大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

両刃鋸 9寸 銘 中屋 伊三郎

2024-05-02 18:28:06 | Weblog
5月になった。  雨が降りそうだが、午前中は何とか 降らないだろうと、町田骨董市に早目に行った。
何時もの 業者からこの鋸と鉋2丁を買い、早々に引き上げた。 既に小雨が降っていた。1
今回はこの鋸について載せて見よう。  柄も付いているが込の部分が錆びて 膨れた為なのか割れて
いた。  取敢えず柄は抜いて修理中だ。  何となく良さそうに思えたが 何となく嫌な曲がりが少し
有る。  鋸の目立ては何とか出来るが 歪直しは難しい。  今回も金床の上で 叩いて見たが思う様に
曲がりは直らない。  その内 強く叩きすぎて、鋸板がボコボコになって 結局廃棄する事に
なる可能性も高い。  現状も歪の修正に挑戦中だ。  

銘は有るが 上手く読めない。  中屋だろうが その先は判読できない。  残念だ。 今回錆は回転する
サンダーで荒く落として 錆の深い所はスクレーパーで落とした。 仕上げに 荒めの砥石でこすり 何とか
綺麗にした。  歪直しについては 何処を叩くとどうなるのか 色々試して この鋸は研究用にしようと
思って居る。  過去も2丁は失敗して 廃棄している。  誰かに基本を教わるのが確実だが そういう人
はいない。   この鋸は200円で購入した物で まあ使い物にならなくても 諦めは付く。 

とにかく 鋸板が一部ベコベコしている。 一部が伸びて突っ張っている為だろうが、上手く修正
出来ない物だろうか。

その後 鋸板の錆を落として 銘を読んで見た。 中屋 伊三郎として見た。  下にそれらしい花押が有り
それが似ている事も有り、当面は伊三郎にして置こうか。 どうかな 怪しい気もするが。

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