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定山渓温泉の河童伝説

2007年01月25日 | 道央エリア・観光

それでは、2005年9月に行ってきた札幌旅行の2日目の紹介に入ります。
この日は朝イチでまずレンタカーを借りて、一路定山渓温泉へ向かいました。この記事の後に個別に紹介する予定ですが「定山渓温泉」という一つの温泉があるのではなく、定山渓温泉郷と言った方がいいのでしょうか?その一帯が温泉街となっている場所で、その中に色々なスポットが点在しています。
それらのスポット紹介に移る前に、今回はまず定山渓温泉について紹介したいと思います。

定山渓は札幌南区に位置し、中心市街地から車で約40~50分の距離にあって、周囲を山に囲まれた「札幌の奥座敷」として親しまれている温泉街です。
古くはアイヌから知られていたらしいのですが、現在の温泉街としての定山渓の元になったのは、1866年に「美泉定山」というお坊さんが、ここに温泉宿を開いたのが始まりとされているみたいです。
さらに1918年になり、定山渓鉄道が開通し、交通の便が良くなってから大きな発展を見せたとのことです。
東久世通禧開拓長官が「常山渓」と名付けたのが定山渓温泉の名称の由来ですが、現在の「定山渓」と変化したのはやはり「美泉定山」にちなんでの事なのでしょう。

ここには、河童にまつわる話が残っており、街路には多数の河童の像が置かれ、河童の手湯、足湯、河童にちなんだお土産品など、河童がここ定山渓温泉のシンボルとなっています。
この定山渓と河童の関係については、どうやら定山渓観光協会から依頼を受けた漫画家「おおば比呂司」の助言で河童をモチーフにした町作りが始められたことが、その根底にある模様。
「豊平川に身を投げた青年が、後に親の夢枕に経ち、自分は河童と結婚にして自ら沈んだのであり、今も幸せに暮らしていると告げた」というのが、その時に創作された伝説なのだそうです。






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