goo リュウセンの写真日記

自分の思ったことをストレートに携帯やコンパクトデジタルカメラの写真をアップしながら、可能なかぎり毎日書き綴る私日記です。

盛者必衰

2013-12-28 10:00:06 | うんちく・小ネタ

 南信州・根羽村黒川の柿の古木はついに、老齢により、実を付けなくなってしまったようです。

2011年には多くの実をたわわにならせていたものが2012年、2013年と2年間続けて、ほとんど実をつけない状態になったことで、もしかすると、もう多くは望めないのかもしれません。
これも時の流れでしょうか。残念です。

祇園精舎の鐘の声       諸行無常の響きあり
 
沙羅双樹の花の色       盛者必衰の理をあらわす
 
おごれる人も久しからず    ただ春の夜の夢のごとし
 
たけき者もついには滅びぬ  偏に風の前の塵に同じ<o:p></o:p>

 祇園精舎の鐘の音には永遠に続くものは何もないと言っているような響きがある。
 
曼珠沙華の花の色は栄えたものは必ず滅びるという法則を表している。権力を持ったものも長くその権力を持ち続けることはできない。それは春の夜の夢のようだ。強い力を振るったものも結局は滅びる。それは風の前にあるちりと同じである。<o:p></o:p>

 ※解説

祇園精舎の鐘の声
 
「祇園精舎」はインドにあるお寺の名前を日本語に音訳したもの。「声」は「音」の意。

諸行無常の響きあり
 
「諸行」は「万物」、つまりこの世に存在するありとあらゆる物という意味の仏教用語。前の文と合わせて、鐘をついたときにだんだんと小さくなっていく音に永遠に続くものは無いと悟らせてくれるような響きがあるという意味のようです。
沙羅双樹の花の色
 
「沙羅双樹」は「まんじゅしゃげ」のこと。ちなみに、私はこの花のことを「ヒガンバナ」と呼んでいましたが、ほかにも「オバケバナ」などと別名の多い花です。
盛者必衰の理をあらわす
 
「盛者」は、権力を持って栄えた人々ということで、それは必ず衰退するというこの世のルールを表しているという意味です。
おごれる人も久しからず
 
「おごれる人」は「強い権力を持って威張っている人」ということで、全体ではそんな権力を持っている時間は短いという意味です。
ただ春の夜の夢のごとし
 
「春の夜の夢」は、あっという間に終わってしまう幸せな時間のことを表現するのによく使う例えです。前の文と合わせて、永遠に権力を保ち続けるのは無理ということを言っています。
たけき者もついには滅びぬ
 
「たけき者」は「猛き者」、つまり自分の権力や腕力を振りかざしている者ということで、「ついに」は「終に」、つまり「最後には」とか、「結局は」ということを意味します。
偏に風の前の塵に同じ
 
「偏に」は「ただ」と同じ意味で、前の文と合わせて権力を振るった者が滅びるのは、風の前のちりが飛ばされる運命にあるのと同じように、抵抗できない運命なのだという意味のようです。

2011年Imgp2755_2
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2013年は全く実をつけていません。ほぼ同時期なのにこれは残念です。

 


富士山

2013-12-24 15:43:15 | 写真

富士山

雲一つない富士山。 今年、世界文化遺産となった富士山。

誠にありがたいことであるが、富士山の写真というのはとても奥が深く、中々難しい。 雲があり過ぎて、富士山が見えないのも写真にならないが雲がまったくないのも観光客向けにはいいのだが、写真を撮る者にはあまり見え過ぎるのも写真にならなくて困るものだ。

