大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

ベンチの修理

2011-07-31 11:20:15 | Weblog
ベンチの修理を引き受けて見たが、鋳物製の足と背板に残る塗装の除去と錆び取りに苦労した。 表面が凸凹して 上手くスクレーパが掛からない。 鉄ブラシも余り効果ない。 サンドブラストした方が良いのかも知れないがそんな道具は無く手でひたすら欠き落とした。 この作業は 単調で辛かった。 結局三日くらい 格闘してそこで適当に妥協した。 下塗りは 鉄工所からもらった エポキシ系錆び止め塗料を塗布した。
これは関西ペイントの製品だという。 少し濃い赤で 上塗りにも濃い目の色が必要かも知れない。 上塗りは合成樹脂ペイントで深い緑色に仕上ようと思う。
塗装テクニック読本を見て研究したが、結局 ホームセンターに売ってる物を使うしか選択肢は無いようだ。 今回は木工以外の部分で 予想を上回る時間が取れれた。 
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

出光美術館 明清陶磁の名品展

2011-07-28 20:47:22 | Weblog
今回も新聞屋のただ券を利用して 出光美術館に行って来た。 この所暑さはそれ程でも無いが、湿度が高くて まいる。 体調も今一だ。 有楽町駅の近くで 中華の昼飯を食べて 美術館に入った。 平日だが 人は結構多い。 ゆっくり器を見ながらひと回りした。 これだけ名品を見ると疲れるし、少し厭きも来る。  絵付けが素晴らしいと 矢張り器その物の力は無くなる様に思う。 簡単シンプルであっさりした絵付けで 器に重みの有る物が 私は好きだ。
矢張り 中国人と日本人の感性は違うかも知れない。 出光はこれら名品120点強総てを 自前で揃えたと言う。 良く集めた物だ。 相当金も掛かっただろう。 都会の一等地 皇居を見下ろす この場所で 美術館を構えるとは大した物だ。 本筋とは関係無い所に感心しながら 美術館を後にした。  夏の1日 こんな所でのんびり過ごすのも良いかも知れない。
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ベンチの修理

2011-07-25 23:01:39 | Weblog
先日 我家の修理をお願いした設計事務所から 連絡が有りベンチを修理してくれないかと言う。 そこで現物を見に行った。 小型のベンチで鋳物足と木の座面の椅子だった。  しかし外で雨ざらしになって居たらしく 木は腐り 鉄は錆びている。 これを修理して 事務所の前に置き 通行人に座ってもらおうという事らしい。 しかしこんな物良くもらって来たもんだ。 でも直る見込みは有りそうなので、修理する事にした。  鉄部は塗装が必要だが 塗料を缶で買うと高いから 鉄工所で余りを少し分けてもらおうと思う。  木部は1×4SPF材で我慢してもらおう。 加工費をケチれば 何とか安く出来そうだ。 良く見ると子供が座るラブチェアだろうか。 かわいいベンチなので 何とか直して見ようと言う気になった。 どちらにせよ奉仕の積りでやる予定だ。  上手く修理出来たら また結果を報告しよう。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

葉書入れ 木箱

2011-07-24 22:45:06 | Weblog
試験が終り 緊張が緩んだ。 そこで楽しめる簡単な木箱の組立となった。 材料は楢で 既に木取りして有った。 側面板は留めに切って有り 溝も突いて有った。 それを組立てて見た。 材の寸法精度が良かったのだろう。 上手く組み上がった。  サナダ紐の替わりに荷作り紐で周囲を巻いて固着を待った。 底板と上蓋を寸法に切って接着してから 上蓋部分を切り離した。 本体部分の縁に溝を昇降盤で突き 上蓋を嵌め込みにした。 機械があれば 工作は難しく無いが、 この楢材は 変わった木目が出て面白い。 材が良いと立派に見える。 今回はOILで仕上げたが 漆を塗ればもっと立派になるだろう。 この箱作りで二日ほど遊べた。  
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木の皿

2011-07-24 22:30:26 | Weblog
小型の木工旋盤を使い木の皿を作った。 この木工旋盤と言う機械は初めて使って見たが 電動機械にしては 音が静かで驚いた。 バイトの使い方が未熟で上手く使いこなせ無いが、 それでもこの程度の物は作れた。 頭の中でカーブのイメージを作って置き、それに倣ってバイトを動かすと言う感じで やってみた。 要は頭のイメージが バイトを動かす手に具体的に上手く伝わるかと言う事だろう。 矢張り物作りの経験は こう言う場面でも生かされると思う。 余り緊張する事無く 操作できた。

皿は直径13センチ程度厚みが2.5センチ程度で 材は楢らしいが 余り面白みの無い木目になった。 練習の積りだからこれで良い。 これは楽しくて 引き物作りにはまる人も居るようだが、私は この程度なら手堀りでも出来るし、多分はまる事は無いと思う。

