大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

KIKUICHI 英式デバイダー N0162

2015-07-27 22:12:46 | Weblog
実はこれも靖国神社骨董市の収穫品です。 本当はデバイダーでは無くて、コンパス
が欲しかったが、これしか置いて無かった。 これは100円コーナーだから仕方ない。
これでも コンパスの代わりになるだろう。  紙のケースが付いて折り そこには
菊一と言うマークがある。 似たような製図のセットを私も持っていたが、現在は
何処か行方不明。

そこで実用と昔を思い出してつい買ってきた。 まだ新しい物の様だ。どこかの
家の整理で出て来た物の一部だろう。 これは工房に置いて使う事にしようと
思う。  こういう物は 木工でも案外と使う機会が有る様に思う。
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麻布袋用の縫い針

2015-07-26 18:51:30 | Weblog
これも 靖国神社骨董市の収穫品です。 これは家具の椅子やソファの張りを行う
職人さんにお土産にしようと思い買って来た。 これで100円でした。

かなり太い針で直径2ミリ位あるかな。 先端部分は布地を押し分けるように
太くなっています。 穴の径を見ると相当太い糸を通せると思います。
これ挿したら 繊維に穴が開くだろうから、やはりざっくり編んだ 麻布にしか
使えないだろう。

はたしてこれをもらって 喜ぶかどうか判らないな。 多分仕事では使わない
だろうと思う。 これで話題が弾めばそれで良いのだ。
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裏刃 4枚

2015-07-26 16:36:46 | Weblog
これも 靖国神社骨董市の収穫品だ。 裏刃4枚で 400円と安かった。
上段右は 登録商標のみ 上段左は 忠綱 と刻印有り。
下段 左右は 登録商標 貞房 とある。  いずれも鉄板を曲げただけで無く
鋼を貼り付けて鍛造した製品の様だ。  下二枚は未使用品で 上二枚刃使用した
形跡が有り。 これらは一部を関係者へのお土産にするつもりで考えている。

裏が大切と言う人も折り、そう言う人にやれば喜ぶと思う。 靖国は余り道具類は
出て無いが 時々安い物に出会う事がある。 場所柄 戦争の遺品の様な物が多い
のは 仕方ないが まあ余り見たくないな。

取敢えず研ぎ直した。 上の二枚は思った通り、丁寧な作りで良さそうだ。
下の二枚は 余り丁寧な作りでは無い様に思う。 研いだ感触も余り良く無い。
裏刃は手を掛けていたら 安い製品は作れないから、どこかに外注して作るのかも
知れない。  
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0540 一枚刃平鉋 銘 永義

2015-07-26 16:22:54 | Weblog
7月26日 今日も蒸し暑い日だ。 この所忙しくて少し夏バテ気味だ。 胃の調子
が悪くて困る。 家でゴロゴロしていたが、運動不足になるので、思い立って靖国
神社骨董市に行った。 あそこは大きな樹木が有り 木陰は割と涼しい。 そこで
この鉋を見付けて 630円で買った。 本当は5百円で良かったのだが、130円は
何か飲みたいと言う業者に自動販売機で買えるジュース代130円を追加して払った。

あんた珍しい人だねと業者は言うが、この値段で煩わしい値段交渉は嫌なので要求
言う通りにした。 銘の永義は知らない。 割と薄めの台に丈の短い刃が入っている。
それ程使って無いから、元からこういう短めの刃の鉋だったろう。

台には 1A鈴木と書いて有る。 中学や高校の工作の時間が昔有ったが、その時に
使ったと言う感じの物かも知れない。  台尻には 東京特製 菱永と打たれており
東京の物かも知れない。 研いだ感じは 割と硬い刃で まだ使って無いが切れるかも
知れない。  それ程手を掛けて作った物では無いが、これで切れると嬉しいな。

この鉋 もしかして鰹節削り用の物かも知れない。 だったら箱を作って鰹節削り
用に使えば良いかも知れないな。少し削って見てから考えようと思う。

その後 刃を研ぎ直して台を整備した。 台の狂いはそれ程でも無かった。 刃は
鋼が地金の貼り付けて有り その境目がはっきり判る。 それ程丁寧な作りでは
無い様だ。 使って見るとそこそこ切れた。 まだ刃に若干欠けが有るので そこまで
研ぎ落したいが、結構大変そうだ。 私の持っている中砥石は柔らかくすぐ狂いが来る。
それでも、使えそうな鉋だったので 少し安心した。

 
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平鉋  銘 重貞

2015-07-19 20:13:36 | Weblog
これが友達から預かっている最後の鉋刃 重貞を 台に入れた所です。 適当な
樫材は無かったが 少し先端部分に入皮の様な 黒い部分の有る材で台を打った。
今回は一気に刃を仕込まず 取敢えず九分仕込みで刃が下端から5ミリ引っ込んだ状態
で止めて 暫く馴染ませて様子を見てから 後で本格的に仕込もうと考えている。

今迄は1日で使える状態まで仕込んでいたが、後から結構狂いも出て来るので
少し置く事にしたのだ。 台掘りは大分慣れて来たが まだ時間はかかるし、精度も
今一だ。 

これが完成したら今度は 自分が持っている鉋で台が駄目な物を 順次台打ちして
入れ替えて行こうと思っている。 材料は現在準備している所だ。 これも近所の
伐採した 樫なので 上手く使えるかどうか判らないが まあ練習も兼ねているから
良いだろう。 自分では 段々台掘りも上手くなっって来たと自画自賛しているが。
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大工用 叩き鑿 5本

