大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

0218 樋布倉鉋(右勝手) 銘 明光

2009-01-30 21:33:20 | Weblog
これは何処で入手したのか不明。刃を抜いて研いでみたがそのまましまってあった。基本的に台の下端に陸の無いものを樋布倉と呼び、多少陸のある物を脇取りと呼ぶそうだ。 陸がないと刃を垂直にして溝の脇を削るのは難しいだろう。使いこなしには経験が必要だ。 素人には使いこなせないと思う。 勿論私も使いこなせない。
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0027 樋布倉鉋(右勝手) 銘 清秀

2009-01-30 21:25:15 | Weblog
これは桐生の町で古い金物屋の奥に有った道具の中から見付けて買った物だ。乾燥して台が反り売れずにそのまま置いて有った物らしい。 それを私が削り直して刃を入れた物だ。 当時私は大田市に住み時々桐生にも行った。車で1時間も掛からない。 桐生の町は古い町だったが、その内に綺麗に整備された。 そのままの方が情緒があり良かったかな。 古い店も多かった。 それもすっかり変わった。駅前から群馬大学に続く北に伸びる道の周辺も随分綺麗になった。
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0217 溝決鉋  銘 無し

2009-01-30 21:15:25 | Weblog
これは高幡不動骨董市で手に入れた。 職人の手作りらしい。 刃は鑿を代用した物だ。 こう言う事は良く有ったと思われる。 刃幅約8ミリだ。 何に使った物か。こんな物でも上手く使えたのだろうか。 多分鉋のまとめ買いをした時に入っていた物だろう。 刃は錆びて台とくっ付いている。 敢えて抜かずそのまま保存している。
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0216 樋布倉鉋 (左勝手) 銘 無し

2009-01-30 21:07:36 | Weblog
これは東郷神社骨董市で買った物と思う。台は見る限り自作ではないかと思う。しかし作られて相当年月が経つと思われる。 相当枯れている。 刃も研ぎ減っている。 刃に銘は無い。 しかし裏には一と鏨で彫ってある。 これは左勝手で余り見かけないと思ったから手に入れた。
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共柄槍鉋  清玄作

2009-01-28 20:24:08 | Weblog
私の関係する工房を3月末で閉める事になった。 そこで使う予定の無いこの槍鉋二本組を貰ってきた。 これは元大工をしていた人が持っていて木彫に使った物と言う。 桐箱に入り立派な箱書が有る。 箱はぴったり蓋が閉まるので中は錆びてない。 使う予定も無いが、せっかく貰ったので大切にしようと思う。

暑い夏の暇な昼下がり、作り掛けにしていた、木皿が有ったので、中を鑿で繰り仕上げていた。 丸鑿だけでは 鑿跡が残り 上手く仕上がらないので、この槍鉋の事を思い出して使って見た。 上手く木の高い所だけ削って滑らかにしてくれる様だ。 これで後はサンドペーパーで仕上げられるだろう。 そう言えばこの槍鉋は 与板の木彫鑿鍛冶 川野清松氏の物らしい。 この方はもう既に亡くなったらしいが、河野刃物は現在も有るそうだ。 今でもこれと同じ物を作っているだろうか。 槍鉋と言えば柱を削る本格的な物を想像するが この小型の物でも十分実用になるし、木彫ならこの小型の物の方が使い易い。 
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木製直角定規

2009-01-28 20:10:06 | Weblog
この定規は十数年前 私が自分で作った。 材料は桜だ。この桜材は工房に有った物だが、その桜材で朝鮮棚を作った。定規はその余り材を利用した。実はこの桜は多摩動物園の昆虫館を作る時に廻りに有った木を切り其処に建てた。造園業者が引き取った材木を貰い板に引いた物だそうだ。 そう考えると 由緒ある材料だ。だから出来は良くないが捨てずにずっとしまって置いたのだ。 
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0057 二枚刃際鉋右勝手 銘 榎大吉

2009-01-26 21:57:55 | Weblog
この鉋は東郷神社骨董市で求めた。確か500円だったろう。 昔の話だ。残念だが裏刃とその押さえ金が失われている。しかしそんなに使われた形跡は無い。研いで見ると切れそうだが、裏刃が無く逆目が立ち易い。そこで刃口を埋めて狭めてみた。 少し使ったが今はしまってある。 桜の花ビラの中に榎大吉と刻印がある。これを売ってくれた老人の骨董屋は今は見ない。 高齢で廃業したのだろうか。
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武人埴輪

2009-01-26 21:43:13 | Weblog
私は仕事の関係で群馬県太田市に約5年ほど住んでいた。東京に戻る時会社の人が記念にくれた物だ。武人埴輪は群馬県大田市飯塚から出土した古墳時代の埴輪だ。本物は国宝となっている。 それをまねて前橋に埴輪を作る工房が有った。そこで作られた模造品だ。 良く見るとやさしい顔だ。 本物はもっと厳しい顔立ちで武人らしい。 足利 大田 前橋と結構古墳が見られる。関東平野の北限では有るが緑豊かで晴天の多い豊かな土地柄では無いかと思う。 今は玄関の下駄箱の上で人の出入りを見守っている。 
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0055 一枚刃外丸小鉋 銘 初波丙

2009-01-25 21:11:38 | Weblog
刃幅30ミリ程度で台の長さも10センチしかない小鉋だ。さて何処で手に入れたのか忘れている。 銘も非常に薄くて読みにくい無理に推測してみたがどうも間違えているかも知れない。 登録も商標も保険も無いので最近の物では無いだろう。一応研いであるが使って見た事は無い。
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0078 二枚刃長台平鉋 銘 吉三撰

2009-01-25 20:59:10 | Weblog
これは高幡不動骨董市でまとめて買った鉋の中の一つだ。それ程酷使された様でもない。 刃は余り切れない様だ。銘の吉三撰の上には租界之逸品と刻印がある。こんな言い方は戦中の物を思わせる。 刃も研いであるが、一度も使っていない。長台は台の調整が面倒だろうし、使う機会も無かった。欲しくて集めていた長台鉋だが切り詰めて普通台にすれば使うかも知れない。 だがあえてそこまでして使う事も無いと思う。
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