大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

スピーカー Harbeth HLCompact7ES-3の修理

2013-08-29 13:39:11 | Weblog
今から1年位前に このスピーカの左側の音がおかしくなりメーカに修理に出した。この時は 無償でウーハーユニットを交換して戻って来た。 最近今度は右側のスピーカの音がおかしい。 原因を探ると 矢張りポールピースにボイスコイルがタッチしているようだ。 コーン紙を指で軽く押すと ゴリゴリした感触がある。 コーン紙をフレームに固定するエッジ部分は 一般のスピーカと違い、Uの字型に凹む形をしている。 そこで 音を出しながら このU字部分をフレームに押し付けるように押して見た。 その結果 上側の部分を押すと ビリ付きが無くなる様だ。 良く見ると丸いフレームに対して、コーンのエッジ部分が下に下がってるようにも見える。 そこでスピーカエッジの上側部分を若干引っ張り気味にして 見え難いがセロファンテープで固定した。 これで暫く聞いているが 今の所特に問題は無い。 修理に出して ユニット交換した方が良いだろうが、面倒なのでこれで使えればこのままでも良い。 テープで固定するのは 一時的な物なので いずれはゴム系接着剤で固定しようかと考えている。 ハーベスのスピーカは 買って4年~5年経過するが、 同じウーファユニットが2個とも 同じ様なボイスコイルタッチを引き起こしており、 何か製造上のミスが有ったかも知れない。 このプピーカの音は 何となく癒し系の 音で嫌いでは無いが、我家では 低音が出すぎの感が有る。 多分設置の問題だろう。 一時はスピーカの交換を検討したが、止めて AMPの入れ替えを先にしようかと考えている。
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0479 二枚刃長台平鉋 銘 不動尊特作

2013-08-27 09:32:01 | Weblog
また富岡八幡骨董市に来た。 今日は雨が降りそうな空模様で、傘は持参したが、着いてみると 小雨模様だ。 傘をさして 一回りしたが、雨が激しくなって来たので 帰る事にした。 運良く この長台鉋を発見し 安く購入したので 来た甲斐は有った。
神輿を格納する 倉庫の前で 骨董屋の親父と話をしながら 暫く雨宿りしたが、全く止む兆しは無かった。 さてこの長台鉋はテントを張る店の前に置いて有り びしょ濡れだった。 手に取って見たが、まだそれ程 使って無い様で 台もしっかりしていた。 銘は裏刃に隠れて見えない。 刃幅72ミリ 全長95ミリ有った。 持ち帰って 刃を見ると 銘は無く 脇に 不動尊特作と鏨で切ってある。 裏刃は千代信となっていた。 不動尊が特別に製作したと言う意味になるのか? 何処のどう言う鍛冶屋が 製作した物か知らないが 意味不明だ。 刃は2段研ぎして有ったがはたして切れたかどうか。 裏出しも不十分で 切れなかったかも知れない。 長台なので ある程度使い道は限定されるし、勿論 プロが使う物だろうから、それなりの品質は確保しているだろう。 多分切れると思うが、研いだ感触では 余り期待はしてない。 台が雨に濡れたので、暫く台を乾燥させてから 台の修正を行う予定。 暫くは刃を研いで整備中。 切味確認は暫く後になる。 客が少なくて 売り切ろうとしたのか、800円と 格安に手に入れた。 足を運ぶと案外と良いめぐり合いも有る物だ。 
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0478 二枚刃平鉋 銘 山城守

2013-08-22 23:31:41 | Weblog
鉋の蒐集は既に 病気だと思う。 最初は使えそうな物を 集めて使っていた。 その内に 研ぎが面白くなって 色々な刃を研ぎ比べて見たりした。 実用と言う意味では 良く出来た鉋を 新品購入して使い込むほうが 多分合理的だろうし、お金も掛らず目的を達成できると思う。 今まで買い溜めた鉋の合計金額で 世の中の評判の良い鉋は 何丁も 購入できただろう。 そうせず 骨董市を徘徊して ガラクタの鉋を買い求める心理は 自分でも解説は困難だ。  今回もまた 刃のちびた 鉋を一丁購入した。  この鉋は200円だった。  既に鉋としての寿命は尽きていると思われる。 それでも 裏刃は立派で十分使えるので買って来た。 鉋としての役目を終えると 何に使われた物か 台は傷だらけだ。 馬の変わりに材の下に置かれたのか 鋸で途中まで切られた傷が何箇所も有る。 また ホゾ入れの打ち当て替わりに使われたのか 槌跡も 何箇所も有る。 しかし見ると 一寸八分の結構良い鉋だったらしい。 台には裕のマークが 入っている。 刃にも 登録番号が 打ってある。 長く仕事に活躍した鉋だろうが、役目を終えても まだ代役で酷使された 道具の様だ。
役に立たなければ そのまま 放出して仕舞うのは、道具の扱いとして どう言う物かなとも思う。  一応刃を研いで 台を直して 台を少し削り直して 油を付けて 引き出しで暫く休息願うとしようか。 