このように、富士山を撮る写真家はわがままだ。 たまたま撮影に来ていい条件に出会うこともあるのだが、中々そう訳にははいかない。

だから、富士山を主体に撮っている写真家は素晴らしい条件に出会う機会を増やすため、富士山周辺に住み着いてしまうのだろうか。

私は富士山周辺にはたまにしか行かないから住み着こうとは思わないが、富士撮影ツアーを担当しているため、年に下見も含めて、数回は行っている程度だ。

まだ凄い傘雲に出会ったこともない。 いい条件に出会い、いい写真を撮るには地元に在住の写真家には到底かなわないのは間違いないけれど・・・。

まだまだ満足できる写真はまったく撮れていないので、しばらくは富士山通いは続く。

しかし、いつかはいい撮影条件に出会いたいものだ。


雪の白川郷

2013-12-21 13:45:33 | 写真

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クラブツーリズムの撮影ツアーを活用して、何と十数年ぶりに白川郷に行った。 最近は自分の撮影範囲として、諸般の事情により関東甲信越静福に限定しているため、岐阜にある白川郷などは撮影に行くことはないのだが、たまたま地獄谷野猿公苑と富山県の雨晴海岸に組み合わさっていたので、撮影することとなった。 しかし、雪の降りしきる中の撮影になったので、中々、厳しい条件となったけれど、それなりにいい写真が撮れたのではと思う。 機会があれば、撮影範囲に拘らずに、特例でまた行ってみたいところだ。


人に教えることが一番

2013-12-19 09:34:24 | 写真

今日は単なる精神論ではなく、ぜひ実践していただきたいお話です。

実は、人間の学びや成長には大きく4つの段階があります。

だれもがこの4つの段階を経て,学びを得て成長していきます。

なので逆に言うと、この4つの段階を理解し、4つの段階に沿って確実に歩みを進めれば、誰でも進化とも言うべき成長を得ることが可能なのです。
もちろん写真の上達も例外ではありません。
4つの段階とは、、
1段目は「知らない」という段階
2段目は「知っている」という段階
3段目は「できる」という段階
そして、4段目が「教えられる」という段階です。

知らない

知っている

できる

教えられる

当然ですが下へ行けば行くほどより高いレベルの知識やスキルや経験が必要とされます。

私自身も数百名を超える方に写真上達の方法をお伝えして、年間1000通を超えるメールサポートをさせていただくことで、非常に速いペースでより深く写真のことを学ぶことができました。
だから、もしあなたが素早い成長を望まれているのであれば、ぜひ学んだことを今日からすぐ
他の誰かに教えてみてください。
DVDの内容を身近な方に説明するだけでもよいでしょう。
一眼レフを購入しようとしているご友人に購入アドバイスをさせてもらうこともよいでしょう。
講座を受講されているお客様の中には、勤務先で写真サークルを作ってしまった方もいらっしゃいます。
あなた自身ができることを教えて差し上げることで、理解が進み、コミットが進み、その学びを
より自分自身の中に深く取り入れることができるようになると思います。

※「フォトアドバイス」から一部抜粋Dscn0030


D5300かD7100どちらがいいか

2013-12-18 09:02:49 | 写真

【質問】
本格的に一眼レフに取り組もうとしております。
今考えているのは、ニコンのD5300かD7100を買おうか迷っています。
予算的には10万円くらいですので、D7100はちょっと私には高価で技術的に高級すぎるかな。
D5300も良さそうだけど、将来的にはレンズを増やせるのか?
そうではなく、もっと古くて、安価なカメラで勉強して力をつけてから新品を買った方がいいのかと迷っております。
ご意見を聞かせてください。

【回答】
D5300 vs D7100
EOS Kiss vs EOS 70Dのように、エントリー機と中級機で迷われる方からの質問をたくさんいただきます。
ズバリ、本格的に一眼レフを楽しみたいのなら中級機であるNikon D7100 または Canon EOS 70Dがおすすめです。

