そよかぜから-映画

見てきた映画の記録です
ネタばれあるかも、気をつけて

僕の生きる道

2009年01月11日 | その他

■2003年 日本 テレビドラマ
■2009.1.8
■出演  
   草なぎ剛(中村秀雄)  矢田亜希子(秋本みどり)
   谷原章介(久保勝)  浅野和之(古田進助)
   鳥羽潤(岡田力)  菊池均也(赤井貞夫)
   森下愛子(太田麗子)  小日向文世(金田勉三)
   大杉漣(秋本隆行)

 《story》

   第一話 「告知、余命一年」
   第二話 「読まなかった本」
   第三話 「封印された恋心」
   第四話 「教師・失格」
   第五話 「あばかれた秘密」 
   第六話 「悲しきプロポーズ」
   第七話 「間違われた婚約者」
   第八話 「二人だけの結婚式」
   第九話 「一枚の写真」
   第十話 「最後の誕生日」
   最終話 「愛と死」

私立陽林学園の生物中村秀雄は、再検査で余命1年と宣告される。一時は生きる望みをなくし自殺を図ったが一命を取り留める。そして、この1年間を、今できることを一生懸命にする、しっかりと生きることを決意。今まで、良い大学に入って良い会社に入って良い結婚をして良い家庭を築き良い老後を送るために、将来のために今を我慢して生きてきた。しかし、今しかないと思うと、生徒たちのさまざまな苦悩も見えてきて、秀雄の生き方が積極的になっていく。今まで中村先生を遠くに見ていたみどり先生の彼を見る目が変わっていく。いつしか二人は交際を始める。しかし、みどりに彼の余命1年という事実を知られ、秀雄は別れることを決意。けれども、みどりは最後まで彼とともに生きることを決める。二人だけの結婚式。受験で悩む生徒達に合唱を提案する秀雄。勉強と合唱の両立。合唱コンクール予選通過。決勝大会を前にして倒れる秀雄。最後の力を振り絞り、ベッドから抜け出し、合唱決勝大会の会場に向かう。

 死を前にしてどう生きるか

難しい課題だと思う。だれもがいつか死ぬ。でも、それはまだまだ先だと思っている。今の苦しさから逃れたいと、「早く死ねばいいのに」と思うことがあっても、胃の痛みに不安を感じ、軽く運動をしたり、栄養剤を飲んだり、結局自分の健康に気をつかう。明日がないと思って、今できることをする。それはそう簡単にできることではない。どんなに充実した1日を送っても、床について眠るときの不安は計り知れない。明日はもっと体が弱っているかもしれないと思うと眠れない。ずっと「今日」であればいいのにと思う。「明日」は来なければいいのにと思う。
丁寧な言葉で生活し続ける二人。そこにどんな意味が含まれているのだろうか。落ち着いた心? 感情的にならずまっすぐに生きる心? 普通は親しくなると、だんだん言葉遣いが親しみやすいものに変化していく。でも二人はいつも丁寧な言葉だった。
死を前にした同僚という客観的な立場で考えると、きっと見ていられない。先の話をしないようにしたいし、病気の話も。どんな接し方をすればいいのかとまどってしまう。自分であっても他人であっても、「死」は感情を激化させる。だからこそ落ち着いた言葉が必要なのかもしれない。

 朝起きることについて考えてみよう。今は5時頃に起きる。遅く寝ても目が覚める。その代わりに、夜寝る時間は早くなった。徹夜ができなくなった。朝早く起きてひと仕事する。そして家を出る。朝起きることが苦痛ではなくなった。しかし、以前はちがっていた。朝起きれない。朝食抜きで駆け出すこともあった。いつも朝はギリギリ。ときには寝坊して1日をふいにしていまうことも。大きな失敗をすることも。朝、日の出と同時に起きること、それは自然の摂理にかなったこと。昼と夜が逆転してしまうことの多かった若い時代。逆に考えると、今はそれができないくらい年を取ったということなんだろう。ただ、朝寝ると長い時間寝てしまう。今は6時間睡眠の習慣がつき、遅く寝ても朝の決まった時間に起きて、1日を長く過ごせる。老い先短い人生を、少しでもやりたいことができて充実できるように、朝早く起きよう。


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