この鉋について後日調べた。 まず鉋刃に有る登録397320号は 実は江戸城と言う田中省吾氏の鉋にも有った。 これは新潟の鉋だった。 良く調べると銘は山城守と言う事が判明した。 そこで修正して置こう。 素性が判明して良かった。 これで安心だがこの刃は使われ過ぎて もう使えそうもないのは残念だ。  
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0477 二枚刃平鉋 銘 正永

2013-08-20 15:35:26 | Weblog
この鉋も大和骨董市で購入した。 300円だった。 錆びてボロボロだったので その値段になった。 箱の中に裏刃が落ちてないか探したが見つからない。 結局二枚刃だが 裏刃なしで買ってしまった。 この鉋台が大分傷が多い。 台を打ち当ての替わりに使ったかも知れない。 刃幅57ミリ 全長90ミリで 頭のまくれが大きかったが すり落とした。 少し研いで見たが 研ぎ味は悪く無いから 切れるかなと思ったが それ程切れない。 研ぎ味と実際の切れとは 余り関係無いのかも知れない。  しかし裏刃も無いし 刃口も大きく開いているので、もう少し整備してみないと判らないが、 感じとして それ程切れるとは思えない。  台の色を見ると 製作から相当の年月が経過していると思う。 普段使いの鉋が 本来の木を削る目的以外のも 色々な使い方をされて、 満身創痍の状態で出て来たと言う事だろう。 買う人も無く討ち捨てられる所を 運良く 物好きが拾って連れ帰った。 これだけきれいに研いで とりあえず使える状態にまで整備してもらい、鉋も満足しているだろうか。

整備が終わったこの鉋を 鉋台の下端直しに使って見た。 これは硬い樫の木にも関らず思ったよりも良い切れ味だった。 比較的小型のこの鉋はこう言う用途に使い易い。裏刃も探して付けたので もう少し使って様子を見ようと思う。
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0476 際鉋 左勝手 銘 石輝

2013-08-18 13:21:07 | Weblog
これも同じ業者から 購入した。 矢張り千円だった。 少し高いなと思ったが買って来た。 銘の石輝は 石堂輝秀の事だろうと思ったからだ。 刃幅30ミリ 全長90ミリあり まだ 殆んど使われて無い。 裏刃を抜くと 例の花押らしき物が有り、その下には 東京鉋組合のマークも有った。 台はまだ新しい感じだ。 石堂と言っても何代目が作った物だろうか。 結構最近作られた物かも知れないと 推定している。 少し研いで見たが 大変研ぎ易い刃だった。 左勝手なおで 余り使う機会は無いと思う。 でも 石堂の鉋が手に入って嬉しい。
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0475 二枚刃平小鉋 銘 市貞

2013-08-18 13:04:55 | Weblog
季節柄 今は一番暑い時期だ。 大和骨董市も 暑かった。 それでもお宝探しの人々は 繰り出して 人手も多い。 何時もの道具を置く店に直行して この鉋を買った。 千円と言うので少し高いなとは思ったが、それでも買ってしまった。 鉋台に何か変な 凹みが有るのだ気になるが、まあ 嫌なら削ってしまえば良いと考えた。 刃幅43ミリ 全長75ミリ とまだ殆んど使って無いように思う。 台も小鉋にしては 厚く30ミリ有る。 銘 市貞については何も知らない。 しかし市の付く銘は多いから その関係の弟子かも知れない。 何となく東京の鍛冶屋さんかなとも思うが、確信は無い。 少し研いで見たが 感じは悪くない。 案外と切れるかも知れない。 切れたら 嬉しい。  見た所 それ程古い物では無いと思う。 製作して20年も経って無いかも知れない。 裏刃を見ると 耳が折ってあった。 多分 以前この鉋に付いて居た 裏は調子が悪くて 何処かから新たに調達した 裏を付けたんだろう。 その時調整の為、耳を折り取ったと思うが どうかな。 単に鉄板を打ち抜いた裏では無くて結構 本格的な物が付いている様だ。 手元に置いて暫く使って見よう。
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分銅 銘 神善四郎