2015-07-10 08:50:13 | Weblog
友達が持って来た 叩き鑿です。 5本有り1本は柄が無い。 取敢えず錆を落としたが
この所の雨で、薄く錆が出ている。 

右から 銘 大坪(48ミリ)  銘 次則(36ミリ)銘 助光(23ミリ)
銘 助国(18ミリ) 柄無し 銘 孝芳(24ミリ) です。

多分大工さんが普段良く使う鑿のセットだろうと思う。 これは使う予定は無いので
いずれ友達に返そうかなと考えている。
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斉藤与里のまなざし  中村屋サロン美術館

2015-07-10 08:37:15 | Weblog
最近ずっと雨で うっとうしい。 招待券をもらって有ったので、少し時間を作り
美術館に行った。 中村屋に美術館が有るとは知らなかった。 昼前に行って
地下2階でカレーを食べた。 久し振りのカレーで美味しかった。 平日だが結構
混雑していて若干待たされた。  中国人のグループと思われる旅行者が 待って
いた。  最近よく見る風景だ。

さてビルの3階にある美術館に行った。 斎藤与里と言う画家は知らなかった。
絵を見ると カラフルでなかなか良い」絵だった。 皆さんにもお勧めしたい。

カレーを食べて 絵を見るのもなかなか良いし、場所が新宿なので 絵を見た後も
色々用事が足せるのは良い。  本の立ち読みをして帰った。
7月4日から9月27日までなので、まだ時間は有るので どうぞ。 
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平鉋 銘 大観

2015-07-09 22:46:16 | Weblog
友達が持って来た 鉋刃を整備して研ぎ直した。 それは既に紹介したので、今回は
台を打ち 鉋刃の切れ味を試して見る事にした。 今回は樫の木を使った。 この樫
は 柾目板材で 所々虫食い穴の有る材だった。 今はこれを使う事にした。

取敢えず 一枚刃平鉋に仕立てて、少し使ってから、裏刃を入れて二枚刃に変更しようと
考えている。 朝から掘り出して1時間程で荒堀を終わり、その後夕方に綺麗に仕上げて
溝を切り 刃を入れた。 約1日仕事で 一応台は完成した。 これにボイル油を塗り
狂い難くしている。 今は刃を入れてなじませている。

今回は 比較的上手く出来た。要は正確な木取りと正確な墨付けだろう。 比較的
短い時間で刃を 入れられた。 これから刃を研ぎ直して 少し使って確かめて見よう。
切れる様なら 裏も入れて 更に使い易くしたい。 
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鉋の裏刃 六枚

2015-07-06 22:01:45 | Weblog
先日 友達が持って来た中に この裏刃が有った。 これも随分錆びていたが
錆を落として 並べて見るとこんな感じになる。 全部で六枚有った。 しかし
裏刃は 並べて見ても余り 面白く無い物だ。 銘の有る物は無さそうだ。
中に特選と刻印の有る物が何枚か有った。 骨董市では鉋からこの裏刃を抜いて
別に売る場合が有る様だ。 だから安物中古品には 裏刃の無い物が多い。

そこで合いそうな物を付けて入れるが大抵は合わない。 刃幅は勿論合わないと
駄目だが 爪の折り曲げ方も上手く合って無いと入らない。 そこで色々苦労する。
幅が合わない時は 切って使う事も有るが 面倒なので なるべく 色々な種類を
用意して置く。 買って来た中古鉋に裏が無い時は ストックの中から選ぶ様に
しているが、ピッタリ来る事はまれだ。 この六枚は 一応ストックの中に入れて
置こうと思う。 中には研いで見て 普通の刃としても 使えそうな物もあるから
それは 別の用途もある。  実用の物として役に立つので 裏刃も大切にしている。  
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二枚刃 平鉋 銘 水心子 正秀(六分)

2015-07-06 17:09:22 | Weblog
先日 友達が持って来た 鉋刃に台を打って平鉋に仕立てて見た。 台の材は
手持ちの関係で あさだ桜の虫食い材を使った。 この台には入り皮の様な部分が
有り、木目ももめているので 鉋台には余り適当では無いかも知れない。 それでも
無理に使って見た。 裏刃も友達が持って来た物を流用した。 

取敢えず一枚刃の台を作り後から、刃口を変えて二枚刃の台に変更した。
思った通り 裏刃を固定する横棒の穴あけに一度失敗して 再度開け直した。
手持ちのドリルでは正確に出来ないので ボール盤を使った。 普通五寸釘を
使うと聞いたが 無いので たまたま持っていた 番線を切って使った。
これでは 少し細い様にも思うが まあ何とかうまく納まった。

二枚刃平鉋の勘所は裏刃の仕込みと見た。 この横棒を台のどの辺りに通すか
どう言う風に工夫して 正確に穴あけするかで 裏の具合が決まりそうだ。
私も若干裏がきつめだったので、棒の裏をやすりで削り調整した。 
これで 刃を入れて暫く均してから 再度下端の平面を出して 試し削りして
見よう。  

しかし台は やはり 樫の木が一番だと思った。 アサダは樺の仲間だろうが 余り
適さない様な気がする。 それに柔らかい様だ。 

その後 刃を研ぎ直して、少し使って見た。 余り良い切れ味では無い。 裏を見ると
刃に曇りが有るので 再度裏押しして研ぎ直した。 台の狂いも修正した。
これで ある程度切れる様になった。これからもう少し刃を研ぎ直して行けば
もっと切れる事だろう。 アサダ台は 結構動く様だ。 まあ思った通り切れて嬉しい。 
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