復活!やまがたの四季と暮らし

東北地方を転勤し現在は仙台勤務の週末山形県人。
前タイトル名「山形弁で青森暮らし」から継続のブログです。

八甲田大岳・山頂~酸ヶ湯温泉

2009年06月02日 20時00分20秒 | 登山
青森県第二の標高で八甲田連邦の最高峰となる八甲田大岳1,585m
山頂には景色に見とれていたら30分以上も長居してしまいました。
十分満足したんでサッサと非難小屋経由の毛無岱方向に下山する。

上の画像は下山開始間もなくの大岳北側斜面から見る上毛無岱の様子。

山頂からのパノラマ含めた景色です。
青森市方向

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南側の雲海から頭を出す南八甲田連邦の山並み

同じく

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東側の火口跡は雲の下で、小岳の山腹を雲が素早く流れる。



雲の流れも解る雲海が素晴らしかった。

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最後にもう一回田茂萢湿原方向と青森湾の景色を確認して下山。



上毛無岱は一週間前とは大分雪解けが進んできた様子。
残雪が小さくなり樹林帯周辺に残る程度となり、湿原全体が見渡せるようになってきた。



井戸岳に登り返す登山道はこんな感じ。
登山道がジグザクに誰か(?)のミシン目のように駆け上がっている。
植生回復と土砂流出対策が施されていて、ここも裸地化が進んできた印象です。
今日はこっちのコースには行きません。



この登山コースの付根、大岳と井戸岳の鞍部にある非難小屋
ここから見えている左手にルートをとって、毛無岱方向に下山。




けっこう立派な建物の大岳非難小屋。
二階出入り口がだいぶ高い位置にあって、冬期の積雪量が想像できます。
周辺には数多くベンチが設置してあって、登山最盛期には賑わうんだと思います。
それとも八甲田は冬山のツアースキーでの利用の方が多いでしょうか。


非難小屋より少し下った地点から見上げる大岳。本日の見納めです。
この周辺は野鳥が沢山いる場所でした。
大概静寂な山の中で一羽くらいで鳴いたりしてるんですが、
ウグイスをはじめ数種類の野鳥が一斉にさえずり合っていました。



残雪が残る樹林帯を抜けると上毛無岱の木道に出ました。

高山植物はまだちらほらですけど、一週前には無かった花も咲き始めています。




上毛無岱を突き進むと下毛無岱とを結ぶ木階段が現れます。
途中で解らなくなったが300段近くあり、先週はここを上り下りして結構きつかった。
上部から見下ろす下毛無岱の景色はなかなかのもんです。



階段上部から見下ろす下毛無岱の池塘の様子



下毛無岱に降って来て、ここの木道も所々水没している箇所がある。
ミズバショウは結構長持ちします。



ショウジョウバカマも開花が進んで集団で見られるようになっていました。
一週間の変化って結構大きい。



芽吹きも進み新緑のブナ林も目に鮮やかさを増して来てます。
酸ヶ湯までの登山道も残雪がほとんど消え、所々で登山道を少しだけ隠すのみ。
概ねルートはしっかり解る様になっていました。



酸ヶ湯温泉の建物が見えてきました。
温泉周辺の新緑と残雪のコントラストが鮮やかです。
午後1時50分の到着で、休憩いれて4時間30分・約9㎞の
八甲田大岳登山の終了です。
一日の行動としては長すぎず短すぎず、そんでこっ早い行動も必要ないですし、
季節によっては花や紅葉観賞で長い休憩もとれますから、安全でお手ごろな
山ではないでしょうか。
(ただ、濡れた木道の下りはすっ転びます)

ちなみに、登山開始時、上部駐車場スタートしたときに2人組みのお嬢さんが多少
先行していて、追い抜いてきてました。
そしたら、下山時の下毛無岱の休息所に先に居て、いつの間にと驚いて聞いたら、
残雪が多くて諦めて引き返し、毛無岱方向に登り返したとのこと。
訳を聞けばなんてこと無いが、地図に無い秘密のルートでもあるのかと戸惑った。
地元青森の方でしたけど、それにしても青森って登山する女性も美人の人多いですね!

おしまい。


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