結構に疲れた愛子岳登山の次の日はヤクスギランド観光で休養しました。疲労も取れたので翌5月5日は
低山ながらも屋久島一の難関かもと言われているモッチョム岳登山を予定通り決行する事にしました。
県道77号線上の塩屋崎辺りから見たモッチョム。 JR屋久島ホテル前から見たモッチョム岳全貌。
千壽滝とモッチョム岳登山口案内板。 登山口先にある千壽滝展望所。
5月4日の夕方、尾之間にあるJR屋久島ホテルの海の見える日帰り天然温泉で筋肉をほぐしてからモッチョム
登山口の在る千壽滝駐車場に移動する。水洗トイレもある観光地の駐車場で綺麗に整備されていました。
暗くなる前に夕食を摂り直ぐに車中泊としました。夜明け前に起き出し素早く準備してヘッドランプを付けて歩き出
しました。登山者と思われる車が何台も泊まっていたので皆さん後から追いついてくるでしょうねと言いながらです。
初心者向けでない登山道なので其の積りでと。 登山口は未だ暗い、写真のためヘッドランプを隠す。
登山口直ぐ上の分岐を左に。 暗い木々の間に明るい滝が見ゆる。
一回目の渡渉後は万代杉方向が進路です。 少しずつ明るくなる中、急坂を行く。
明るく成って来てもう直ぐ尾根に出ますねと言いながら登り切ると万代杉に着きました、本物の屋久杉ですね!!
体と比較すると巨大な幹周りが判ります。万代杉までは登りが何処までも続くの?と言う位に大変でした。
途中まで何回か水場が在りました、此の先にも一箇所水場有りと案内書に書いていたけど見つけられず。或は小谷が
在りましたので其処の事かも知れませんでしたね。水が流れていたかな?記憶曖昧です。万代杉の北側に回りこみ
小さなアップダウンを繰り返すとモッチョム太郎の看板が在りましたが何処の杉なのか良く分かりませんでした。
照葉樹林の登りが続き頑張る事少々の時間でコース最高地点の神山展望台に着きました。
息が上がるな~。 もう直ぐ尾根だよ~。 万代杉前にて 。 巨大な胴回りの杉だな。
モッチョム太郎は何処に居るの? 最高地点には真っ直ぐ伸びる大きな小杉(樹齢1,000年未満)
最高地点には巨大な杉が鎮座していましたが真っ直ぐ伸びていたので屋久杉で無く小杉なのでしょう。南には木々の
間にモッチョム岳らしきピークとその先には太平洋が見えてきました。まだ距離が有るな、しかも此処から鞍部まで
可也降りていきそうです。
最高地点から鞍部に下りる案内板、山頂まで20分と。 急激に降りて行きます、一番低い所までは標高差
一時間以上かかりましたよ。 100m在りました、此れだけでも在り得ない山です。
約、標高差70m折りきった鞍部の先には急斜面の樹林が待っていて太い黒いロープが下がっている。手を離さない
様に足を滑らせないように登り切り暫くは尾根を行く。本当の山頂らしきピークが見えてきました。
ピークではないが近い感じです。 真ん中に山頂ドームが見えます。
山頂ドームの最後の太いロープに身を預け必死に岩登りをすると山頂に着きました、凄く嬉しかったです。天気が良く
景色も最高でした。勿論、天気が悪く雨でも降ったら登れない山でしょうし、他の登山者も同じ話をされていました。
山頂に着いた瞬間です。 疲れましたか?
太平洋が見えますけど霞んでました。 名山にしては小さな山頂標識、前岳だからでしょうか?
昼ごはんのパンを二個と水分補給し山頂からの景色をこわごわ楽しみ下山開始いたします、なにせ未整備な
登山道なので登りに費やしたと同じ位は下山にも時間が掛かるでしょうから。
山頂直下まで安心した顔です。 左手で持ってる固定ロープで左の大岩を山頂まで登り
降りするのでした。
下山チ中サクラツツジが目に入りました。 二俣に成った杉をくぐり尾根道を行く。
振り返ると山頂ドーム岩が見えました、あそこに登った! 最高地点で余裕のポーズが取れてきましたね。
神山展望台から小谷に降りていく。 小谷には矢張り水は流れていない。
万代杉までやっとこさ帰って来ました。 渡渉が始まると登山口も近い。
最後の渡渉をして、もう安心ですね。 登り始めた時と同じ位に暗くなって来ました。
GPS軌跡です、クリックで モッチョム岳全貌。
超拡大します。
デジブック 『モッチョム九州百名山』
ゴールデンウィークを利用して遠路遥かな屋久島まで旅行して九州百名山に登って来ました。旅行中は好天に恵まれて最高の山歩きが出来ました。
モッチョム岳(本富山)で99座目です。標高940mと高く無い山なのに難易度は屋久島の山々の中で1、2を争う鋭鋒との事で其の通りでしたね。
ガイドブックより
技術度 中
体力度 中
危険度 高