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いざ、遠野へ

2011-09-22 01:23:50 | 旅の記憶・遠野
 今年は台風当たり年。いまも、台風が岩手県を暴風域に巻き込みながら、北海道へと北上中。そして私は台風をおいかけるように、今日の最終便で福岡から羽田へとび、現在都内に宿泊中。最終便だったから、さほど台風の影響もうけずに関東入りできて、幸運の一言だった。(ニュースでは、千歳空港で、足止めをくらった乗客の談話が流れている…。)
 それにしても20時すぎに大学をでて、余裕で最終便にのりこめるなんて。今日午前は、埼玉新聞の記者をしているS大OB・かっちゃんがサッカーの試合取材のため急きょ九州入りしたとのことで、大学に遊びに来てくれた。相変らずな、かっちゃん節にほっこりする。一方午後は、20時まで会議とうちあわせが寸分の隙間もなく続いた。まだ夏休みモードの私には、なかなかハードな一日。オーバーヒートした頭と重いキャリーをかかえて空港へ向かったけれど、気持ちは軽い。

 なぜって、今回の上京は、念願の遠野入り&被災地入りのためのものだから。
 ふと、3日連続で時間がとれそうなとき、なぜ私は東北へ向かわないのかと、自分を責める思いがあった。もちろんいろんな状況がそれを許さなかったのだけれど、自分の中で、東北、まして懐かしい遠野との距離をはかりかねているところがあった。でも結局、行かなければはじまらない。3連休をはさむ大学夏休み最後のこの時期に、私は重い腰をようやくあげた。

 それにしても福岡から遠野は、やはりとても遠い。まともに移動しようと思ったら、一日がほぼ移動でつぶれてしまう(福岡ー花巻便があったらいいのだけれど…)。福岡に戻って初の遠野行き。考えた末に、福岡ー羽田往復は、最終便と始発を用いることで、翌日朝からあたかも以前のように関東から気楽に向かうかのごとき気分で遠野にむかう日程をくんでみた。台風が直撃している現地の様子が少し心配だけれど、なんにせよ、ただ遠くから案じることに終始してきた日々をこえて、やっとその場にいける幸せをかみしめている。

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