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肝炎友の会との関わりで成長した肝臓専門医のブログです。2007.9.4より新規開始しました。

『育ちは生まれに優る!』 崎谷先生のフェイスブックから

2016年04月08日 | 健康になるために 生き方について
崎谷先生のフェイスブックから、おおおっと思ったのでコピペさせていただきました。

『育ちは生まれに優る!』
今朝は春一番というような可愛いものではなく、大嵐でした。
桜の花はもちろん、木々の葉がベランダ、庭、道路に散乱し、さながら台風の後のような景色でした。。。
さて、ホルモンの真実セミナーでもお伝えしてきた「刷り込み現象」。
これは、胎児あるいは乳児期に環境の影響を受けた遺伝子(遺伝子のスイッチの変化)が受け継がれていくという現象でした。
そのような遺伝子の変化もさらにその後の環境によって変えることができるのではないか。。。
そのように思っていました。

それはライフスタイルを少し変えるだけで心身が生き返ったり、慢性病が治癒する現象をたくさんみてきたからです(*^_^*)。
(この現象をさらに深く切り込んだものを4/19のガンセミナーではお伝えしたしますね(^J^)。)
さて、ラットを使った実験で「環境が遺伝をこえる」という現象を実証した興味深い研究が報告されました(ranslational Psychiatry, 2016; 6 (3): e770)。

それは生まれつき「うつ状態」のラットを心理療法で治すことが可能だったという実験。
ラットに心理療法??
どのような内容かと興味がそそられましたが・・・
生来のうつ状態のラットを広い遊具道具をたくさん備え付けた場所で1カ月遊ばせたというものでした!(^^)!。
もちろん噛み噛みする道具も(これは非常に大切なんです。パレオフィットネスにも通じます~(^J^))
たったこれだけでうつ状態のラットのうつ行動がぐっと減ったといいます。
そしてうつから回復基調のラットをさらに水のタンクに放り込む実験をすると・・・
ちゃんと泳いで出口を探したということでした。
うつ状態だと、ただ浮かんでいるだけだそうです。
ちなみに、通常のラットを縛り付けてうつ状態にした場合、水のタンクに放り込むとただ浮かぶだけになったそうです。
やはり、環境こそがすべてを変える力をもっているということですね。
これはとても朗報です。
社会・教育・治療・愛の本質もここにあるからです。
いま、とても大変な状況にあっても、環境を変えることで、すべてが変わるんですよね。
だから現実と親密にということですよね!(^^)!。
 
 この本の中での改訂部分アップデートが上のスライドの青字の部分です。

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