Nikon D7100
http://amzn.to/1bCGDmc

キヤノンEOS 70D
http://amzn.to/1bL76yU

このあたりのクラスだと、写真に凝り出して色んな撮り方を試したくなっても機能不足を感じさせません。
言い換えると、機能が豊富なのでエントリー機より楽に撮ることができます。。
もちろん、エントリー機より重くてかさばるので、「持ち歩きの軽さ」と「撮りやすさ」は反比例します
質問では、本格的に始めたい!ということですので、できればこのクラスの方が良いですね。
一眼レフ入門機(エントリー機)より中級機をお勧めする理由を以下で述べます。

EOS KISS (NikonD5300も)等エントリー機は中級機に比べて機能がいくつか省略されています。
中級機は大きく重く高価ですが、豊富な機能のおかげで「撮りやすい」というメリットがあります。
また中級機以上はファインダーにペンタプリズムを使用しています。
このペンタプリズムはガラスの塊で、ファインダーが明るく見やすくなります。
一眼レフの撮影は主に光学ファインダーを使うので、覗いたときの感動や、シャッターを切る喜びは中級機の方が大きいかもしれません。
中級機以上はサブ電子ダイヤルがあります。
カメラ操作に慣れて、少しでも素早く設定したくなった時に、サブ電子ダイヤルがあると絞りなどの設定が楽に行えます。
上部にもサブ液晶モニターがあるので確認しやすいですね。
オートフォーカスのAFポイント数が中級機以上になると格段に増えます。
ファインダーの見やすさや設定のやりやすさは多少我慢できますが、オートフォーカス性能は
シャッターチャンスに直接影響します。

以上、メリットをいくつか挙げましたが、
ニコンなら D7100
キヤノンなら EOS 70D
をお勧めします。

カメラはフィーリングも大事ですので、触ったフィーリングで決めてもよいですよ。
大きくて持ち歩かなくなると本末転倒ですのでどうしても小さい機種が良いならエントリー機やミラーレスでもよいかもしれませんね。
「大きくて重いのは絶対に嫌!」こればかりはどうしようもありません。

一緒に買いたいキットレンズ/交換レンズについて、補足しておきます。

初めての一眼レフなら18-55mmキットレンズは持っていたほうが便利です。
セットで安価になっていますし、軽量です。
弱点は開放F値が暗いことです。
これはレンズの重量とトレードオフですね。

NikonD7100の場合
レンズキットは迷いますね。
実はここの選択、けっこう難しいかもしれません。

1本なら16-85mm f/3.5-5.6G ED VRが良いです。
広角側が18→16mmに広がることは非常に大きなメリットです。
もし広角ズームを購入する予定なら、望遠側を伸ばした 18-105mm f/3.5-5.6G ED VRでも良いかもしれません。
他の交換レンズは、撮りたいものと予算で変わります。
レンズを交換出来るのが一眼レフですので、それは撮りながら、少しづつ揃えていくと良いですね。
交換レンズを購入する際に検討してもらいたいのがシンデレラレンズです。
シンデレラレンズとは、3万円代くらいまでで購入出来る単焦点レンズを示す造語です。

D7100、70Dの撮像素子サイズはAPS-Cです。
基準となる標準レンズは35mmくらいですね。

35mmより数字が小さければ広角レンズ、35mmより数字が大きいければ望遠レンズです。

ニコンだと標準レンズは、これが使いやすいですね。イチオシです。

AF-S DX NIKKOR 35mm f/1.8G
http://amzn.to/VDEsE4


キヤノンだと、少し望遠よりでポートレートに向いた
EF 50mm F1.8 II
http://amzn.to/1gqSXpn
EF 40mm F2.8 STM
http://amzn.to/Y4NVdf

高価になってしまいますが、画角が標準レンズに近いので使い勝手の良い
EF 28mm F2.8 IS USM
http://amzn.to/Ifk9Oj
EF35mm F2 IS USM
http://amzn.to/JeYTYV
がおすすめです。

単焦点レンズはキットレンズに比べて、開放F値が明るく、ズームレンズのように複雑な構造では無いのでとても軽量です。
明るい+軽量+比較的安価 ですね。

※「フォトアドバイス」から一部抜粋Dsc01943