大工道具の蒐集

骨董市で集めた大工道具類の入手の経緯、使った感想を報告

巣箱の制作 2024

2024-05-01 23:17:29 | Weblog
先日 4月の終わり頃に 以前製作した事の有る 巣箱をもう一度作って見た。 それを紹介して見よう。
この巣箱は 小型の鳥(四十雀)が営巣する事を目標に作った。 入口の丸穴のサイズは30ミリにしている。
形は 宮型と言うのか家の形をイメージして作った。  凝った作りという程の物では無い。 材料はホーム
センターで手に入る杉材を使って居る。 節の無い比較的 良材は安いと思ったが、厚みが10ミリ程度しか
無くて 少し薄い様に思う。  木端を接ぎ合せて広い板にして使った。  普通の接着剤では 雨に濡れて
剥がれる可能性が有るので、耐水性接着剤を使った。  底板は いずれ掃除する事も有るので ネジ止めにして
取り外し出来る様にしている。  入口の前に 止まり木の様な板を張り付けて見た。 板は接着だけでは
衝撃で剥がれる可能性が有ると思うので、 細釘で止めている。 これにより接着が乾く前に 次の作業に
掛かれる様になる。   塗装は 天然塗料 柿渋を塗っている。  これで外に置くと 段々色も濃くなり
赤黒く変化して来る。  柿渋には 多少の防水効果も有るというが、大体1年くらい経過したら 再度塗装
した方が良いと思う。  柿渋は精製した臭みの無い物を使ったが、買って1年経つと 容器の中で固まり
かけていた。  早目に使い切る方が良いと思う。  屋外の環境はかなり厳しく、雨と日光にさらされて
素性に良くない木は 反りが出る。  節の無い割と素性の良い部分を 選んで使うのが良いと思う。

一つ出来たので 近所の子供にやろうかと思って居る。 以前作った巣箱は 今年も四十雀が来て 子育て
している様だ。 今は餌の虫探しに夫婦して忙しい様だ。  大体2Wから3Wで 巣立って行く様だ。
普通朝方に 何の挨拶も無く 忽然と居なくなる。 そっけない物だ。  

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