人間とそうだんして「今日します」だと。あらかじめ確認してから電話せい!
つくづく殴ってやりたくなる。理解できない無能さ