1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

主な危険予知活動手法-(4)について

2018-08-30 09:59:27 | 日記
(4)危険予知訓練
 危険(キケン)のK、予知(ヨチ)のY、訓練(トレーニング)のTを
とって、KYTという。KYTとは、危険に関する情報をお互いに寄せ集め、
話し合って共有化し合い、それを解決していく中から、危険のポイントと
行動目標、指差し呼称項目を定める手法です。KYTを日常的に訓練する
ことにより、危険に対する感受性、集中力、問題解決能力を高めるほか、
自ら進んで取り組むことにより、実践への意欲を高め、いきいきとした
職場風土づくりに効果を上げます。
 KYTは、KYTの基本手法である「KYT基礎4R(ラウンド)法」を
ベースに産業現場の中で、短時間に活用できる多くの応用手法が生み出され
ました。主な活用レベルの代表的な手法を紹介します。

① 作業指示者レベル
 作業を安全で誤りなく進めさせるには、監督者の適切な作業指示が重要な
要素となる。適切な作業指示とは、5W1H(なぜ、誰が、いつ、どこで、
何を、どのように)により作業指示のもれをなくすとともに、KYの
ポイントを確実に伝える必要がある。また、復唱、復命を活用し作業指示者の
指示が適切に伝わったかを確認することもミスの防止に欠かせない。これら
作業指示者レベルのKYTとして開発された手法に「作業指示STK訓練」、
「適切指示即時KYT」等の手法がある。

② チームレベル
 始業時、現場到着時、作業開始時等、その時その場に即して、チームで
ごく短時間に行うKYT手法が多くの業態で創意工夫され生み出された。
「ワンポイントKYT」、「SKYT(ショートタイムKYT)」はその代表的
手法であり、5分、3分と短時間に行うKYT手法として多くの事業場で
実践されている。

③ 1人レベル
 特に非定常作業における安全確保に有効な手法として開発されたのが
「自問自答カード1人KYT」である。1人KYの問題点は、1人で早く
実践しようとするために重要危険を見落とす可能性があることから自問自答
項目のチェックにより重要危険の見落としを防ぐ手法である。

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