弁護士のカフェタイム-相模原法律事務所

弁護士法人相模原法律事務所(弁護士伊藤信吾)が送る
最新の法律情報です。地域の楽しい情報も提供しています。

神奈中のリアルタイム情報は凄い!

2007-09-30 19:25:25 | 相模原って?
 神奈川中央交通(神奈中)の、バス運行情報「リアルタイム情報」を愛用しています。

 バスと言えば、低額だけど時間どおりに来ないので、不便というイメージがあります。私の事務所周辺では市役所経由で多数のバスが運行しているのですが、それでもいつも、何時に来るか分からないのでイライラしてしまいます。

 ところが、このリアルタイム情報は、時刻表とは無関係に「あと○分で到着」ということが携帯画面から瞬時にみれるのです。

 しかも特筆すべきことは、ブックマーク機能があるので、ページを開いていちいち「出発地」「目的地」を入力する必要がありません。

 ちまたで有名な経路検索サイトである「駅前探索倶楽部」等でも、出発地、目的地の入力が欠かせません。

 しかしながら、神奈中のリアルタイム情報は、ブックマークさえしておけば、ブックマークから瞬時に情報を引き出すことができます!その時間はわずか10秒程度です!しかも、リアルタイムですから「あと○分」が刻々と変わっていきます。
 実際にバス停に立ってみれば、驚きますが、「あと1分」となって、バスが見え始めたときには感動します。

 皆さんも、是非使ってみましょう!

刑事法廷をライブ速報?-MSN産経ニュース

2007-09-29 19:57:35 | 法律うわさ話
 マイクロソフトと産経新聞グループは9月25日、10月1日から提供を開始する新ニュースサイト「MSN産経ニュース」(http://sankei.jp.msn.com)の詳細を発表しました。

 それによると,新サイトは原則として、スクープであっても紙媒体の締め切りを待たずにウェブに配信する「ウェブ・ファースト」を目指すそうです。
また、スペースの縛りがないネット媒体の特性をいかして、刑事裁判の法廷内の様子を「ライブ」感覚で報じるなどを考えているそうです。

 紙の新聞よりも,ネットニュースに依存している私には,朗報です。
 刑事裁判の法廷をライブ感覚で報じるというのは,今ひとつ良くわかりませんが,法廷内にパソコンを持ち込んで,貴社が被告人の言葉を打ち込んでいくのでしょうか?

 傍聴席でそんなことをしていたら,裁判所から止められるような気もしますが,ともかく,早くウェッブ・ファーストを体験してみたいと思います。

 少しワクワクしています。

銀行が全国初の離婚ローン-弁護士法人相模原法律事務所

2007-09-27 21:58:10 | 自分を守る!法律知識
朝日新聞によると,岐阜県の大垣共立銀行が,離婚に必要な慰謝料や訴訟費用などを貸す「離婚ローン」を始めるそうです。「離婚限定」ローンは全国初とのことです。
資金使途は「慰謝料」「財産分与資金」「裁判などの費用」で、「養育費」は含まれないとのことで,貸出金額は最大500万円で、返済期間は最長7年だそうです。

 離婚裁判で,金がないから慰謝料が払えないということを言われることがありますが,今後は,「離婚ローンで借りればいいじゃない!」ということになるのでしょうか?

 我々弁護士は,クレジット会社と提携して弁護士費用の立て替え払いを受けてはいけないことになっていますが,今後は,弁護士が離婚ローンを勧めて,着手金を貰うことなどがあるのかもしれません。

私自身は,借りたお金で弁護士費用を貰うのはかなり抵抗があります。
 お金がないのであれば,法テラスもありますからね。

弁護士会は弁護士の懲戒歴を開示すべきか

2007-09-18 19:37:24 | 自分を守る!法律知識
 現在、弁護士会が、会として行った懲戒処分を公表すべきかどうか。日弁連からの意見照会を受けて、全国の弁護士会が意見集約を行っています。

 賛成論は、①市民への情報提供、②弁護士によるさらなる非違行為の防止等を根拠にし、反対論者は、①弁護士のプライバシー、②懲戒対象弁護士に対する制裁として過大であること等を根拠にしています。

 この問題は、非常に難しい問題だと思います。現在、日弁連が検討している制度は、弁護士に依頼し或いは依頼しようとしている者のみが、対象弁護士の過去の懲戒歴の開示を求めるという様に要件を限定しております。
 また、開示の対象となる懲戒歴は過去3年とのことです。

