夫婦もんの登山日記

ここは、年配の夫婦もんが中国と九州の山歩きをしたお話を載せております

地蔵岳  宮崎県/九州山地 標高1,089m 九州百名山 平成24年3月25日(日)

2012-03-30 07:08:15 | Weblog

 平成24年3月の最後の日曜日は宮崎県西都市(さいとし)の尾八重(おはえ)地区に在り、一の瀬川
支流の一つ
尾八重川源流に位置する地蔵岳に登りました。   登り一筋の山で難易度☆二つです。

 

 九州自動車から宮崎自動車に入り清武JCTより東九州自動車へと移る。宮崎PAで仮眠し夜明け前に
出発します。
西都インターで国道219号線へ入り直ぐのコンビニで朝食用のお結びと昼食用の菓子パン
等を買い求め安心しました。

軌跡と周囲の地図ですクリックで拡大します。

 

 西米良方面に進みます。杉安峡を過ぎ一ツ瀬発電所の先に十五番バス停が有り其処で国道から離れ
右折する。 
此処には地蔵岳登山口の案内と有楽椿の里の案内が有り判り易いので助かりました。
少しだけ荒れた路を
行くと狭いながらも舗装された村の道と成りました。

 

 尾八重川を左に見て2~3km行くと川向こうに廃校となった
小学校が見えますが直ぐ其の先でY字型
三叉路になります。左の細い方に進みます此処からは本当に狭い
路で脱輪しない様に慎重に20~30
分進みました。

 

 やっと登山口手前の大きく左にU-タウンし尾八重川に架かる尾八重大橋に着きました。登山口は橋を
渡らず10数メーター行った所に在りました。しかし車を置くスペースが
無いので橋を渡り道幅の広い所に
駐車しながら登山の用意を致しました。

 たちの悪い噂かも知れませんが地蔵岳登山口の周囲は山ヒルが多く季節には尾八重川を泳いでいる
とかです。
急きょネットで買い求めた【エコ・トレード社製の】(ヤマヒルの天敵!ヒル下がりのジョニー)
靴とスパッツに掛け捲りました。
 御蔭で下山するまで被害に遭わずに済みましたけど、まだ涼しい季節のせいだったかもです?

 準備が整い先ほどの林道横の登山口へ行く。一度河原へ降りて行くのです。

 

  尾八重川の最上流と言えども昨日までの雨で増水していて、渡渉できそうも有りません。

 

   尾八重大橋を渡り対岸の斜面から登りだし本登山道に合流する方法を取りました。上手くいきました。

 

 合流点からの登山道は急斜面の杉の植林地帯です。ジグザグに作られた道をひたすらに登ります。

 

 途中からは杉と檜の半々の植林地帯ですが、急な登りは続きました。其れでも一旦伐採地に出ると
南東方面が開け風も当たり一息付けました。

 

 自然林に入ると五合目で高野槇の背と言う名前が付けられていました。此処から先の登山道は暫らく
高野槇の落ち葉が絨毯状に堆積していて何とも言えないほど歩くのが気持よかったですね。

 

 

 気持いいねと言いながら歩くと目の前に高野槇の細尾根が現れます、馬の背ですが木々が適当に付い
ているので左右の断崖絶壁に落ちないで登り切ることが出来ました。早咲きのミツバツツジがうれしかね。

 

 その先は高野槇の肩という名が付けて在り広い肩幅があり登りも緩くなって休憩地とするには最適です。

 

 七合目には大きな岩の関所が在りましたが何とかクリヤーしました。

 

 小休憩し進むと打越分岐と成りました。此処から進路は真北に成りました。木々をくぐり進むと谷沿いの
急な登りと成り更に進むと左斜面をトラバースしながらと成りました。

 

 八合目、九合目とやはり急な登りです。あと五分の立て標識に励ませながら最後の日と頑張りです。

 

 やった!山頂に着きました、二体のお地蔵様がお出迎えされました。有り難う御座います。

 

 お地蔵さまに御挨拶をしたあと見晴らしの良いと聞いていた展望所へ移動します、直ぐでした。
東側が良く見えました。米良三山の一つ石堂山が見えていて今度登るの待っていて下さいと言う。

 

 山頂に戻り、今度は西側を見ると二月の連休に登った尾鈴山が見えました。 大きな連山ですね!
登り甲斐が有った筈ですねと思いました。

 

 お地蔵さまの真っ赤なよだれかけが気に成り何気なく裏を見ると一日前の昨日に宮崎山岳会が
登られて替えられたのですね。

 

山頂広場で二人もんの記念写真を撮り、早めのお昼にしてもう一度お地蔵さまに御挨拶して下山しました。

 

 デジブックで写真の説明をしています、見てね。

デジブック 『地蔵岳/九州百名山』

付録

下山して有楽椿(うらくつばき)の里見物

車を留めた所より往復と見学時間を入れても30分位で行けますので是非とも地蔵岳登山者には下山の
後には見物して貰いたい所だと宮崎県観光担当が言われているかも知れません。
水洗トイレも完備しています。
  素敵な所で綺麗に管理されていましたが無人でした。

有楽椿の里より見る地蔵岳

 完

 

 

