大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

SHAPTON-M24 中仕上砥石(2000)

2015-08-31 21:02:06 | Weblog
今日は東銀座まで 行ったので ついでに築地場外まで足を延ばして 昼に寿司を
食べた。 ついでに 有次のお店に置いて有った この砥石を購入した。 7千円強
と少し高いが 値段は以前と同じだ。 

この砥石は これで3丁目になる。 今の2丁目は厚味が既に5ミリ程度に減って
仕舞い 真中に割れが有る。 台の変形で割れたのかも知れ無い。 この砥石は
水を掛けてすぐに使えるのが良い。  だが砥石の粉が廻りの木にこびり付いて取れ難い。
使い終わりすぐに洗い流せば問題無いが、 乾くと取れ難い。 だから台の木の塗装を
行い、砥石の粉が付かない様にしているが、それでも砥石はまっ黒になる。

それは手入れが悪いと言われそうだ。 それに砥石3丁も使い 研ぎが余り上手く
成らないのも気にはなる。 砥石なんで1丁買えば一生物だろうと考えたが、甘かった。
平面を出すので 研ぎ減る前に 擦り減る方が多いかも知れない。
今回は大切に使おうと思う。 
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塗装用 OILを入手

2015-08-31 20:46:19 | Weblog
今から30年ぐらい前に 岩泉純木家具のテーブルを購入した。 最近岩手の
アンテナショップで展示会を行うと言うので見に行った。 まだ若い専務と言う方に
話を聞いたが、最近は家具に適した材料が余り無いそうだ。 岩手の大きな木は大半
切り倒したと言う事だろうか。 値段が高くなったと言う事も有ると思う。

展示のテーブルも板厚は少し薄くなった様に思う。 それに天板を支える足も以前に
比べて細くなった気がした。 塗装はリボスのOILを塗るそうだ。 しかしリボスとは
別のOILが有ったので試しに買って来た。 これは (株)シオン U-OILと言う物だ
そうだ。 内容は変成亜麻仁油 紅花湯 顔料 非石油系乾燥剤 と言う事で比較的
単純な構成だ。

我家のテーブルも何も手入れして無いので、手入れに使っても良いと思い買ったが1500
円と少し高い。 それに 瓶が一つ有るだけで 使い方も何もない。 そこに有った
能書きを写真に撮って来たが、そうで無ければ 名前も判らない所だ。

来年に工場見学ツワーを企画していると言うので 決まったら連絡してくれる様に
住所を書いて置いた。 ツアーが出来るかどうか 五分五分だと思うが、楽しみにして
置こう。  この写真が OILの瓶です。
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靖国骨董市の袋

2015-08-30 15:10:37 | Weblog
何度か市に行くが、今回初めてこの袋をもらった。 この市は 都会の為なのか
アジア系の外国人も結構来ている。 靖国神社と言う場所柄 此処に神社目当てに
来る人は 骨董市では 物は買わないそうだ。 市の人に聞くとそう言う人は金を
持って無いと言う。 そうでは無くて骨董には興味が無いんだろう。 そうすると
たどたどしい日本語をしゃべる、中国人らしい人達は どういう人達だろう。
値切り方もすごくて 値付けの1/10位の値切り方をする。
まあ冷やかしと言う事なのか。 

袋は日本語より英語の記述の方が多い位だ。 舞子らしい女性とAntique
Marketが目に付く。 ピンクに白の目立つ袋で 私はこれ要らないから新聞紙
に包めばそれで良いと言いたい位だ。

以前よく行った東郷神社骨董市が無くなってもう久しい。 あの時代が懐かしい。
靖国は 所謂骨董趣味の物が大半で、道具類は少ない。 有っても高いのが残念だ。

業者に言わせると やはり景気が良く無いのか売れないと言う。 阿部のMixも
此処までは来ないらしい。 まあたまに都会に出て立ち寄る気晴らしの場所だ。長く
続いて欲しい物だ。
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突き薄鑿 2.5分 銘 手工屋

