1日講習・全国出張!職長教育・安全衛生責任者教育ブログ

全国を渡り歩き、職長教育・安全衛生責任者教育を1日講習で行う愛知のRSTトレーナー。

作業方法の改善-まとめと討議テーマについて

2018-11-30 13:10:42 | 日記


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改善を進めるための4段階法-(3)について

2018-11-30 10:18:19 | 日記
2.改善を進めるための4段階法
(3)各段階ごとの説明

・第1段階  作業を手順ごとに分解する
作業を細かく観察して手順に分解します。
手順に分解するとき、「作業手順の作り方」とは異なり作業の手順を
一つひとつ拾いあげていきます。表現は作業の目的ではなく、「行動そのもの」
を書きます。たとえば、「ネジを締める」ではなく「ドライバーを時計回りに
回す」と表現します。

次に、一つひとつの手順ごとにその手順を進めるための条件を拾いだします。
この条件は、「作業手順の進め方」で急所として取り上げた「成否」、「安全」、
「やりやすく」が大切なヒントとなります。さらに、作業姿勢や量、頻度、
距離など重要な項目です。この条件に拾いあげた項目こそが、第2段階以降の
主役、すなわち改善の目の付け所となります。

・第2段階  手順ごとに自問する。5W1Hで自問して改善のヒントをつかむ。
ア なぜそれが必要か(Why)
イ なにをするのか(What)
ウ どこでするのがよいか(Where)
エ いつするのがよいか(When)
オ だれが[だれに]するのがよいか(Who)[Whom]
カ どんな方法がよいか(How)

・第3段階  着想を展開する
第2段階の自問の段階は、次の第3段階すなわち着想を展開する段階に
直結している。


この2つの段階で浮かんだ着想は、直ちに作業分解シートの着想の欄に記入
します。このように説明すると、現場の作業をよく知っている職長の皆さんは、
「こんな面倒なことをしなくても、すぐ着想が浮かぶ」と思われるかも
しれません。しかし、第1段階で作業を分解し、一つひとつの手順ごとに
手順を進めるための条件をもれなく拾いだすことで問題点が明確になり、
誤りのない改善案をつくることができ、第4段階で新しい方法を実施に
移すときに説得力のある説明ができるのです。せっかく改善案をつくったのに、
現場で実行されないという苦い経験をされた方も多いことでしょう。

・第4段階  新しい方法を実施する
改善案をつくったら、すぐに実施したくなります。しかし、関係者全員を
納得させ、安全確保、品質・能率の向上という改善の目的を達成するためには、
次に示す手順を踏まなくてはなりません。

ア 関係者の了解を得る。
 その作業に直接携わる作業者はもちろんであるが、前後の工程で影響の
 ある職場の人達、あるいは設備の保全担当者などすべての関係者に
 了解を得ておく。

イ 新しい方法を上司に説明し、承認を求める。
 そのためにも、新しい方法による利点を分解シートを利用して、
 明快な説明をする。また、新しい方法による作業手順書なども
 準備する必要がある。

ウ 新しい方法を作業者に納得させる。
 これまでのやり方が一番良い作業方法だと考えている作業者に、
 新しい方法を納得させるには、それだけの努力が必要である。

エ 新しい方法を仕事に移す。
 関係者全員の納得を得て実施に移したら、その成果を定量的に把握して、
 機会をみて全員に説明する。

これらの4段階法、
① 現状把握、② 問題点の摘出、③ 改善案の樹立、④ 対策の実施
はすべての部門でも問題解決に適用できる手法であり、これを習得すれば
職場のすべての問題解決が可能となるでしょう。

作業改善の一例を次に示します。


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改善を進めるための4段階法-(1)・(2)について

2018-11-29 13:10:19 | 日記
2.改善を進めるための4段階法
(1)対象となる作業の選定

まず、改善を必要とする作業を選定しなければなりません。事故、災害が
発生した作業や、ヒヤリ・ハット活動で摘出された問題のある作業は
もちろんであるが、「どうもやりにくい」、「指示が徹底しない」、「整理整頓が
よくない」、「ムリな姿勢で疲れる」などという、まだはっきり現われていない
ような問題点も発掘する必要があります。

そのためには、パトロールや職場安全衛生会議、安全日誌の記事、点検記録、
さらには休憩時間の会話などにも耳を傾け、問題点を発掘しましょう。

(2)4段階法の概要

作業の改善には、次の4段階法を用いると効果的に進めることができます。


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作業方法の改善-1.改善の必要性について

2018-11-29 10:11:52 | 日記
毎日行っている定型的な作業でも、保全作業のような非定常的な作業でも、
それが最良の方法で行われているか、常に問題意識を持って進めていくことが
必要です。

災害要因を調べると、その8割以上に何らかの不安全行動があり、なぜ
そのような不安全行動が行われているかを考えると、教育の実施や設備の
改善とともに作業方法の改善点が浮かび上がってきます。

さらに、技術の進歩、合理化による組織の変化、作業者の高齢化など
作業要員の変化、作業状況の変化に応じて、作業方法を改善し「より良く」、
「より速く」、「より安全に」できるように作業方法を改善していくことは、
職長の大切な業務であり、部下の能力を最大限に発揮させることができます。

作業方法を改善する目的は
① 事故やケガを未然に防ぐ
 職場で見つけた不安全行動は、すぐその場で是正することが必要ですが、
 「なぜそのような危険な行動をしているのだろうか」とその背景を深く
 考えれば、そこに作業方法の改善の必要性が見えてくる。

② 職場の人たちの「ヤル気」を引き出す
 毎日の作業のなかで日頃から不具合を感じている点が改善されれば、
 それまで習慣的にやってきた作業の中にも、もっとうまくやることが
 できることはないかと改めて作業を見直す気持ちが生まれ、それが職場の
 人達のヤル気を引き出す原動力となる。

③ 作業方法の改善は、作業能率や品質の向上に結びつく
 作業がより安全に、よりやりやすくなれば、当然能率も品質も
 向上してくる。

 このような具体的な効果が得られれば、職場の内外からも認められ、
ますます改善への意欲が増すことになるでしょう。

 このような目的と効果を得るためには、日ごろから問題意識を持ち続ける
ことが大切です。「どうもうまくいかない」という問題意識なくして、
作業改善はあり得ません。

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環境改善の方法と環境条件の保持-まとめと討議テーマについて

2018-11-28 13:17:24 | 日記




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