平成27年4月25日(土)、防災教室 AED取り扱いをより身近に知っていただくために の講座が開催されました
講師は吹田市西消防署千里山出張所のみなさんです。
約25年前、この頃の吹田市民は30万人を超えており、出動回数は年間約8,000件でした
今では36万人の市民に対して救急車は7台、昨年度出動回数は17,159件の要請があり、そのたびに必ず出動されたそうです
ですが中には 指輪が外れない 蚊にさされた 虫歯が痛い など、救急車を呼ばなくても大丈夫なのでは と思うものもあるそうです
救急車の出動が多いために問題になっている、そこで#7119 ができました
#7119 は 救急安心センターおおさか につながります
365日、24時間対応で相談員・看護士が医師の支援体制のもと救急医療相談に対応してくれます
急な病気やけがで病院に行ったほうがいい 応急手当ての方法は 近くの救急病院はどこ 救急車を呼んだほうがいい
などなど、答えてくれます
でも、片側麻痺やろれつが回らないなど、本当に緊急の時は迷わず救急車を呼んでください
脳の異常で診断が遅ければ障害が残る可能性があります
心肺停止状態で一番最初に破壊されるのが脳です 脳は一度破壊すると再生しません
今日はその破壊を少しでも遅らせる応急処置として心肺蘇生とAEDの使用を教えていただきました
心肺蘇生練習用人形を使って実際に体験します
救命処置の手順
①反応を確認する
②助けを呼ぶ(119・AED)
③呼吸の確認
④胸骨圧迫(30回) 少なくとも5㎝・少なくとも毎分100回
⑤人工呼吸(2回・省略可能)
⑥心肺蘇生の継続(30対2)
実際の説明を聞いているだけでは 「あぁそうか、なるほど~」 と思うのですが、実際に体験してみると焦ってしまって上手くいきません
一人ずつ、体験しました
心臓マッサージを始めると、AEDのパットを張り付けるための服を脱がしたりしなければなりませんが、その間も、パットを貼っている最中も手を止めてはいけないけません
電気ショックを与えた後もすぐにマッサージを再開しなければなりません
人の命を救う大変さと大事さを学びました
他にも救急車を呼ぶ人、AEDを探しに(取りに)行き、AEDの操作をする体験しました
みなさん、いつ遭遇するかもしれないので真剣に受講されていました
AEDは電源を入れたら音声メッセージの指示に従う、いろいろしゃべってくれます 電気ショックが必要かどうかも判断してくれます
一人での胸骨圧迫は2分が限界です 沢山の方で交代しながら行うと長く続けることができます
人工呼吸も大切なのですが、やはり感染が心配です ご身内の方であればよいと思いますが、無理に人工呼吸する必要はないそうです
血液は気をつけてください もしも触れてしまったら30分以上流水で洗い流してください
AED使用にあたり、汗や雨でぬれていたら拭いてから使用してください、ネックレス等は電極に触れないようにしてください
などなど… たくさんの知識を教えていただきました
いつでも尊い命を救助できるよう、心がけたいですね
吹田市西消防署千里山出張所のみなさま、素敵な講座をありがとうございました