2013-08-17 19:54:36 | Weblog
今日は 木工を趣味とする友人の誘いで、大和骨董市に行った。 大和は久し振りだ。 駅広場に近い所で お店を出す店主が、見慣れた分銅を展示していた。 その店主の話では この分銅の銘は神善四郎と言うのだと話してくれた。 値段の相場は大体3万2千円程度だそうだ。 これにビックリ仰天だ。  もう15年程度前になると思うが、 東郷神社骨董市でこれと同じ物を購入していた。 それも確か1万円だったはずだ。 それは大和で見た分銅よりはるかに程度の良い物だ。 私はそこに書かれた銘が読めず 随分悩んでいたが、今回それが 判明してとても嬉しかった。 それに値段も高かったので 驚いてしまった。 今日は 長年の懸案に1つが解決して とても愉快な1日だ。 そうそう骨董屋の親父は これは京都で作られた 江戸時代の物ですよと 言っていた。  今日は鉋も4丁も買ったし、大和骨董市は 道具類は減ったとは言え まだ多く 出ており 楽しみにしている。  とても暑い日だったが 熱中症にもならず、無事帰宅出来た。  そこで私の持っている 分銅を紹介して見よう。 銘を大きく写してあるが 読めるだろうか。
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レコードプレーヤー AUREX SR-355修理

2013-08-16 09:12:29 | Weblog
毎日暑い。 自宅工房は 冷房が無いので 暑すぎて作業は出来ない。 道具類のメンテナンスも無理だ。 8月は木工から離れて別の事をしよう。
 1年位前 友人からもらった古いレコードプレーヤーが有る。 それを出して音だしして見た。 この機種はダイレクトドライブのAUREX SR-355と言う機種だ。 東芝の製品は使った事は無く 初めての経験だ。 何分古い製品なので 不安だったが、矢張り若干回転が安定しない様だ。 仕方なく内部を点検してみた。 真中がモータと制御回路 右上は電源回路 左下はスピード切り替えと回転調整となる。 案外すっきりした構成の 安いプレーヤだ。 モータの回転を33回転に制御する方式が不明だが、 水晶振動子を使う 高級な回転制御では無くて、 モータの裏の小さな基盤1つで回転を制御する FGジェネレータを使い簡易制御と思われる。 この基盤を引き出したいのだが 配線が短くて引き出せない。 上手く波形を観測できないので 原因判明まで至らず。 こうなれば 全体をばらして モータを取り出して修理するしか無いかも知れない。 機能的にはターンテーブルは回転して レコードも聞ける状態だが、微妙な音揺れがある。 出来たらこれを何とかしたいと思うが、電子回路の不具合と言うより 油切れや半固定抵抗器の微妙な接触不良 その他の問題かも知れない。 このまま突進むと どつぼに嵌る可能性が有るので、一旦撤収して 冷静の原因を探り再挑戦しようと考えている。
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子供の遊具

2013-08-11 21:57:50 | Weblog
今日も暑い1日だった。 親子木工教室があり、そのアシスタントでOZONEに行った。 夏休みの為か 子供向けの体験木工教室が色々企画されているようだ。 マイテーブルを作成して、それに絵を描く企画の作品を見ると 皆 驚くほど上手いなーと感心した。 その脇に 子供向けと思われる 遊具があった。 形と色が面白いので写真を撮らせてもらった。 出来たら自分もこんな物を作りたいと考えて見た。 素材はMDFらしい。 それにエコウレタンで着色したと書いて有る。 色鮮やかで 楽しい感じだが、 何と無く 日本人の感覚には合わない気もした。 私は着色するにしても もう少しくすんだ色を使うと思う。 それに木の質感が全く無いのは 何となく寂しい。 もう少し素材を生かして 作ったらどうなるかと考えている。 しかしこう言う物は 個人の家に置く物では無いから、保育園 幼稚園などが 遊具として使う物と思う。 保育園で これが 上手く受け入れられるだろうか。 冷蔵庫は扉と引き出しになって折り 物入れになるように作られている。 時計やレンジも同じだ。 このアイディアを頂いて 自分なりにりデザインした物が出来ないか思案している。
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叩き鎬鑿  銘 なし

2013-08-09 21:20:21 | Weblog
手製の柄を挿げたと思われる 鎬鑿を買った。 銘は無い。 それは残念だが 研ぎ味も良いし 割りと研ぎ易いから まあ良いとしよう。 まだそれ程使いこんでは無いようだ。 刃幅18ミリ 6分と言う所か。 この幅の鎬は持って無いから買って来た。 余り使う機会は無いと思うが、有れば矢張り便利だ。 裏が少し錆びており、まだ十分研ぎきれてない。 値段は500円だったかな。 まあこんなもんだろう。 鉋より鑿の方が 場所も取らず 整理も楽なので 最近 鑿を買う事が多い。 こんな事してると すぐ百本を越えてしまう。 多分もう百本は越えているだろうな。 
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