2015-08-30 14:54:24 | Weblog
靖国神社骨董市で入手した物。  手工屋の鑿はこれ以外にも2本持っている。
恐らく 木工を趣味とする 木彫やお盆の彫り物をする人達の教室の道具として
作られた物では無いかと勝手に想像している。
 だが私は品物は悪く無いと思っている。 何処で生産された物か知らないが,
この薄鑿でも 鋼の部分は脇の立上がり部分にしっかり巻き込んで有り、
鋼が箱型になっている。 だからなのか判らないが、薄鑿にしては 反りが
無い。 普通は鋼と鉄を鍛接すると自然に鉄の地金の方に若干反り返り気味になる
物が有る。  この鑿にはそれが無い。

所が 鑿を手に持つと、柄の側からみて右側に曲がっている様だ。 これは柄付けが
悪かったのか、意図して若干右に曲げ気味に柄を付けたのか、後からその様に修正
したのか判らないが、現実その様になっている。  まあ特に直さずにこのまま使って
見ようと思う。  これはそんな古い物では無いと思う。

そう言えば 手工屋銘の鉋も有ったはずが。 鋼が硬くて研ぎ下ろせず、そのまま
保管しているはずなので、出して見ようかと思う。
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0513 東忠正鉋の削り

2015-08-28 10:22:58 | Weblog
この鉋付いては既に書いたと思う。 高幡不動骨董市で購入した物だが、結構使えそう
に思うので 裏刃を調整して削って見た。 結構上手く削れる様だ。 しかし裏刃が
若干左に傾いて調整しないと本刃と上手く合わない。 裏刃の直角が出て無い様だ。

刃のど真ん中に少し傷が有る様で、鉋屑が真中で割れて出て来る事が多い。もう一度
研ぎ直しが必要だ。 処で 裏刃の調整は下手なので普段はほとんど裏を引っ込めて
削っている。 今回はピッタリ合せて削りたいと思うが、 裏刃が 台の中に入り込んで
調整しずらい。 これでも右を叩いたり、左を叩いたりしながら調整しているが、家具屋の
ベテラン職人に聞くと 裏刃は台より出て無いと駄目だと言う。 そうすると長めの裏を
買わないといけなくなる。 

そういう物かも知れないが 彼は仕事で鉋を使うし、私は仕事では無いから 多少時間が
掛かっても問題無いだろうと思う。 そう考えてそのままにしてある。 しかしこの鉋
誰の物か知らないが、結構上手く削れるじゃないかと思う。 鉋屑の薄さがどうのこうの
と言う段階では無いが、まあ削れれば 嬉しい物だ。 

夏が終わったのか急に涼しくなり、雨も降るので家で鉋をいじくる毎日だ。 これも後少し
9月からは 何時もの生活に戻る予定。 
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皮すき包丁 銘 正市

2015-08-23 14:19:33 | Weblog
これは皮すき包丁だろうと思う。 確信は無いのだが。 前述の一分の鑿と併せて
500円で買って来た。 柄の部分を見ると 包丁の様に真鍮の輪がはまっている。

錆を落とした所だが、正市と言う銘が有った。 比較的薄い全鋼と思われる刃は
刃幅50ミリある。 柄の頭部から叩いて使ったのか、頭部の一分に欠けが有る様だ。

使い方は良く判らないが、柄の作り方を見ると包丁の一種だったろうと思われる。
取敢えず研ぎ直してから 使い道を考えて見ようと思う。 この鑿と包丁で暫くは
遊べそうだ。
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追入鑿 一分 銘 無し

2015-08-23 13:50:21 | Weblog
この鑿は 靖国神社骨董市で入手した。 値段は一応250円位としておこう。
一分の鑿は非常に研ぎにくいが、最近は余り気にせず 上手く研げる様になって来た。