さてこの皿に何を盛ったら良いだろう。 木に皿なので汁気の有る物は避けたい。乾き物でビールの摘み ナッツ類は良いだろうか。 しかし木の色からすると冴えない。酒饅頭なんかどうだろうか。 盛り付けは余白が重要なので、皿の真中に一個どんと置くのもおかしいし、二個並べて置いても様にならない。 この大きさと皿の浅さが盛るものを難しくしている。 イメージとしては小さい物で 皿の真中辺りに盛り上げる物が有ると良いが。 結局 小さい和菓子当たりを二個くらい置いて出すと言うのが無難だろうか。 それも丸くない菓子で無いと無いと駄目だ。 矢張り皿は 古伊万里の藍が冴える物が使い易いかな。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鑿の柄の交換その3

2011-07-20 17:18:03 | Weblog
さて次に丸棒に口金の高さを墨付けする。 軽く鋸目を入れて先端部分を円錐状に削りだす。 以前は小刀で削ったが、 今は力の入る突き鑿を使う。 口金をかぶせて当りを見ながら、削る。 上手く削れたら口金を差込む。 次に丸穴に鑿のコミを差込当りを確認して 四角に削る。 当りを見ながら徐々に削り 大体8割がた入る所まで削る。 この時鑿と柄が一直線になる様に 注意して削る。 最後は鑿を柄に叩き込む。
その後 桂をはめて完成となる。 柄と鑿が一直線になり、刃先が 桂の中心当りに来る様に仕込めば良いと思う。 何度かやれば 段々上達すると思う。
枕になっているのが、 柄に使った材料の材木です。 この材から 鑿1本から2本分の柄が取れる。 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鑿の柄の交換その2

2011-07-20 17:08:33 | Weblog
今回は鑿柄の交換の過程をを紹介してみよう。 取敢えず柄に成る樫材を約28ミリの丸棒に仕上げて、木口中心に10φの穴を開けた所。 此処までが 結構大変な作業だが 材を鉈ではつり、適当な太さの材に仕上げて、鉋で丸くして 穴開けまで 約2時間程度かな。 完全な丸棒で無く 大体丸くなっていれば支障ない。 鑿はキ久弘の追入鑿で 柄を抜いた所。 隣が穴あけ済みの丸棒です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鑿の柄の交換

2011-07-18 09:42:49 | Weblog
以前 大工さんからもらった鑿が有った。 しかし強く叩き過ぎたのか、柄が裂けてしまった状態で 使えない。 そこで 思い立って柄の交換を試みた。 柄の材料は 我家の敷地外に 有る樫の木と思われる物の枝の剪定した材を用いた。 多分木が大きくなり 電線に引っ掛かるので 東電が切って置いていった物だろう。 充分乾燥しているが 柔らかい様だ。 鉈で割って置いた物を 更に丸棒に大まかにはつり 鉋で丸棒に仕立てた。 電動ドリルで細い穴を開けて 更に徐々に太い穴に広げて 最後は鑿で角穴に仕上げた。 柄は本来はもう少し長くするかも知れないが 引き出しの寸法の関係で 短めとした。 中々 上手くは出来ない物だ。 これで一応使える状態となった。 丸棒は出来れば旋盤で仕上げたいが 丁寧にやれば 鉋でも充分だと思う。
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

乳頭温泉郷にて蛍を見る

2011-07-15 15:04:23 | Weblog
暑い夏です。 避暑を兼ねて温泉に行って来ました。
乳頭温泉 鶴の湯は 初めてだと思ったが、 行って見ると 昔
昭和40年頃 泊まった記憶がかすかに有った。

当時の建物は既に無い様に思う。 それは寄棟の藁葺き
穀物倉の様な所で 今残る 長屋では無かった。
中央に炉が切って有り、 板敷きにムシロが ひいて有った。
そこでシュラフにくるまり寝た。 
真っ暗闇で 鼻を摘まれても 判らず 温泉に行くのも手探り。 
素泊まりの我々は 翌日 早く 田沢湖へと 下りた。


あれから 時代は変わった。 今でも秘湯と言われるが
当時の 素朴な感じは無い。 

   月に群雲
   瀬音高く
   梢に蛍の乱舞
   皆 一様に歓声をあげるも
   その光は 青く淡し

   蛍雪の時代は二度と来ずや
   過去の夢を見るが如し

                   以上

    
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅干

2011-07-10 20:43:35 | Weblog
毎日 暑い。 今年は 熱中症になったらしく 体調は良くない。 やっと少し体力が回復してきた所だ。 今日も晴天で 女房が梅干を干した。 私は干して しなびた柔らかい梅干が大好きだ。 以前は弁当にも 入れていった。 これを食べてれば 何とか なりそうな気もするが、どうだろうか。 何日か干して また梅酢に戻していると塩もこなれて より美味しくなる。 干し梅をかじって お茶を飲んで 夏を乗り切ることにしよう。 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする