そよかぜから-映画

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地球が静止する日

2009年01月10日 | SF


2008年 アメリカ 106分
■原題「THE DAY THE EARTH STOOD STILL」
2009.1.5 TOHOシネマズ緑井
■監督 スコット・デリクソン
■出演
   キアヌ・リーヴス(クラトゥ)
   ジェニファー・コネリー(ヘレン)
   ジェイデン・スミス(ジェイコブ)
   キャシー・ベイツ(国防長官)

 《story》

「12月19日 それは・・・」
「人類が滅亡すれば、地球は生き残れる」
「人類は気づいていない」

突然地球に降り立った謎の球体。そこから現れた宇宙人に発砲。まるで脱皮するように現れた人間クラトゥは、宇宙からの使者だった。最後の確認に来たのだが、「人類が滅亡すれば、地球は生き残れる」と判断。世界各地の球体が破壊行為を始める。重傷を負ったクラトゥに呼ばれたヘレンは、人類にはまだ地球を救う力があると説得。ヘレンの子どものジェイコブと3人で逃避行をする中で、クラトゥの気持ちに変化が起こる。地球を破滅に追いやるばかりの人類だが、愛すべき側面を見つける。クラトゥは、始まった人類絶滅を止めるべく球体に入り込む。

 地球全体のことがここで決められる

このクラトゥがヘレンと出会わなかったら、人類は絶滅し、緑豊かな地球にもどることができたのだろうなあ。人類が誇れるものは何か、それは愛すること。人を想う心だ。確かにそれがあれば地球は救えるかも。でも、愛のために地球を犠牲にしてしまうこともある。結局心はやっかいだ。同じ心が何にでも行動を変える。地球にとっては、人類はいないほうがいいに決まっている。破壊行為しかしない人間。自然を取り戻す活動も、それも地球のためというより、自分のためなのかも。
リメークらしいけど、あの無表情のキアヌ・リーヴスの顔に、一瞬優しさが見えたときはうれしかった。でも、それが実際には命取りになるのかもしれないよ。

 公式サイト「地球が静止する日」

 久しぶりに映画館に行った。なかなか行くことができない。お忍び映画館だ。でも、これくらいいいんじゃないかな。硬くなってしまうと、視野が狭くなる。ときには赤信号を平気で渡るくらいの気持ちが必要だ。以前、タクシーに乗ったとき、座席に万札が2枚転がっていた。黙ってポケットに入れることもできた。でも、それができなかった。きっと前に乗った客が落としたものだろうと思うんだけど、運転手に「落ちてました」と告げた。もしかしたら、あの運転手が自分のものにしたかもしれない。だまって自分のものにしても平気な心がほしい。きっとそうはしなのだけど、それくらいの気持ちということだ。いけないことをしないかとビクビク生きるのではなく、人の顔色を見て萎縮するのではなく、動じない心がほしいものだ。



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