研ぎのコツは根元の砥石に近い所をしっかる押さえて 砥石に滑らせる様に 押し切る
研ぎ方をすると 比較的上手く研げる様に思う。 この鑿は全長20センチ位で 大工用
では無くて、細工用の物と思う。 銘を探すが何処にも無い。 研ぎ味は悪く無いし、
それ程硬く無く 上手く研ぎ下ろせる。 感じとしてそれ程 使って無い様に思う。

一分の鑿は 鉋台の溝を削ったり色々使い道も有る。暫くこれを使い切れ具合を確認
しようと思う。 銘が無いのは残念だが、切れればそれで良い。

桂を見ると 下がっており 柄の部分の木が乾燥で痩せ 自然に桂が下がったと思う。
一般の家庭から出て来た物と思うが、結構時間も経過しているのかも知れない。 
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輝秀鉋の削り

2015-08-21 10:27:03 | Weblog
少し暇なので 家で鉋を出していじくっている。 この輝秀鉋は4月の初旬に靖国神社
骨董市で手に入れた物だ。 最初はこれ偽輝秀じゃないのと思う程、上手く削れなかった。
今でもまだ 納得する削りは出来て無い。

最近裏を直して やっと少しまともに削れる様になって来た。 しかし今度は台が今一
だな。 口埋めしているが そこに削りカスが引っ掛かる。 なにせ 我家の工房は
暑いので 深く追求せず 取敢えずギブアップして、少し時間を置いてまた取り組もうと
思っている。  

最近面倒見る鉋が増えてこれだけに関わって居られない。 それとも少し飽きっぽくなった
と言う事かな。  世間はお盆も終わって そろそろ仕事モードで頑張る時期だろう。
私も 気を引き締めないと 怠け癖が付いてしまいそうだ。 しかし今年は特に身にこたえる
夏だったなー。 
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我家の百日紅

2015-08-21 10:08:42 | Weblog
私は以前から 日記を付けている。 それは小型で数行しか出来事を書かない。もっとも
そんなに書く事も無いが。  このブログは何度も書いている様に、出来事や蒐集品の記録
帖になっている。  そこで今日は珍しく 咲いた百日紅の事を書いて見よう。

この百日紅はこの家を購入してすぐに植木市で買って来て植えた物だと記憶している。
かなり大きく太く成長した物だ。 余り手入れしないので、伸び放題になっている。
今年は 暑い夏だからか、珍しく多くの花を付けた。 このピンクの花を見ると 夏だなと
思う。 周りにも 樹木が多くて 日陰になりがちなのか、例年余り 多くの花を付けない
のだが、今年は特別かな。

薄曇りの空に ピンクのこの花の色も悪くないが、なんかボケた感じもする。もう夏も
終わりだ。 今年は 工房は8月お休みにした。 私の体調も良く無かったのでこれで良い。
9月からまた活動再開だ。 その前に 1日だけ 親子木工教室を行うので、お手伝いに
行く予定だ。 子供と遊んで 活力をもらって来よう。
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龍玉鉋の削り

2015-08-20 11:13:07 | Weblog
この鉋は 友達が持って来た物だ。 この鉋だけが台に入っていた。 見ると赤樫の良い台
に見える。 狂いもそれ程無い。 この鉋何度か研ぎ直しが どうも今一削りの感触が良く
無い様に思う。 今日も再度研ぎ直して 削って見ると 一応削れる様だ。 艶も有るので
私の研ぎが下手なだけかも知れない。  思うにどうも 裏刃の研ぎが今一と言う事では
無いかと考えている。

まだ人に見せる削りでは無いが これを貸してくれた友達に報告を兼ねて ここに載せて
見た。 後何度か研ぎ直している内には段々良くなると思う。 この鉋結構重いので扱い
に苦労すると思うが、Y田さん そろそろ引き取って 使って見たらどうでしょうか。

残念ながら この鉋は誰が作った物か私には良く判りません。 ですが何となく関西の物
かなと言う気もします。 
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