 

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三方岳(さんぽうだけ) 標高1,479m 宮崎県・椎葉村 九州百名山 2012年2月26日(日曜日)

2012-03-03 18:31:28 | Weblog

 宮崎県椎葉村の秘境の峠(国道388号線、大河内越峠)に登山口が在る三方岳に登りました。
冬枯れの尾根歩き好かったよ。

 前日の土曜日の夕方に何時ものように出発し九州自動車道に入る、人吉インターで降りて
国道219号線に
移り東へと進む。人吉市郊外の錦町に有る【道の駅 錦】に午後10時過ぎに
到着しました。


 ここは市房山登山の時と白髪岳登山の時にも使わせて貰っていますので懐かしいです。
奥には広大な
公園まで在る立派な道の駅ですが暗いので見えません。帰りにも寄って
買い物しながら見学しましょう。

 車中泊して午前3時過ぎに起き出します。洗面など済ませて出発です。国道219号線を東に
進み
多良木町を過ぎ、其の先の湯前町で左折し国道388号線にルートを取ります。此処からは
大体北東に
進みます。市房山ダムの右側を過ぎます。

 市房山キャンプ場を過ぎると道は一気に狭まり1.5車線で其の上
クネクネ道と成りました。
初めて通る道だし未だ真っ暗なので慎重に進みます。

 県境を越え宮崎県に入ります。国道265線と一緒になり4~5km走ると城と言う交差点で
別れ又国道388号
線単独です。北に向かい本郷上、屋敷野を過ぎヒラ谷渓谷を進むと至る所に
落石注意の看板が立っています。


 カーブを曲がった目の前に大きな熊さんが何匹か寝ています。ビックリしながらも良く見ると
落石です。
もう駄目です、進めませんと言いながら下車して幾つもの落石を何とか滑らせながら
道を広げました。

 一番重たいのは100kgは楽に有ったと思うけど緩い斜面だったので移動できました。
この間、頭上から新たな落石が落ちてくるのではないかと冷や冷やでしたね。


 夜明け前になり周囲の山々が見え始めた頃に大河内峠に着きました。

【道の駅 錦】から2時間弱掛かったかな。
 峠には登山口の案内と九州大学宮崎演習林の大看板が大きく描かれているので、
この道をを通る人は皆さん御存知でしょう。
 それにしても国道が通る前は椎葉村の九州秘境だったのでしょう。

            人吉市から登山口までの道路です。      実際に歩いた登山ルートです。

                クリックして視てね。                 クリックして見てね。

                                    

 登山口と駐車場です、左に見える舗装道路が国道388号線です。峠だけ少し広くなっていました。
真後ろが登山口入口です。右手は演習林で立ち入り禁止でした。

 登山口にある説明板、登山者の皆さんーーー    植林と演習林の自然林の境が最初の登山道、

                                 結構な急なのぼりです

 

 急登の限界地には木製階段が在るけど役立たず。  尾根に出ました、左に90度南に向きを変えます。

 

 最初のピークで1,318m地点です。真後ろの近い山は尾崎山1,439mでしょう。

 低い常緑樹の間を降りたり登ったりします。      遠くに見えるピークも多分歩くのかなと言う。

 

 尾根道は広く歩きやすいですね。            冬枯れの景色も良いものです。

 

 振り返り見る九州中央山地国定公園です。雪を冠ぶるのが国見岳1,739mでしょう。

 60分歩いたそうですね、もう少し歩いたよ。      この低木の名は?至る所に林を作っていました。

 

 幾つかのピークを過ぎまた降りています。       広い尾根道はガスが出ると道迷いも出るでしょう。

 

 次のピークがあれですね。                 其のピークに向かい登っています。

 

 三角点の在るピークで一寸一休みしましょう。     あと60分の所まで来ました、あれが山頂?と

 

 ブナ林の中を最低鞍部1,242mに向かって降りて行きます。

 最低鞍部より237m登り返し山頂に向かう途中に球磨川源流の滝の音が右沢に聞こえました。

 水場が在るよ、見てみてと声を掛けもう一度みると、上流の小川は一部氷結していました。

 

 上の方から、山頂らしき明るさが見えるよと。     登ってみると最後の本尾根道で少し左に折れる。

                                 あと20分と書いてある、下山時ここで右に降りるよ。

 

 山頂に着きました。また一つ九州百名山の一つに登れました、嬉しいね。山頂は割りと広い。

 

 南から南西の方向です。左のピークが石堂山です、右の雲が掛かりそうなのが市房山です。

未踏の石堂山は今度のぼります。一度登った事の在る市房山は次回は縦走したいですね、無理か?

 

 下山開始した直後です、目の前の尾根道を全て歩き返して登山口に戻るのです。

 折れた大きな木が他の木に飛び掛ってる。      四方に枝を伸ばした大きな木も在りました。

 

 登山口を過ぎた所です。向こうに見えるのは九州大学専用の林道で、右が登山者用駐車場です。

   さすがに季節外れの山なのでしょうか? 其れともアプローチの性なのでしょうか? 
 誰一人の登山者にお会いしませんでした。

 デジブック 『三方岳/九州百名山』

 

コメント (1)
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