４．点検を効果的に進める方法－(1) チェックリストについて

４．点検を効果的に進める方法
（１）チェックリスト

　点検は、管理のサイクル（ＰＤＣＡ）の各ステップを確実に踏んでいく
ことにより、効果的に進めることができます。



　点検はチェックリストを用いて、現場で現物を見ながら行われるもの
ですから、チェックリストは、それを使う人の身になって、つまり点検者に
過大な労力を強いることなく、正確で継続的な点検ができるようにつくられた
ものでなければなりません。
　そのためには、
①　必要な項目だけを選ぶ。点検項目が多すぎると手抜きが多くなる。
②　点検しやすい内容とする。できるだけ数値で表せるようにする。
③　正常な範囲と異常の判断基準を示す。
④　点検をスムーズに行うことができるよう、項目を作業の手順に従って
　　設定する。
⑤　チェックリストは、点検結果に基づいて見直すことが必要である。
　　たとえば、当初考えたよりも早く劣化したり異常が発生する項目は、
　　点検周期を短くしたり、逆の場合では長くすることもあり得る。

始業点検時のチェックリストの例を表２－９－５に示します。



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