 ただ一度開示制度を認めてしまうと、将来例えば開示情報がインターネット等で一覧表の様に表示されるようなところまで進んでしまうような気もします。

 懲戒事由というのは、依頼者のお金を使い込んだりするような犯罪行為の類から、うっかりして法律上の期限を徒過したようなものまで含まれます。その全てについて、まるで犯罪者であるかのように一般的に開示されるのは、多くの弁護士が抵抗があるようです。
 反面、弁護士だからということで、残念ながら、必ずしも聖人君子ではなく、新聞をにぎわすようないわゆる「悪徳」弁護士がいることも事実です。市民が懲戒歴を知りたいという要望があれば、それは正当な要望の気がします。

 なお、懲戒制度というのが、最近、にわかに脚光を浴びていますが、懲戒事由がないのに懲戒請求をしたりすれば、それ自体が損害賠償請求の対象となります。
 念のため。

シンポにパネリストとして参加

2007-09-17 15:30:32 | 相模原って?
 9月14日(金),相模原市が主催する「新しい相模原の都市(まち)づくりを考えるシンポジウム」にパネリストとして参加しました。

 さがみはら市民会議を代表しての参加です。
 
 北川正恭氏の基調講演を受けて,吉田民雄先生(東海大学政治経済学部教授)のコーディネーターのもとで,相模原法人会会長稲葉久二男氏らの参加のもとでパネルディスカッションをしました。

 北川さは,三重県知事の時代に職員の意識改革をするのが如何に大変だったかをお話されていました。
 
 全ての職員が価値前提で動くことの大切をお話されて感銘を受けました。

 私自身は,職員の意識改革はもとより,市民の意識改革が大切だと強く思いましたし,そのような発言をさせていただきました。

 フォーラムでは,行政への「批判・要望」が相次いで出ましたが,それではまちが良くなるはずもありません。
 
 市民の中で,自らの行動を起こす気概が必要だと思います。

大阪の弁護士事務所の事件

2007-09-11 07:32:04 | 弁護士どたばた始末記
 大阪市内の弁護士事務所で、事務員が殺害された事件が発生しました。
 まだ、捜査中なので、何とも言えないのですが、事件記録が盗難にあっているとのことで、背後関係に事務所事件があるのでしょうか?

 弁護士事務所では、普段は施錠をしている事務所も多くあります。今後も、防犯対策に万全の備えが必要かもしれません。

 亡くなられた事務員さんのご冥福をお祈りしています。

JC 神奈川ブロック協議会 川崎会員大会に参加しました。

2007-09-09 21:57:38 | 自分を守る!法律知識
 JCの神奈川ブロック協議会会員大会に参加しました。
 久々に多くの現役メンバーの前で挨拶をさせていただきました。

 JCはいい団体です。
 熱く熱く、自分の地域を想う。
 そんな気概に溢れています。

 来年は、柴田正隆君が相模原JCからブロック会長に就任します。

 LOM一丸となって頑張りましょう!

弁護活動への批判は・・・

2007-09-05 19:11:13 | 自分を守る!法律知識
 橋下弁護士は、光市母子殺害事件に関して、損害賠償請求された件で、反論の会見で、懲戒請求を呼びかけた理由として「弁護団の行為は、所属弁護士会の信用を失墜させ、弁護士の品位を損なう非行に当たる」と主張したそうです。

 市民の感覚は市民の感覚として理解できますが、同業者である弁護士が、弁護団の活動の内容の詳細を知ることなく、弁護団を批判するのには違和感を感じます。

 弁護団としても、継続中の刑事事件に関連する民事事件を抱えることは、守秘義務等からやりにくいと思いますが、一人300件という懲戒請求事件は異常でありやむを得ない提訴だったのだと思います。

 どこかの掲示板で、懲戒請求を署名活動程度のものと思っていたとの、市民の反省文が乗っていたのが思い出されます。

 裁判の行方を見守りたいと思います。

裁判所支部の歴史を学ぶ

2007-09-01 15:47:32 | 自分を守る!法律知識
 首都圏弁護士会支部サミットに向けての、勉強会で、前山亮吉先生(静岡県立大学准教授)の講演に参加しました。
 裁判所の支部が、時代の波の中で、行政改革の大正とされ、或いは政争の具として廃止・復活を繰り返してきた経緯が初めてわかりました。

 明治38年に地裁支部の廃止運動が起きた浜松では、陳情書に支部の存在について、

 「支部ハ其地商工業ノ機関トシテ将タ保護者トシテ実に重大緊要ノ関係を有スルハ論ヲ挨タス」

 と記載されているそうです。

 支部メンバーとして感銘を受けた一言でした。